話題株ピックアップ【夕刊】(2):ヘリオス、中外薬、日立
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■小森コーポレーション <6349> 1,673円 +120 円 (+7.7%) 本日終値 小森コーポレーション<6349>がマドを開けて急反発し、昨年来高値を更新した。同社は29日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比11.1%増の853億3700万円、経常利益は同2.0倍の79億8700万円となった。通期計画に対する進捗率は約90%となっており、業績の上振れを期待した買いが入ったようだ。証券印刷機と大型オフセット印刷機による売り上げが増加した北米市場では、売上高が前年同期比76.1%増の100億2900万円と急拡大した。欧州市場は前期の大型展示会効果による受注残高が寄与し、売上高は前年同期比20.4%増の192億4200万円と好調だった。 ■ヘリオス <4593> 382円 +26 円 (+7.3%) 本日終値 29日に業績修正を発表。「非開示だった前期最終は赤字縮小へ」が好感された。 ヘリオス <4593> [東証G] が1月29日大引け後(15:30)に非開示だった業績見通しを発表。25年12月期の業績予想は連結最終損益が22.7億円の赤字(前の期は42.3億円の赤字)に赤字幅が縮小する見通しと発表した。 ■AIRMAN <6364> 1,930円 +129 円 (+7.2%) 本日終値 AIRMAN<6364>が後場急伸。午後1時ごろに、上限を25万株(自己株式を除く発行済み株数の0.90%)、または4億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これを好感した買いが入った。取得期間は2月2日から3月31日までで、株主還元や資本効率の向上を図ることが目的としている。また、同時に発表した第3四半期累計(4~12月)連結決算が、売上高427億8600万(前年同期比3.8%増)、営業利益56億7700万円(同12.1%増)、純利益43億4500万円(同11.3%増)と2ケタ増益で着地したことも好材料視された。北米向けエンジンコンプレッサの出荷が大きく伸長したほか、海外向け製品の価格転嫁を推し進め、建設機械事業の売上高及びセグメント利益が第3四半期として過去最高を更新。また、産業機械事業もコベルコ・コンプレッサ向けモータコンプレッサの安定的なOEM供給が業績に寄与した。なお、26年3月期通期業績予想は、売上高550億円(前期比1.2%増)、営業利益69億2000万円(同7.1%増)、純利益48億7000万円(同2.2%増)の従来見通しを据え置いている。 ■中外製薬 <4519> 8,801円 +492 円 (+5.9%) 本日終値 29日に決算を発表。「前期最終は12%増で2期連続最高益」が好感された。 中外製薬 <4519> [東証P] が1月29日大引け後(17:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。25年12月期の連結最終利益は前の期比12.1%増の4340億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新した。なお、26年12月期の業績見通しについては売上高は1兆3450億円とした。 ■日立製作所 <6501> 5,361円 +284 円 (+5.6%) 本日終値 日立製作所<6501>が5日ぶりに反発。29日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高予想を前回予想の10兆3000億円から10兆5000億円(前期比7.3%増)、最終利益予想を7500億円から7600億円(同23.4%増)に変更しており、業況を好感した買いが集まっている。パワーグリッド事業が好調だったエナジーセグメントのほか、鉄道システムを手掛けるモビリティ、自動化システムの構築や計測分析システムなどを提供するコネクティブインダストリーズ(CI)の見通しを引き上げた。4~12月期は売上高が7兆5017億9700万円(前年同期比7.0%増)、最終利益が6385億6000万円(同48.2%増)だった。エナジーに加え、鉄道信号システム事業が好調なモビリティ、国内IT事業が堅調なデジタルシステム&サービス(DSS)を中心として成長モメンタムが続いた。受注高はエナジーが送電網設備の更新需要の拡大やデータセンター関連案件の獲得で好調であるほか、DSSのDX・モダナイゼーションなどの案件、CIの医療機器「生化学免疫自動分析装置」などが堅調に推移する。