前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

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材料

■ヘリオス <4593>  272円 (-39円、-12.5%)

 ヘリオス <4593> [東証G]が3日ぶり急反落。29日午前11時30分ごろ、一般社団法人AND medical groupから11月27日に東京地方裁判所で訴訟が提起されたと発表した。損害賠償請求で1億2000万円及び訴訟費用などを請求されており、嫌気した売りが膨らんだ。ヘリオスは原告の主張及び請求内容を精査したうえで適切に対処するとの方針を示した。AND medical groupは2024年4月9日付共同研究契約について履行遅滞及び不完全履行の状態にあるとし、債務不履行に基づく損害賠償を求める訴えを提起。両者はヘリオスが保有する技術及び培養上清の活用を目指す共同研究契約を締結していた。

■不二家 <2211>  2,561円 (-97円、-3.7%)

 不二家 <2211> [東証P]が3日ぶり大幅反落。29日、9人組アイドルグループ「Snow Man」が「LOOK」及び不二家洋菓子店のブランドキャラクターを25年12月31日をもって卒業することになったと発表。これを受けて、販売面への影響を懸念する売りが出たようだ。

■Jフロント <3086>  2,210円 (-24円、-1.1%)

 J.フロント リテイリング <3086> [東証P]が続落。同社は前週末26日の取引終了後、26年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比3.8%増の3281億2700万円、最終利益は同33.4%減の246億8400万円となった。最終利益の通期計画に対する進捗率は約95%となっている。決算内容自体は想定内の結果との受け止めが多く、インバウンド需要について大丸松坂屋百貨店の免税売上高は9~11月期で前年同期比15%増と底堅く推移した。だが同社は、足もとでは中国からの訪日客数減が顕著となっており、前年実績を下回って推移していると明らかにしている。中国人観光客による消費の減少が今後の業績に及ぼす悪影響が懸念されるなか、次第に売りが優勢となった。

※29日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

株探ニュース

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