大阪ソーダが堅調、肥満症治療薬など医薬品精製用シリカゲル製造設備の増設を材料視

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 大阪ソーダ<4046.T>が堅調推移。同社は17日の取引終了後、医薬品精製用シリカゲルの需要拡大に対応するため、尼崎工場と松山工場においてシリカゲル製造設備を新たに増設し、2028年2月に製造能力を現在の約2倍に引き上げると発表。これを材料視した買いが入った。

 投資金額は100億円超。肥満症治療薬では製薬企業が大規模な設備投資を進めており、インドなど新興国においても後発参入やバイオシミラーの開発が急速に進展している。こうした状況を踏まえてシリカゲルの需要が高まると判断。安定供給体制の確保とグローバルでの競争力強化を図る方針だ。同社の医薬品精製用シリカゲルは世界シェアの約70%を占める。これまでも両工場では製造能力の拡大に努め、25年度の製造能力を23年度比で約2倍に高めていた。

出所:MINKABU PRESS

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