話題株ピックアップ【夕刊】(1):TKP、Jマテリアル、任天堂

投稿:

材料

■ティーケーピー <3479>  2,190円   +157 円 (+7.7%)  本日終値
 ティーケーピー<3479>が続急伸。SBI証券が22日、TKPの目標株価を3660円から4060円に増額修正した。投資判断は「買い」を継続している。対面イベント需要が回復し、貸会議室・フレキシブルスペース事業の坪当たり売上高がコロナ前を上回る水準に上昇していると指摘。ホテル事業は単価の低い地方物件が加わったことを踏まえれば堅調とし、中国渡航制限の影響を一定程度受けながらも、円安により海外渡航できない日本の旅行客が下支えとなっているもようだとみる。同証券はTKPの27年2月期営業利益予想を従来の110億円から120億円に引き上げた。

■ジャパンマテリアル <6055>  1,719円   +94 円 (+5.8%)  本日終値  東証プライム 上昇率7位
 ジャパンマテリアル<6055>はマドを開けて中段もみ合いを上放れてきた。最先端半導体工場のインフラ構築で必須となる特殊ガスを手掛けるが、キオクシアホールディングス<285A>の岩手県・北上工場に関する案件で商機を捉え、2024年8月には同工場の近隣に事業拠点を開設している。ラピダス千歳工場の試作ライン案件などの需要も獲得し、こうしたメモリー製造大手を主要顧客に抱えるJマテリアルは、国内における半導体インフラを担うキーカンパニーの1社として頭角を現している。営業利益は25年3月期の44%増益に続き、26年3月期も16%増益の130億円と2ケタ成長が見込まれており、業績面でも過去最高更新が続く見通し。メモリー関連株人気が盛り上がるなか、株価の水準訂正に向けた動きが顕在化している。

■住友ベークライト <4203>  5,444円   +236 円 (+4.5%)  本日終値
 住友ベークライト<4203>は続伸。22日取引終了後、京セラ<6971>が営むケミカル事業の一部を譲り受けると発表した。京セラが同事業を吸収分割で承継する新会社を設立し、この新会社の全株式を住友ベが300億円で取得して子会社化する。株式譲渡実行日は10月の予定。これが買いの手掛かりとなった。

■任天堂 <7974>  10,400円   +450 円 (+4.5%)  本日終値
 任天堂<7974>が4日ぶりに急反発した。市場調査会社サーカナが取りまとめた米国におけるゲーム機の販売動向で、昨年12月と昨年1年間で、「ニンテンドースイッチ2」が最も販売が多かったハードウェアとなったと伝わっている。任天堂は2月3日に26年3月期第3四半期の連結決算を発表する予定。昨年11月発表の9月中間決算時点で、想定為替レートは1ドル=140円、1ユーロ=160円としているが、足もとの実勢レートは想定レートに対して大幅な円安水準で推移する。半導体メモリー価格の高騰によるコスト負担増の懸念が株価の重荷となっていた同社だが、円安による為替差益の発生を巡る思惑がくすぶるなかで主要市場の米国でのクリスマス商戦期における好調な販売状況が明らかとなり、見直し買いの動きが加速したようだ。

■住友金属鉱山 <5713>  8,488円   +308 円 (+3.8%)  本日終値
 住友金属鉱山<5713>が急反発。株価は一時8500円台まで上昇し上場来高値を更新した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で22日に金先物2月物が、前日比75.9ドル高の1トロイオンス=4913.4ドルに上昇し、初の4900ドル台に乗せた。時間外取引では一時4960ドル前後まで上昇し最高値を更新している。安全資産として金を見直す動きが継続しているほか、為替市場でドルが売られドルインデックスが下落するなか、ドルと逆相関性の強い金への買いが膨らんでいる。三菱マテリアル<5711>なども高い。