日立は同時に取得総数3000万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.67%)、取得総額1000億円を上限とする自社株買いを行うと開示した。取得期間は1月30日から4月30日までとし、東京証券取引所における市場買い付けで実施する。 ■伯東 <7433> 4,150円 +210 円 (+5.3%) 本日終値 伯東<7433>が大幅続伸。29日の取引終了後、QDレーザ<6613>から伯東が販売代理店を務める仏リベール社製の量産型MBE(分子線エピタキシー)装置「MBE6000」を受注したと発表しており、材料視した買いが優勢になっている。伯東によると、MBE6000は海外で40台以上が光デバイス・電子デバイスの化合物エピウエハーの量産向けに稼働しているが、国内メーカーでの採用は今回が初めてとなる。伯東は26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算も開示した。売上高が1360億27000万円(前年同期比3.4%減)、営業利益が52億9000万円(同17.4%減)、最終利益が42億3500万円(同1.2%減)だった。顧客在庫が高水準だった車載向け半導体デバイスの売り上げ減や、顧客の設備投資抑制の影響を受けプリント基板関連及びパワーデバイス関連機器が振るわず、政策保有株式の売却による利益を計上しても補えなかった。 ■富士通 <6702> 4,283円 +208 円 (+5.1%) 本日終値 富士通<6702>は大幅高。29日取引終了後、26年3月期連結業績予想について売上高を3兆4500億円から3兆5300億円(前期比0.6%減)へ、純利益を3900億円から4250億円(同93.4%増)へ上方修正すると発表した。配当予想も30円から50円(前期28円)に増額した。これを評価した買いが入った。足もとの業績動向を踏まえて見直した。同時に発表した第3四半期累計(25年4~12月)決算は売上高が2兆4511億円(前年同期比1.8%増)、純利益が3436億9300万円(同3.9倍)だった。DXやモダナイゼーション(近代化)商談が伸びたほか、採算性の改善が進んだ。グループ会社だった新光電気工業と富士通ゼネラルの株式売却益も寄与した。 ■三陽商会 <8011> 4,385円 +200 円 (+4.8%) 本日終値 三陽商会<8011>が続伸。午前11時ごろ保有する投資有価証券の一部を売却するのに伴い、投資有価証券売却益39億~41億円を26年2月期に特別利益として計上する見込みと発表しており、これが好材料視された。なお、売却益が確定し、適時開示の必要が生じた場合には速やかに発表するとしている。 ■エクサウィザーズ <4259> 716円 +29 円 (+4.2%) 本日終値 エクサウィザーズ<4259>が大幅反発。この日、ITコンサルティングファームのDirbato(東京都港区)と業務提携契約を締結したと発表しており、好材料視された。エクサウィザーズが保有するAI/AIエージェント開発技術やAIプロダクト、AIエージェント構築・導入・活用に関する実践的ノウハウと、Dirbatoが持つ顧客課題への深い理解と実装力を掛け合わせることで、戦略策定からAI導入、定着化までをシームレスに支援し、企業におけるAXやAI/AIエージェントの実装や活用を支援する。 ■大東建託 <1878> 3,135円 +127 円 (+4.2%) 本日終値 大東建託<1878>が後場に入り上げ幅を拡大。午前11時30分ごろ、26年3月期の連結業績予想について、売上高を1兆9700億円から1兆9800億円(前期比7.5%増)へ、営業利益を1250億円から1350億円(同13.6%増)へ、純利益を900億円から950億円(同1.2%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を68円60銭から74円60銭へ引き上げたことが好感された。不動産賃貸事業で入居率が堅調に推移していることに加えて、不動産開発事業で販売が伸長していることが売上高・利益を押し上げるという。なお、同時に発表した第3四半期累計(4~12月)決算は、売上高1兆4435億円(前年同期比6.0%増)、営業利益1065億8700万円(同3.7%増)、純利益761億9600万円(同0.9%減)だった。また、上限を900万株(自己株式を除く発行済み株数の2.70%)、または250億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。取得期間は1月31日から来年1月31日までで、資本効率の向上と株主への利益還元が目的としている。 株探ニュース
