話題株ピックアップ【夕刊】(2):フクダ電、オービック、インソース

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■フクダ電子 <6960>  8,990円   +100 円 (+1.1%)  本日終値
 フクダ電子<6960>は底堅く推移。同社は26日取引終了後、自社株TOBを実施すると発表した。大株主から株式売却の意向を受けたため。TOB価格は6721円。買い付け予定数は31万7000株で、買い付け期間は1月27日~2月25日。これが手掛かりとなったようだ。あわせて第3四半期累計(25年4~12月)連結決算を発表。売上高は988億5700万円(前年同期比0.5%減)、営業利益は164億円(同5.7%減)だった。

■オービック <4684>  4,626円   +26 円 (+0.6%)  本日終値
 オービック<4684>は6日ぶり反発。26日取引終了後、第3四半期累計(25年4~12月)連結決算を発表。売上高は1001億1300万円(前年同期比11.6%増)、営業利益は662億6500万円(同13.1%増)だった。企業のデジタル化に伴う需要が引き続き追い風となった。あわせて通期の配当予想を74円から84円(株式分割考慮ベースで前期70円)に増額修正した。これらが好感され買われた。

■インソース <6200>  713円   -96 円 (-11.9%)  本日終値  東証プライム 下落率トップ
 インソース<6200>は大幅続落。26日取引終了後、第1四半期(25年10~12月)連結決算を発表。売上高は37億6400万円(前年同期比7.2%増)、営業利益は14億100万円(同4.0%減)だった。営業減益で着地したことがネガティブ視されたようだ。DX研修比率の向上や価格改定施策により主力の講師派遣型研修事業が伸び、増収を確保。一方、利益面では人件費の増加が重しとなった。前年同期に特別損失を計上した反動で、純利益は9億6200万円(同3.1%増)とプラスで着地した。

■東電HD <9501>  609.6円   -52.4 円 (-7.9%)  本日終値  東証プライム 下落率2位
 東京電力ホールディングス<9501>は4日続落。同社は26日の取引時間中に、従来未定としていた26年3月期連結業績予想について売上高を6兆4620億円(前期比5.1%減)、最終損益を6410億円の赤字(前期1612億7800万円の黒字)と発表した。販売電力量の減少による影響や東日本大震災に関連した災害特別損失などを織り込んだ。3期ぶりに最終赤字に転落する見通しとなり、これを嫌気した売りが続いた。

■note <5243>  2,560円   -188 円 (-6.8%)  本日終値
 note<5243>は続落。東京証券取引所が27日から、同社株の信用取引による新規の売り付けと買い付けにかかる委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)にすると発表。これによって個人投資家からの資金流入が細るとの見方から売られた。また、日本証券金融も同日以降、貸借取引自己取引分と非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を50%(うち現金担保分20%)にすると発表した。

■LITALICO <7366>  1,210円   -52 円 (-4.1%)  本日終値  東証プライム 下落率7位
 LITALICO<7366>が大幅続落。26日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表した。売上高が282億400万円(前年同期比19.1%増)、営業利益が31億8200万円(同57.5%増)、最終利益が16億8300万円(同21.6%増)だった。一方で、直近の10~12月期は売上高が93億4000万円(前年同期比14.4%増)、営業利益が11億200万円(同8.0%増)、最終利益が4億4700万円(同41.0%減)との計算になり、足もとの業況を嫌気した売りが出た。同社は障害者向け支援事業を展開している。4~12月は児童福祉事業が黒字に転換。加えて、施設の集客を支援するSaaS型プロダクトなどを展開するプラットフォーム事業、米国で強度行動障害者向けサービスを営む海外事業が大幅な増収増益になった。同時に取得総数50万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.4%)、取得総額5億円を上限とする自社株買いを開示した。取得期間は1月27日から3月31日とし、取引一任契約に基づく東京証券取引所における市場買い付けで実施する。

■コーテクHD <3635>  1,737円   -53 円 (-3.0%)  本日終値
 コーエーテクモホールディングス<3635>は大幅安。昨年1月安値(1728円)を下回り、昨年来安値を更新した。26日取引終了後、第3四半期累計(25年4~12月)連結決算を発表。売上高は517億2900万円(前年同期比1.6%減)、営業利益は145億7100万円(同3.3%減)となった。第3四半期はパッケージゲーム4タイトルを発売し、オンライン・モバイルゲームでは2タイトルの運営を開始するなど好調だった。ただ、第2四半期までの低調を補うまでには至らなかった格好。これが嫌気された。

■パルHD <2726>  1,733円   -43 円 (-2.4%)  本日終値
 パルグループホールディングス<2726>は4日ぶり反落。26日取引終了後、2025年12月の月次売り上げ概況を発表。既存店売上高(小売店とネット通販の合計)は前年同月比2.8%減と、8カ月ぶりにマイナスに転じた。これが嫌気されているようだ。なお、全店ベースでは同1.5%増とプラス基調を維持した。

■三菱重工業 <7011>  4,550円   -9 円 (-0.2%)  本日終値
 三菱重工業<7011>が下値模索の動きを続け6日続落。今日の安値まで直近6営業日合計で380円あまりの下落をみせた。年初からのスタートダッシュで今月20日に上場来高値4923円を形成したものの、その後は失速し8%程度調整を入れた水準にある。4300円近辺に位置する25日移動平均線との上方カイ離は依然として開いており、押し目に買い向かう動きも現状はまばらだ。トランプ米政権が同盟国に対し、国防費をGDP比5%まで引き上げる方針を初めて文書化したことで、東京市場でも防衛省との取引額で群を抜く三菱重の存在が改めて意識されるところだが、引き続き上値が重い。ただ、信用取引では売り残が増勢となる一方、買い残の整理進捗が急速に進んでおり、株式需給関係はひと頃より改善が顕著となっている。

■ユニチカ <3103>  484円   +80 円 (+19.8%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率トップ
 ユニチカ<3103>がストップ高。総合繊維の老舗メーカーだが、官民ファンドの支援を背景に高分子事業などを主力に経営立て直しを図っている。半導体材料にも展開するが、データセンターのAIサーバー向けにガラスクロスの需要が高水準で同社もその関連銘柄として思惑人気に沸いている。市場では「米半導体設計大手のクアルコムがデータセンター向けAI半導体への注力姿勢を明示していることは知られている。そのなか、半導体パッケージ基板向けなどでガラス繊維の需要が急増し在庫が払底しているため、ユニチカのガラス繊維部門(ハイエンドガラスクロス)にアプローチを図っている」という観測があり、これが株価を強く刺激しているもようだ。ガラス繊維関連としては日東紡績<3110>がデータセンター向け「スペシャルガラス」で株価を大化けさせた経緯がある。そうした背景が意識されるなか、ユニチカは株価が低位に位置し時価総額も300億円弱に過ぎず、一気に水準訂正に向けた思惑が広がった格好だ。

株探ニュース

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