話題株ピックアップ【夕刊】(1):平河ヒューテ、日精工、住友鉱

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■東祥 <8920>  906円   +150 円 (+19.8%) ストップ高   本日終値
 東祥<8920>がストップ高の906円に買われた。3日の取引終了後に26年3月期の連結業績予想について、売上高を267億9000万円から272億円(前期比23.6%減)へ、営業利益を58億8000万円から70億円(同18.9%増)へ、純利益を23億3000万円から30億円(同2.4倍)へ上方修正したことが好感された。子会社ABホテル<6565>が運営するホテル事業が堅調に推移していることに加えて、主力のスポーツクラブ事業が会費単価の改定の影響などにより予想を上回る業績となっていることから売上高・利益を見直した。なお、同時に発表した第3四半期累計(4~12月)決算は、売上高209億5100万円(前年同期比29.2%減)、営業利益59億5400万円(同22.7%増)、純利益27億1800万円(同18.5%増)だった。あわせて上限を200万株(自己株式を除く発行済み株数の7.31%)、または16億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。取得期間は2月4日から7月31日までで、経営環境の変化に応じた機動的な資本政策の遂行及び資本効率の向上を通じた株主利益の向上を目的としている。 

■ヒロセ電機 <6806>  19,575円   +2,525 円 (+14.8%)  本日終値  東証プライム 上昇率トップ
 ヒロセ電機<6806>が大幅続伸。3日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算発表にあわせて、通期業績予想を修正した。売上高予想を前回予想の2000億円から2050億円(前期比8.2%増)、営業利益予想を400億円から410億円(同3.9%減)、最終利益予想を300億円から305億円(同7.7%減)に引き上げており、減益幅が従来の想定よりも縮小する見通しを示したことを好感した買いが集まった。一般産機向けビジネス及び為替動向が想定を上回る。為替レートは通期のレートについて1ドル=150円(前回予想は147円)、1ユーロ=174円(同171円)、1ウォン=0.1050円(同0.1050円)を前提とする。同社は主にコネクターの製造・販売を手掛ける。4~12月期は売上高が1565億4900万円(前年同期比8.4%増)、営業利益が325億300万円(同5.0%減)、最終利益が248億1200万円(同10.0%減)になった。一般産機向けがトップラインの拡大を牽引したものの、利益面で金属材など材料コストが増加し負担になった。また、有価証券評価益が5億8000万円減少したことも重荷になった。

■平河ヒューテック <5821>  3,325円   +348 円 (+11.7%)  本日終値  東証プライム 上昇率2位
 平河ヒューテック<5821>が大幅高で4日続伸し昨年来高値を更新。3日の取引終了後に発表した第3四半期累計(4~12月)連結決算が、売上高285億4500万円(前年同期比21.6%増)、営業利益34億9700万円(同2.1倍)、純利益29億3500万円(同84.8%増)と大幅増益で着地したことが好感された。電線・加工品事業で車載用ケーブルが新規量産品の貢献により堅調に推移したほか、北米市場の旺盛な需要によりエネルギー産業関連ケーブルも好調に推移したことが牽引した。また、FA分野の需要回復傾向と吉野川電線の連結により産業機器用ケーブルが増加したことも寄与した。なお、26年3月期通期業績予想は、売上高365億円(前期比18.5%増)、営業利益40億円(同76.4%増)、純利益33億円(同62.9%増)の従来見通しを据え置いている。

■スカパーJ <9412>  2,591円   +266 円 (+11.4%)  本日終値  東証プライム 上昇率4位
 スカパーJSATホールディングス<9412>が後場急騰し、昨年来高値を更新。きょう午後2時ごろ、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を修正した。営業利益予想を従来予想の308億円から350億円(前期比27.3%増)、最終利益予想を210億円から230億円(同20.4%増)に引き上げた。売上高予想は据え置き。4~12月期業績とメディア事業のオペレーションの最適化が想定よりも進んでいることを踏まえた。収益性の向上を好感した買いが集まっている。スカパーJは同時に期末配当予想を4円増額の23円とした。年間配当予想は42円(前期は27円)となる。4~12月期は売上高が933億3200万円(前年同期比1.6%増)、営業利益が265億2000万円(同24.6%増)、最終利益が176億3000万円(同22.4%増)だった。メディア事業で放送事業の効率化が奏功し大幅増益を達成したほか、衛星通信サービスを提供する宇宙事業が売上高・営業利益ともに伸びた。

