話題株ピックアップ【夕刊】(2):物語コーポ、PILLAR、メルカリ
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■物語コーポレーション <3097> 4,775円 +510 円 (+12.0%) 本日終値 物語コーポレーション<3097>は続急騰し、昨年来高値を更新。9日の取引終了後、26年6月期第2四半期累計(7~12月)の連結決算を発表した。売上高が722億9900万円(前年同期比20.6%増)、営業利益が54億7000万円(同26.2%増)だったとしており、好業績を評価した買いが集まった。同社は食べ放題の「焼肉きんぐ」をはじめ外食チェーンを展開している。12月中間期は焼き肉や海外を中心に各カテゴリーで増収となった。収益性の向上に向けては価格改定や配膳ロボットの導入台数の拡大などを進めている。 ■PILLAR <6490> 7,640円 +780 円 (+11.4%) 一時ストップ高 本日終値 PILLAR<6490>が一時ストップ高に買われ、上場来高値を更新した。9日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想と配当予想を上方修正しており、材料視された。今期の売上高予想は従来の見通しから5億円増額して580億円(前期比微増)、最終利益予想は13億円増額して85億円(同2.4%増)に引き上げた。減益予想から一転して増益を計画する。期末配当予想は25円増額して80円に修正。年間配当予想は130円(前期は125円)となる。電子機器関連事業において、国内半導体市場向けの製品の回復を予想。海外半導体市場向けも堅調に推移するとみる。産業機器関連事業でも半導体製造装置向けの販売が堅調となると想定し、業績予想を見直した。4~12月期の売上高は428億8700万円(前年同期比1.7%増)、最終利益は65億4200万円(同6.8%増)となった。 ■メルカリ <4385> 3,567円 +343 円 (+10.6%) 本日終値 メルカリ<4385>は急伸。1月30日以来の昨年来高値更新となった。9日取引終了後、上期(25年7~12月)連結決算を発表。売上高は1062億5500万円(前年同期比12.8%増)、営業利益からその他の収益・費用などを控除したコア営業利益は202億3300万円(同80.9%増)となった。好決算を評価した買いが集まっている。フリマアプリの成長継続や「メルカード」会員の獲得による決済拡大などで国内事業が大きく伸長。米国事業もキャンペーンなど各種施策が奏功し、堅調に推移した。足もとの業績動向を踏まえ、通期予想のレンジを上方修正。売上高を2000億~2100億円から2100億~2200億円(前期比9.0~14.2%増)へ、コア営業利益を280億~320億円から320億~360億円(同16.1~30.6%増)へ引き上げた。 ■住友重機械工業 <6302> 5,984円 +568 円 (+10.5%) 本日終値 住友重機械工業<6302>は急伸。この日午後2時ごろ、26年12月期連結業績予想について売上高を1兆900億円(前期比2.2%増)、営業利益を600億円(同16.5%増)と発表した。前期から一転して増収増益となる見通し。配当予想は145円(前期125円)とした。これを好感した買いが入った。同時に発表した25年12月期決算は、売上高が1兆668億円(前の期比0.4%減)、営業利益が514億8200万円(同6.6%減)だった。「ロジスティックス&コンストラクション」部門で油圧ショベル事業が減少し、運搬機械事業でも好採算案件が減少。「インダストリアル マシナリー」部門で半導体関連の受注残が少なかったことなどもあり、全体の足を引っ張った。前の期に減損損失を計上した反動で純利益は大幅なプラスで着地した。あわせて、取得上限400万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.32%)、または100億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は3月2日~11月30日。これも買いの手掛かりとなっている。 ■三菱地所 <8802> 4,929円 +463 円 (+10.4%) 本日終値 三菱地所<8802>は6日続伸。9日取引終了後、26年3月期連結業績予想について純利益を1950億円から2200億円(前期比16.2%増)へ上方修正すると発表した。国内キャピタルゲインの拡大に加え、政策保有株式の売却加速による特別利益の増加が寄与する見込み。なお、売上高については従来予想を据え置いた。