■フルキャスト <4848>  1,761円   +53 円 (+3.1%)  本日終値
 フルキャストホールディングス<4848>が続伸。同社は22日の取引終了後、リクルートホールディングス<6098>傘下で人材紹介事業を展開する香港のRGFインターナショナルリクルートメントホールディングスとRGFタレントソリューションズ(東京都品川区)の全株式を取得し、子会社化すると発表した。今後の収益貢献やシナジーを期待した買いが入ったようだ。株式譲渡実行日は4月1日を予定。取得価額は概算で12億円。グローバル・ハイクラス領域における高い専門性とアジアでの強固な事業基盤を持つ企業を取り込むことで、フルキャストは事業ポートフォリオの多角化と収益基盤の強化につなげる。

■三井住友FG <8316>  5,541円   +133 円 (+2.5%)  本日終値
 三井住友フィナンシャルグループ<8316>やみずほフィナンシャルグループ<8411>、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクは堅調推移。日銀は23日まで開いた金融政策決定会合で、市場の大方の予想通り政策金利を据え置いた。ただし全員一致による決定ではなく、高田創審議委員は国内物価の上振れリスクが高いとして1.0%への利上げを提案し、反対多数で否決された。あわせて公表された「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では、25年度と26年度の実質GDP(国内総生産)見通しについて、政策委員の予測中央値が昨年10月時点の水準から上方修正されたほか、消費者物価指数(CPI、生鮮食品を除くコア)の見通しは26年度が上方修正された。一方、超長期金利が直近で急上昇したことを受けて、日銀が何らかの対策を打ち出すと見込んでいた債券投資家は、国債買い入れオペ関連の発表などがなかったことを受け、債券売りに動いたもよう。決定会合の発表後に長期金利には上昇圧力が掛かった。金利の急上昇による株式市場への悪影響が懸念されるなかにあって、堅調な経済情勢と物価の上振れシナリオを踏まえて次回の展望リポートが公表される4月の会合で日銀が利上げに動く可能性を意識する向きもあり、メガバンクの株価のサポート要因となったとみられている。

■ULSグループ <3798>  622円   +14 円 (+2.3%)  本日終値
 ULSグループ<3798>が買いを集めた。ITシステムの設計・構築及び戦略的IT投資におけるコンサルティングを展開する。業績は大幅な収益拡大基調を継続中で、26年3月期もトップライン、営業利益ともに2ケタ成長を見込んでいる。そうしたなか、22日取引終了後にみずほ証券の自律型AIソフトウェアエンジニア「Devin」導入プロジェクトを支援したことを発表した。大手金融機関として国内初の大規模導入プロジェクトを全面的にサポートする案件としており、これを材料視する買いを呼び込んだ。

■東陽テクニカ <8151>  1,855円   +31 円 (+1.7%)  本日終値
 東陽テクニカ<8151>が3日続伸し昨年来高値を更新した。22日の取引終了後に、官公庁や自治体向けに遠隔監視システムや録音・録画装置を提供する電子装置メーカー、ソニックガード(横浜市鶴見区)の全株式を1月28日付で取得し子会社化すると発表しており、好材料視された。ソニックガードが有する強固な顧客基盤やユーザー視点に立った製品開発力・提案力に東陽テクの技術力を融合することで、情報通信や情報セキュリティー分野における新たなソリューションを創出し、事業の拡大を図るのが狙い。取得価額は7億7000万円。なお、同件による業績への影響は精査中としている。

■KNTCT <9726>  1,872円   +27 円 (+1.5%)  本日終値
 KNT-CTホールディングス<9726>は高い。連日で昨年来高値を更新した。著名個人投資家の井村俊哉氏が助言するファンドを手掛ける投資運用会社fundnote(ファンドノート、東京都港区)が22日付で関東財務局に提出した大量保有報告書で、KNTCT株を5.25%取得したことが判明した。報告義務発生日は1月15日。これを受けて思惑的な買いが入った。

株探ニュース

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。