外為サマリー:一時155円90銭台へ軟化、財務相の円安けん制発言が続く

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為替

 23日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=156円01銭前後と前日午後5時時点に比べ1円46銭程度のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=183円66銭前後と同1円06銭程度のユーロ安・円高で推移している。

 米ブルームバーグ通信が片山さつき財務相のインタビューを22日夜に報じた。このなかで直近の円安に関して「完全にファンダメンタルズではなくて投機だ」と片山財務相は発言。過度な為替変動には「断固として措置をとる」姿勢を示した。更に、23日の閣議後の記者会見で片山財務相は為替相場の動きに関して、ファンダメンタルズを反映しているとは到底思えないとしたうえで、為替介入については日米財務相の間での合意事項だとの認識を示した。相次ぐ円安けん制発言を受け、円の売り持ち高を解消する目的の買いが入り、ドル円は一時1ドル=155円90銭台まで軟化した。

 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1775ドル前後と同0.0046ドル程度のユーロ高・ドル安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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