米外為市場サマリー:良好な米雇用関連指標を受け一時156円90銭台に上伸

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為替

 9日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=156円88銭前後と前日と比べて95銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=182円40銭前後と同95銭程度のユーロ高・円安だった。

 日銀の植田和男総裁は9日夕、英紙フィナンシャルタイムズ(FT)のインタビューで「持続的な2%のインフレに近づいている」などと発言し、来週の金融政策決定会合での利上げ観測が一段と強まったことから円が買われる場面があった。ただ、2026年の米利下げペースが緩やかになるとの見方に加え、日本の財政悪化懸念が根強いこともあって断続的にドル買い・円売りが流入。この日に米労働省が発表した雇用動態調査(JOLTS)で、10月の求人数が前月から増加したことが分かると、米長期金利が上昇するとともにドル円相場は一時156円95銭まで上伸した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1627ドル前後と前日に比べて0.0010ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS

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