話題株ピックアップ【昼刊】:グリコ、住友鉱、アドテスト

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■江崎グリコ <2206>  5,978円   +550 円 (+10.1%)  11:30現在  東証プライム 上昇率3位
 江崎グリコ<2206>は大幅高で昨年来高値を更新。日本経済新聞電子版が27日、米投資ファンド、ダルトン・インベストメンツの最高投資責任者(CIO)であるジェームズ・ローゼンワルド氏のインタビュー記事を配信した。記事の中で、同ファンドが大株主に名を連ねるグリコについて「非公開化を目指す」考えを示していることが明らかとなった。これを受けて思惑的な物色が向かっているようだ。

■住友金属鉱山 <5713>  8,800円   +291 円 (+3.4%)  11:30現在
 住友金属鉱山<5713>は3日続伸。金価格の上昇を好感する買い人気が継続している。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で26日に金先物2月物は、前日比102.8ドル高の1トロイオンス=5082.5ドルに上昇。一時5107.9ドルまで上昇し連日で最高値を更新した。グリーンランドを巡る米欧対立懸念がくすぶるほか、米国とカナダとの貿易摩擦への懸念が台頭。米トランプ政権の移民取り締まり策への反発を背景に米連邦政府の一部閉鎖の可能性も再び浮上している。更に、為替市場でドルが売られドルインデックスが下落しており、ドルと逆相関性の強い金への買いが膨らんでいる。

■アドバンテスト <6857>  24,250円   +675 円 (+2.9%)  11:30現在
 アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連は強弱観対立のなか売り買いが錯綜、足もとでは頑強な値動きを維持している。前日は日経平均が一時1100円超の下落で、終値でも960円あまりの大幅安に売り込まれたが、日経平均寄与度が際立って高い両銘柄についてはアドテストがわずかながらプラス圏で引け、東エレクも比較的小幅な下げにとどまった。きょうも、全体相場は軟調だが半導体セクターが足を引っ張る状況となれば日経平均が下放れる可能性は高まる。その意味でここからは両銘柄を中心に、時価総額が大きく日経平均構成比率でも上位にある半導体製造装置主力株への注目度が高まりそうであり、ここは正念場ともいえる。

■オービック <4684>  4,686円   +86 円 (+1.9%)  11:30現在
 オービック<4684>は6日ぶり反発。26日取引終了後、第3四半期累計(25年4~12月)連結決算を発表。売上高は1001億1300万円(前年同期比11.6%増)、営業利益は662億6500万円(同13.1%増)だった。企業のデジタル化に伴う需要が引き続き追い風となった。あわせて通期の配当予想を74円から84円(株式分割考慮ベースで前期70円)に増額修正した。これらが好感され買われている。

■ユシロ <5013>  3,095円   +30 円 (+1.0%)  11:30現在
 ユシロ<5013>が3営業日ぶりに反発している。同社はきょう、今まで困難とされてきた高純度シクロデキストリン誘導体(ベータ-シクロデキストリン-6-トシレート)の大量合成に成功したと発表。これにより生産能力は現在の25倍となり、量産化によるコスト削減や安定供給が可能になるとしており、材料視されているようだ。ベータ-シクロデキストリンは、一般的に流通している原材料で、食品や工業製品など幅広く利用されている化合物。主にトウモロコシを原材料として合成されており、空気中の二酸化炭素(CO2)を吸収する過程を経て生成されることからカーボンニュートラルな素材とされている。

■インソース <6200>  729円   -80 円 (-9.9%)  11:30現在  東証プライム 下落率トップ
 インソース<6200>は大幅続落。26日取引終了後、第1四半期(25年10~12月)連結決算を発表。売上高は37億6400万円(前年同期比7.2%増)、営業利益は14億100万円(同4.0%減)だった。営業減益で着地したことがネガティブ視されているようだ。DX研修比率の向上や価格改定施策により主力の講師派遣型研修事業が伸び、増収を確保。一方、利益面では人件費の増加が重しとなった。前年同期に特別損失を計上した反動で、純利益は9億6200万円(同3.1%増)とプラスで着地した。

■note <5243>  2,527円   -221 円 (-8.0%)  11:30現在
 note<5243>は続落。東京証券取引所が27日から、同社株の信用取引による新規の売り付けと買い付けにかかる委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)にすると発表。これによって個人投資家からの資金流入が細るとの見方から売られている。また、日本証券金融も同日以降、貸借取引自己取引分と非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を50%(うち現金担保分20%)にすると発表した。

■コーテクHD <3635>  1,719円   -71 円 (-4.0%)  11:30現在  東証プライム 下落率7位
 コーエーテクモホールディングス<3635>は大幅安。昨年1月安値(1728円)を下回り、昨年来安値を更新した。26日取引終了後、第3四半期累計(25年4~12月)連結決算を発表。売上高は517億2900万円(前年同期比1.6%減)、営業利益は145億7100万円(同3.3%減)となった。第3四半期はパッケージゲーム4タイトルを発売し、オンライン・モバイルゲームでは2タイトルの運営を開始するなど好調だった。ただ、第2四半期までの低調を補うまでには至らなかった格好。これが嫌気されている。

■パルHD <2726>  1,729円   -47 円 (-2.7%)  11:30現在
 パルグループホールディングス<2726>は4日ぶり反落。26日取引終了後、2025年12月の月次売り上げ概況を発表。既存店売上高(小売店とネット通販の合計)は前年同月比2.8%減と、8カ月ぶりにマイナスに転じた。これが嫌気されているようだ。なお、全店ベースでは同1.5%増とプラス基調を維持した。

