話題株ピックアップ【夕刊】(2):新明和、帝人、GSユアサ

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■新明和工業 <7224>  2,366円   +132 円 (+5.9%)  本日終値
 新明和工業<7224>が大幅続伸し昨年来高値を更新。3日の取引終了後に発表した第3四半期累計(4~12月)連結決算が、売上高1957億3900万円(前年同期比4.5%増)、営業利益88億5600万円(同6.5%増)、純利益63億3900万円(同28.5%増)と増収増益で着地したことが好感された。電気自動車(EV)市場の落ち込みを受け、リチウムイオン二次電池の製造に使われる真空乾燥装置の販売が減少した産機・環境システム事業は苦戦したものの、売価改定効果や航空機事業との協業による防衛事業の増加もあって特装車事業が好調。また、防衛省向け輸送機コンポーネントの増加などによる航空機事業の伸長もあって、営業利益は前年同期・社内計画のいずれも上回って着地した。なお、26年3月期通期業績予想は、産機・環境システム事業の減少から売上高は2850億円から2810億円(前期比5.5%増)へやや下方修正したものの、特装車の売価改定効果や数量・製品構成差の影響、パーキングシステム事業の伸長などから営業利益150億円(同7.4%増)、純利益92億円(同2.7%増)は従来見通しを据え置いている。

■帝人 <3401>  1,584円   +81.5 円 (+5.4%)  本日終値
 帝人<3401>は後場に急落した後、急速に切り返す展開となった。同社は4日、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比12.7%減の6598億7800万円、営業損益は537億7300万円の赤字(前年同期は437億2700万円の赤字)、最終損益は589億7000万円の赤字(同509億8000万円の黒字)となった。アラミド事業や炭素繊維事業の構造改革費用や減損損失の計上により、大幅な最終赤字で着地した。一方、10~12月期においてマテリアル部門とヘルスケア部門の事業利益は前年同期比で増益となったほか、業績・配当予想は据え置きとなった。一時的要因で赤字となったものの、構造改革効果により来期の業績回復を期待する向きもあり、下値では押し目買いを集める形となった。

■GSユアサ <6674>  3,842円   +188 円 (+5.2%)  本日終値
 ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674>が後場終盤になって上げ幅を急拡大させた。午後3時ごろに、26年3月期の連結業績予想について、営業利益を510億円から535億円(前期比6.9%増)へ、純利益を330億円から360億円(同18.4%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を50円から60円へ引き上げ年間配当予想を90円(前期75円)としたことが好感された。産業電池電源の常用案件の期ずれの影響などから売上高は6000億円(同3.4%増)の従来見通しを据え置いたものの、自動車電池で米国IRA(インフレ抑制法)に係る補助金の影響が見込まれることや、車載用リチウムイオン電池で販売価格是正の取り組みを進めていることなどが寄与する。なお、同時に発表した第3四半期累計(4~12月)決算は、売上高4329億8300万円(前年同期比1.4%増)、営業利益379億7100万円(同19.5%増)、純利益220億7100万円(同20.0%増)だった。

■TOA <6809>  1,751円   +84 円 (+5.0%)  本日終値
 3日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が57%増益で着地・10-12月期も35%増益」が好感された。
 TOA <6809> [東証P] が2月3日大引け後(15:30)に決算を発表。26年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比56.9%増の35.2億円に拡大し、通期計画の47億円に対する進捗率は75.0%に達し、5年平均の51.3%も上回った。

■旭化成 <3407>  1,594円   +73 円 (+4.8%)  本日終値
 旭化成<3407>が後場急伸。午後0時30分ごろに26年3月期の連結業績予想について、営業利益を2210億円から2250億円(前期比6.2%増)へ、純利益を1400億円から1450億円(同7.4%増)へ上方修正したことが好感された。売上高は3兆800億円から3兆650億円(同0.9%増)へ下方修正したものの、「重点成長」事業と位置づける医薬事業が、24年10月に連結したスウェーデンのカリディタス社の業績貢献もあって大幅に利益が伸長していることが要因。また、エレクトロニクス事業も感光性絶縁材料パイメルやプリント基板用絶縁材ガラスクロスなどAI用途向けの関連製品を中心に堅調に推移しており、業績を牽引する。なお、同時に発表した第3四半期累計(4~12月)決算は、売上高2兆2612億円(前年同期比0.1%増)、営業利益1739億4900万円(同6.2%増)、純利益1206億700万円(同22.7%増)だった。医薬事業の利益成長が寄与したほか、国内住宅事業が堅調に推移した。

