外為サマリー:157円台半ばで推移、財務官の円安牽制発言が重荷

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為替

 22日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=157円56銭前後と前週末の午後5時時点に比べ80銭強のドル高・円安となっている。

 19日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=157円75銭前後と前日に比べ2円20銭程度のドル高・円安で取引を終えた。日銀は早期の追加利上げに慎重との見方から円を売る動きが活発化し、一時157円78銭と約1カ月ぶりの水準をつけた。

 ただ、この日の東京市場では急速に進んだドル高・円安への警戒感から上昇一服。朝方に三村淳財務官が、「一方向で急激な動きが見られるので憂慮している」と述べ、「行き過ぎた動きには適切な対応を取りたい」と強調したことも重荷となっているようだ。とはいえ、日本の財務悪化懸念が根強いことなどから積極的には円を買いにくく、157円台半ばで推移している。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1716ドル前後と前週末の午後5時時点に比べて0.0010ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=184円59銭前後と同1円10銭程度のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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