10万円以下で買える、財務健全&低PER 25社【スタンダード】編 <割安株特集>

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コラム

 少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。SBI証券、楽天証券、GMOクリック証券のネット証券3社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、赤字決算や無配の企業も数多くあることには注意が必要だ。

 東証スタンダード上場企業では744銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成される。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いとされる。また、割安株という観点から予想PER(株価収益率)が10倍未満の銘柄に絞り込んだ。

 下表は東証スタンダード上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額50億円以上、(3)株主資本比率が50%以上、(4)予想PERが10倍未満――を条件に投資妙味が高まる25社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PERは19日現在)

 19日(金)に配信した「10万円以下で買える、財務健全&低PER【プライム】編」も併せてご覧ください。

          最低投資 株主資本  予想
コード 銘柄名      金額   比率   PER
<2652> まんだらけ   34200   62.5   8.0
<7213> レシップHD  43900   50.0   8.5
<6819> 伊豆シャボ   45300   81.0   9.0
<8291> 日産東HD   50100   64.1   7.4
<5363> TYK     56800   69.3   8.6

<7987> ナカバヤシ   56800   53.2   8.6
<4317> レイ      62800   69.2   9.2
<5906> エムケー精工  64600   59.9   6.7
<7551> ウェッズ    64800   66.6   7.9
<6658> シライ電子   67200   51.0   7.2

<6336> 石井表記    72500   63.4   7.2
<3293> アズマハウス  76800   54.1   7.9
<6743> 大同信     79200   54.6   9.7
<6748> 星和電     80100   64.3   8.3
<6356> 日ギア     82600   84.1   7.9

<7619> 田中商事    84500   54.1   6.0
<7923> トーイン    85300   54.3   6.7
<9780> ビステム    89200   57.8   8.7
<3447> 信和      89900   52.0   9.8
<9059> カンダ     89900   57.0   8.1

<5936> 洋シヤタ    90400   52.4   7.2
<2344> 平安レイ    91700   63.6   8.0
<5985> サンコール   92200   55.2   6.2
<9846> 天満屋ス    96300   60.5   7.0
<6161> エスティック  98500   87.4   8.2

※単位は、最低投資金額は円、株主資本比率が%、PERは倍。
※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80%以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。
※通期予想が無配の銘柄は除いた。

株探ニュース

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