米外為市場サマリー:一時156円50銭台に持ち直すもドル買い続かず

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為替

 23日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=156円23銭前後と前日と比べて80銭強のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=184円24銭前後と同45銭程度のユーロ安・円高だった。

 片山さつき財務相が23日午前の閣議後会見で、足もとの為替相場について「ファンダメンタルズを反映しているとは到底思えない」などと述べ、日本政府・日銀による介入警戒感が高まったことからドル円相場は日本時間夕方に155円65銭まで軟化する場面があった。ただ、7~9月期の米実質国内総生産(GDP)速報値が前期比年率4.3%増と4〜6月期確定値(3.8%増)から伸びが加速したことが分かると、米景気の底堅さを意識したドル買いが流入。11月の米鉱工業生産が改善したこともあって一時156円54銭まで持ち直した。とはいえ、あすのクリスマスイブを控えて市場参加者の動きは鈍くドル買いは続かなかった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1795ドル前後と前日に比べて0.0030ドル強のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS

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