前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
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■ヒュマメイド <456A> 3,845円 (-485円、-11.2%) HUMAN MADE <456A> [東証G]が急反落。前週末12日の取引終了後に発表した第3四半期累計(2-10月)単独決算は、売上高99億5300万円、営業利益32億1500万円、純利益20億7400万円となった。前年同期は四半期決算を開示していないため比較はできないものの、通期計画に対する営業利益の進捗率が85%と高水準であることが好材料視され高く始まったが、その後は利益確定売りに押された。第3四半期に投入したポケモンコラボやエッセンシャル商品が顧客から支持され、8-10月期売上高が四半期として過去最高となったことが牽引した。また、規模拡大による効率向上や一部商品の販売価格見直しなどで、売上総利益率が59.8%から65.8%へ改善したことも寄与した。なお、26年1月期通期業績予想は、売上高136億9700万円(前期比21.7%増)、営業利益38億300万円(同19.6%増)、純利益25億9800万円(同22.1%増)の従来見通しを据え置いた。 ■GENDA <9166> 696円 (-52円、-7.0%) GENDA <9166> [東証G]が急反落。前週末12日取引終了後、第3四半期累計(2-10月)連結決算を発表。売上高は1196億1000万円(前年同期比54.0%増)、純利益は20億2500万円(同23.7%減)となった。純利益ベースで通期計画(50億円)に対する進捗率は約41%であり、これを懸念視する見方が広がったようだ。積極的なM&Aが寄与し大幅増収となった一方、のれん償却費などの計上が利益面で重荷となった。のれん償却前純利益は46億7000万円(同32.8%増)だった。あわせて取得上限500万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.6%)、または30億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は12月15日~来年4月30日。 ■アドテスト <6857> 19,450円 (-1,335円、-6.4%) 東証プライムの下落率5位。アドバンテスト <6857> [東証P]が続急落。前週末の米国株市場ではAI・ 半導体関連株の象徴であるエヌビディアが3.3%安に売られ4日続落となった。これは個別に決算発表を嫌気された半導体設計大手ブロードコム が11%を超える下落に見舞われたことが波及した面もあるようだ。東京市場でもエヌビディアなど米半導体セクターと株価連動性の高い銘柄に売りがかさんでいたが、そのなかアドテストはエヌビディアのAI半導体向けに検査装置を納入していることから下げ足が助長されていた。 ■SBG <9984> 16,830円 (-1,065円、-6.0%) 東証プライムの下落率7位。ソフトバンクグループ <9984> [東証P]が急反落。ここ荒い値動きで前週末は反発したものの、15日は改めて売りの勢いが強まった。前週末の米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が400ポイント近い大幅安となり、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は5%あまりの急落となった。引き続きAI関連株に対するバブル警戒論が取り沙汰されるなか、半導体設計大手ブロードコム が急落するなどで、他の銘柄にも風当たりが強まっており、米ハイテク株の動向と連動性の高いソフトバンクGも目先仕掛け的な売りの対象となっていた。ソフトバンクGの信用買い残は直近データ(12月第1週末現在)で減少しているものの、依然として900万株を超えており、信用倍率も3.35倍と需給面から買い方に不利な状況が継続していた。テクニカル的には75日移動平均線を下放れると同時に、下降トレンドにある25日移動平均線が上値抵抗ラインとして覆いかぶさる状況にあり、足もとで信用買いポジションを取っていた向きの見切り売りを誘発しやすかった。 ■丸善CHI <3159> 334円 (-7円、-2.1%) 丸善CHIホールディングス <3159> [東証S]が3日続落。前週末12日の取引終了後、26年1月期の連結業績予想について、売上高を1750億円から1830億円(前期比10.4%増)へ、営業利益を36億円から48億円(同37.2%増)へ、純利益を23億円から31億円(同20.7%減)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を4円から6円(前期実績3円)へ引き上げたが材料出尽くし感から売られたようだ。「2025大阪・関西万博」に出店した会場内オフィシャルストア2店舗に多くの人が来店し、予想を上回る売り上げを計上したことなどが要因としている。これに加えて、文教市場販売事業で教育・研究施設、図書館などの設計・施工における大型案件の完工が増加したことも寄与し、第3四半期累計(2-10月)決算は、売上高1417億8800万円(前年同期比14.6%増)、営業利益44億9500万円(同95.2%増)、純利益31億500万円(同9.7%増)となった。 ※15日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋 株探ニュース