■アイカ工業 <4206>  3,673円   +150 円 (+4.3%)  本日終値
 アイカ工業<4206>が大幅続伸。同社は3日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比0.8%増の1862億3900万円、経常利益は同6.6%増の240億3300万円となった。10~12月期の経常利益は約13%増と2ケタ増益となった。また、期末配当予想を従来の見通しから2円増額して72円としており、これらをポジティブ視した買いが優勢となった。4~12月期は化成品セグメントが減収・営業減益となった。一方、建装建材セグメントでは戦略的商品の床材「メラミンタイル」の売り上げを着実に伸ばし、メラミン不燃化粧板「セラール」において高付加価値商品が拡大。同セグメントでは増収・営業増益となった。年間配当予想は138円(前期は126円)となる。

■太陽ホールディングス <4626>  5,339円   +213 円 (+4.2%)  本日終値
 太陽ホールディングス<4626>が後場も堅調。正午ごろに26年3月期の連結業績予想について、売上高を1288億円から1330億円(前期比11.8%増)へ、営業利益を269億円から296億円(同34.1%増)へ、純利益を184億円から201億円(同86.5%増)へ上方修正を発表。材料出尽くし感からいったんは売られたものの、その後は強含みで推移している。半導体パッケージ基板用部材やリジッド基板用部材の中国向け製品の需要が想定を上回り、第3四半期のエレクトロニクス事業の業績が想定を上回ったことが要因としている。なお、同時に発表した第3四半期累計(4~12月)決算は、売上高1037億4200万円(前年同期比14.4%増)、営業利益245億7100万円(同36.4%増)だった。

■ニトリホールディングス <9843>  2,743円   +107 円 (+4.1%)  本日終値
 ニトリホールディングス<9843>が大幅続伸。3日の取引終了後に発表した1月度の月次国内売上高で、既存店売上高は前年同月比1.0%減と5カ月連続で前年実績を下回ったものの、10月の同3.5%減、11月の同5.8%減、12月の同9.2%減に比べて減収率が縮小しており、これが好材料視されたようだ。今季最長の寒波の影響で積雪地域では外出困難となったこともあり、客数は同1.7%減となったものの、客単価は同0.7%増と上昇した。テレビCM効果や、月後半からの気温低下の影響などにより、特にウィンドウカバリング用品や寝具・寝装品などの売り上げが好調だった。なお、全店売上高は同1.7%増と5カ月ぶりに前年実績を上回った。

■INPEX <1605>  3,561円   +124 円 (+3.6%)  本日終値
 INPEX<1605>と石油資源開発<1662>は続伸。3日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の3月限が前日比1.07ドル高の1バレル=63.21ドルと上昇した。インドがロシア産原油の輸入を停止することが明らかになり、ロシア産原油の供給減少による需給引き締まり観測が浮上した。また、米軍がアラビア海でイラン製ドローンを撃墜したと伝わり、地政学リスクが高まったことも原油価格を押し上げた。

■三菱重工業 <7011>  4,756円   +108 円 (+2.3%)  本日終値
 三菱重工業<7011>が売り物をこなし、プラス圏で推移。同社は4日、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比9.2%増の3兆3269億7600万円、最終利益は同22.6%増の2109億9600万円だった。通期の売上高予想は据え置いた一方、受注高の予想は従来の見通しから6000億円増額して6兆7000億円(前期比4.6%増)、最終利益予想は300億円増額して2600億円(同5.9%増)に引き上げた。発表直後に株価は瞬間的に軟化したものの、下値を探る姿勢は限られ持ち直した。エナジー部門でのガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)やプラント・インフラ部門でのエンジニアリングの受注見通しを引き上げた。プラント・インフラ部門ではエンジニアリングと製鉄機械の利益予想を上方修正している。4~12月期の受注高は5兆291億円(前年同期比12.6%増)。受注残高は前年度末から2兆111億円増加の12兆2474億円となった。

株探ニュース

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