■日本精工 <6471>  1,210円   +102 円 (+9.2%)  本日終値  東証プライム 上昇率5位
 日本精工<6471>が全体地合い悪に逆行し大幅続伸、1月16日につけた昨年来高値1131円を払拭し新値街道に躍り出た。自動車や工作機械用などを主要販売先とするベアリングメーカーで国内トップシェアを誇る。業績は好調で円安効果も加わり、足もと会社側想定を上回る水準で推移している。3日取引終了後、26年3月期業績予想の修正を発表、売上高は従来予想の8850億円から9000億円(前期比13%増)、営業利益は300億円から370億円(同30%増)に大幅増額した。これを材料視する買いを呼び込んでいる。

■AREホールディングス <5857>  3,900円   +325 円 (+9.1%)  本日終値  東証プライム 上昇率6位
 AREホールディングス<5857>は続伸。3日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想・配当予想を上方修正した。売上高予想を前回予想の5170億円から5850億円(前期比15.6%増)、営業利益予想を300億円から350億円(同75.1%増)、最終利益予想を216億円から239億円(同66.9%増)に引き上げた。同時に期末配当予想を5円増額の65円に見直した。年間配当予想は125円(前期は80円)になる。業況と株主還元姿勢を評価した買いが入った。貴金属リサイクル事業で金及びプラチナの回収が計画を上回るペースで進み、価格上昇も追い風となって貴金属販売額が増えた。更に北米精錬事業において金の精錬入荷量と製品加工手数料、トレーディング収益が増加し営業利益を押し上げる。なお、今回修正した業績予想には足もとの貴金属のヘッジコスト、銀のリースレートの高騰を織り込んでいる。同社はコスト上昇の影響を緩和するため、精錬原料の構成比の見直しや工場の生産効率の向上に取り組む。4~12月期は売上高が3846億5500万円(前年同期比3.1%増)、営業利益が286億4000万円(同95.0%増)、最終利益は195億6900万円(同71.9%増)だった。営業利益の通期計画(350億円)に対する進捗率は約82%に上る。

■ヘリオス <4593>  406円   +33 円 (+8.9%)  本日終値
 ヘリオス<4593>が3日ぶりに反発。3日の取引終了後に、ARDS(急性呼吸窮迫症候群)治療薬のグローバル第3相試験に関して、国内での開始準備が整ったと発表しており、これを好材料視した買いが入った。肺炎を原因とするARDS患者を対象に米国、日本、アジア太平洋、欧州で最大550例を組み入れる予定で、今後は各治験実施医療機関に設置された治験審査委員会での審議などを経て、被験者の登録が開始されることになる。なお、26年12月期業績に対して、現時点で確定した影響はないとしている。

■JR西日本 <9021>  3,399円   +204 円 (+6.4%)  本日終値
 JR西日本<9021>が続急伸。同社は3日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比7.5%増の1兆3394億7000万円、経常利益は同12.5%増の1847億7200万円、最終利益は同5.5%増の1210億300万円となった。各利益は通期計画を超過して着地しており、好感されたようだ。10~12月期に関しては、山陽新幹線ではインバウンド・ビジネス利用に加えて好調なレジャー需要が継続。北陸新幹線では首都圏と北陸方面をつなぐ航空機の減便による代替需要が寄与した。山陽、北陸ともに年末年始の利用も好調だったという。

■住友金属鉱山 <5713>  9,300円   +551 円 (+6.3%)  本日終値
 住友金属鉱山<5713>は大幅続伸。三菱マテリアル<5711>やDOWAホールディングス<5714>も値を上げている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で金先物4月物は3日、前日比282.4ドル高の1トロイオンス=4935.0ドルと3日ぶりに急反発した。一時、5018.1ドルまで値を上げた。米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に「タカ派」とも評価されるウォーシュ氏が指名されたことを契機に、前週末の1月30日に金価格は急落したが、この日は押し目買いが優勢となった。イラン情勢への警戒感は強く、地政学リスクを意識した買いも流入した。

■純金信託 <1540>  24,765円   +1,400 円 (+6.0%)  本日終値
 純金上場信託(現物国内保管型)<1540>が続急伸。また、純銀上場信託(現物国内保管型)<1542>の方は4日ぶりに急反騰、一時4400円高(9.7%高)となる4万9680円まで上値を伸ばした。金や銀など貴金属市況の急落で、連動して大きく水準を切り下げたが、信用の投げ売りなどが一巡し戻りに転じている。金市況は直近戻り足に転じており、前日のロンドン金市況では直近で1トロイオンス=4900ドル台まで戻しているほか、銀市況も1トロイオンス=80ドル台後半まで水準を切り上げた。純金信託、純銀信託も信用買い残が高水準に積み上がり、その投げ売りも観測され下げはきつかったが、足もとで売り一巡感が出たことも買いを後押ししている。

株探ニュース

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