また、配当予想も同じく据え置いた。あわせて、取得上限1300万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.07%)、または300億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は2月10日~3月31日。利益予想の上方修正と自社株買いを好感した買いが入った。 ■大阪チタ <5726> 2,750円 +250 円 (+10.0%) 本日終値 9日に決算を発表。「今期経常を6%上方修正」が好感された。 大阪チタニウムテクノロジーズ <5726> [東証P] が2月9日大引け後(16:00)に決算を発表。26年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比28.4%減の56.9億円に減った。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の48億円→51億円(前期は90.7億円)に6.3%上方修正し、減益率が47.1%減→43.8%減に縮小する見通しとなった。 ■協和キリン <4151> 2,602円 +232 円 (+9.8%) 本日終値 協和キリン<4151>は大幅反発。9日取引終了後に25年12月期連結決算を発表し、売上高は4968億2600万円(前の期比0.3%増)、最終利益は670億4000万円(同12.0%増)だった。北米を中心にグローバル戦略品が伸長。販管費や研究開発費の減少も寄与した。続く26年12月期の売上高は5200億円(前期比4.7%増)、最終利益は750億円(同11.9%増)と成長が続く見通し。あわせて、配当方針について「コアEPSに対する配当性向40%を目処とし、継続的な増配」から「DOE4%以上・累進配当」へ変更すると発表。これに伴い、配当予想は70円(前期62円)とした。これを評価した買いが集まっている。 ■五洋建設 <1893> 2,111.5円 +181.5 円 (+9.4%) 本日終値 五洋建設<1893>が急伸。海洋土木に強みを持つ建設大手で国内だけでなく海外案件でも実績が高い。業績は豊富な受注残を背景に防衛関連案件などが好調に売り上げに反映され、工事採算も改善していることから利益の上振れ効果も発現している。9日取引終了後、26年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の395億円から505億円(前期比2.3倍)に大幅増額した。また、併せて今期年間配当を従来計画に10円上乗せし44円(前期実績は24円)とすることも発表しており、大幅な収益上振れと配当増額を好感する買いを呼び込んでいる。 ■楽天銀行 <5838> 8,400円 +722 円 (+9.4%) 本日終値 楽天銀行<5838>が急反発。同社は9日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。今期の純利益予想について従来の見通しから69億1800万円増額して712億6600万円(前期比40.3%増)に引き上げており、ポジティブ視した買いを誘発した。貸出金利息や買入金銭債権利息などの資金運用収益が拡大する。4~12月期の純利益は531億1900万円(前年同期比50.9%増)となった。 ■日本トムソン <6480> 1,070円 +85 円 (+8.6%) 本日終値 日本トムソン<6480>が大幅高で再び4ケタ大台に切り返し、一時10.7%高の1090円まで駆け上がり昨年来高値を更新した。長期波動でも2018年5月につけた1053円をクリアし、時価は2007年8月以来約18年半ぶりの高値圏に浮上した。直動案内機器を製造・販売し、特に半導体製造装置向けで高い商品競争力を発揮している。また、工作機械やロボットアームの回転部分に組み込まれるニードルベアリングでも需要を獲得し収益に反映、株式市場の世界的なテーマとなっている「フィジカルAI」関連の一角としても頭角を現している。足もとの業績は成長路線をまい進。半導体製造装置向け直動案内機器、ロボット向けベアリングともに好調で、9日に発表した26年3月期第3四半期(25年4~12月)決算は、営業利益が前年同期比3.4倍の23億6100万円と急拡大した。これが評価され波状的な買いを呼び込んでいる。株価は昨年4月を大底に約10カ月にわたり一貫して下値を切り上げているが、PBRは依然として1倍を下回った状態で割高感が意識されにくく、今後一段の増配が期待できることもあって、追随買いを誘導している。 株探ニュース