■LITALICO <7366>  1,235円   -27 円 (-2.1%)  11:30現在
 LITALICO<7366>が大幅続落している。26日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表した。売上高が282億400万円(前年同期比19.1%増)、営業利益が31億8200万円(同57.5%増)、最終利益が16億8300万円(同21.6%増)だった。一方で、直近の10~12月期は売上高が93億4000万円(前年同期比14.4%増)、営業利益が11億200万円(同8.0%増)、最終利益が4億4700万円(同41.0%減)との計算になり、足もとの業況を嫌気した売りが出ている。同社は障害者向け支援事業を展開している。4~12月は児童福祉事業が黒字に転換。加えて、施設の集客を支援するSaaS型プロダクトなどを展開するプラットフォーム事業、米国で強度行動障害者向けサービスを営む海外事業が大幅な増収増益になった。同時に取得総数50万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.4%)、取得総額5億円を上限とする自社株買いを開示した。取得期間は1月27日から3月31日とし、取引一任契約に基づく東京証券取引所における市場買い付けで実施する。

■ワイヤレスゲート <9419>  334円   +60 円 (+21.9%) 一時ストップ高   11:30現在
 ワイヤレスゲート<9419>が一時ストップ高まで買われ、昨年来高値を更新した。同社は26日取引終了後、次世代Wi-Fi技術の標準化を推進するグローバルな業界団体「Wireless Broadband Alliance(WBA)」に加盟したと発表。この加盟を通じて、一度の認証で世界中の拠点に自動接続可能な「OpenRoaming」への対応を本格化させるとしており、これが材料視されているもよう。また、同日にはU-NEXT HOLDINGS<9418>グループのUSEN NETWORKSと協業し、自社が展開する「WiMAX+5G」を活用したUSEN NETWORKS初となる個人向けワイヤレスホームルーターサービス「USEN home Air」の販売を開始したと発表しており、これも買い手掛かりのひとつとなっているようだ。

■ケミプロ化成 <4960>  1,040円   +150 円 (+16.9%) ストップ高   11:30現在
 ケミプロ化成<4960>の上昇波鮮烈。きょうも150円高の1040円ストップ高に買われたが、取引時間中を含めると5営業日連続で値幅制限上限まで買われる異彩人気となっている。特に、前日は値幅制限の上方拡大で、通常の4倍となる400円に設定されたのだが、その高いハードルをクリアして1032円のストップ高に買われる場面があり市場関係者の耳目を驚かせた。同社は紫外線吸収剤の国内トップメーカーとして、独自に培った有機合成技術が強み。この技術力を生かし、政府が日本初の先進技術分野として支援体制を強化しているペロブスカイト太陽電池分野に傾注。具体的には同電池の発電効率向上をもたらす材料開発推進に経営資源を注いでいる。機関投資家とみられる大口買いに個人投資家の参戦が加わり、株価は短期間で3倍化したが、これは需給バランスがもたらした部分が大きい。浮動株比率が10%を切る状態で、株式吸い上げにより品薄感が強まるなかでの大商いだが、「直近まで信用買い残がほとんど積み上がっておらず、売り圧力が限定的となっていた」(中堅証券ストラテジスト)という。なお、上場来高値は今から27年前の1999年につけた1040円だが、きょうのストップ高はくしくもその株価にツラ合わせとなっている。

■日本高純度化学 <4973>  4,860円   +700 円 (+16.8%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 日本高純度化学<4973>はカイ気配スタート。26日取引終了後、26年3月期単独業績予想について売上高を140億円から175億円(前期比38.8%増)へ、純利益を14億5000万円から17億5000万円(同10.8%増)へ上方修正すると発表した。配当予想も126円から200円(前期126円)に増額した。これを評価した買いが膨らんでいる。スマートフォンやパソコンなど民生向け需要の回復や生成AI関連需要の拡大を背景に、半導体パッケージやモジュール、メモリー向けでプリント基板・半導体搭載基板用めっき薬品の販売が堅調に推移しているため。貴金属価格の変動(金やパラジウム価格の急騰)も業績押し上げに寄与する見通し。投資有価証券売却益の計上も織り込んだ。

■アステリア <3853>  1,434円   +76 円 (+5.6%)  11:30現在  東証プライム 上昇率6位
 アステリア<3853>が3日続伸となっている。同社は26日取引終了後、自社の「ASTERIA Warp(アステリアワープ)」が、鴻池運輸<9025>のデータ連携基盤として採用されたことを明らかにしており、これが新たな買い手掛かりとなっているようだ。アステリアワープは、異なるコンピューターシステムのデータをノーコードで連携できるミドルウェア。メインフレームやクラウド上のサーバーから表計算ソフトまで、さまざまなシステム間の接続とデータの変換を行うロジックを複雑なプログラミングなしで行える。

■和心 <9271>  940円   +40 円 (+4.4%)  11:30現在
 和心<9271>はしっかり。26日取引終了後、土産・雑貨などの販売を手掛けるエス・ティー・エヌ伊豆(東京都渋谷区)の株式を取得し、子会社化すると発表した。株式取得日は1月30日の予定。

●ストップ高銘柄
 ケミプロ化成 <4960>  1,040円   +150 円 (+16.9%) ストップ高   11:30現在
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

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