話題株ピックアップ【昼刊】:ユカリア、エターナルG、マキタ

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材料

■ユカリア <286A>  956円   +75 円 (+8.5%)  11:30現在
 ユカリア<286A>は大幅続伸している。前週末5日の取引終了後、富士通<6702>と同日付でヘルスケア事業領域における協業についての覚書を締結したと発表しており、材料視した買いが集まっている。両社の知見やアセットを活用し、AIエージェントによる医療業務オペレーションの効率化をはじめとするサービスの検討を進めていく。

■エターナルG <3193>  3,400円   +225 円 (+7.1%)  11:30現在  東証プライム 上昇率7位
 エターナルホスピタリティグループ<3193>は大幅続伸し、年初来高値を更新している。前週末5日の取引終了後、26年7月期第1四半期(8~10月)の連結決算を発表した。売上高が125億6700万円(前年同期比14.9%増)、営業利益が8億8800万円(同21.9%増)、最終利益が7億6700万円(同78.9%増)だった。最終利益は中間期の計画を上回っており、業績の上振れを期待した買いが入った。収益基盤である国内においては地域統括会社を設立し、機動的かつ柔軟な経営を推進することで出店加速や店舗管理の効率化に取り組んでいる。加えて、今8~10月は特別利益として移転補償金約1億152万円を計上した。同時に開示した11月度の既存店売上高は前年同月比7.1%増となり、25年4月以来、8カ月連続で増収となっている。

■セリア <2782>  3,345円   +205 円 (+6.5%)  11:30現在
 5日に発表した「11月既存店売上高は9.2%増」が買い材料。
 11月既存店売上高は前年同月比9.2%増と増収基調が続いた。

■堀場製作所 <6856>  16,145円   +880 円 (+5.8%)  11:30現在  東証プライム 上昇率10位
 堀場製作所<6856>がカイ気配スタートで大幅高となり、連日の年初来高値更新。同時に昨年5月14日につけた上場来高値1万6225円も一気に上抜き、青空圏に突入した。分析器・計測器メーカーで幅広い分野での研究開発や品質測定で業界ニーズを捉え、業績も増収増益基調が続いている。そうしたなか、前週末5日取引終了後、香港の投資運用会社でアクティビストとして知られるオアシス・マネジメントが提出した大量保有報告書によると、オアシス・マネジメントの同社株の保有比率が9.90%と、5%を大幅に超過したことが判明した。保有目的は「ポートフォリオ投資および重要提案行為」としており、同社株式の将来的な価値向上に向けた思惑が買いを誘導している。

■アイル <3854>  2,474円   +105 円 (+4.4%)  11:30現在
 アイル<3854>は反発。前週末5日取引終了後、第1四半期(8~10月)連結決算を発表した。売上高は50億6400万円(前年同期比11.3%増)、営業利益は13億2500万円(同23.4%増)だった。継続的な大型案件の受注や仕入れ品値上げに伴う顧客提供価格の改定などが寄与。複数ネットショップ一元管理ソフト「CROSS MALL」における新規顧客の獲得や値上げなども奏功した。これが好感されている。

■カナモト <9678>  3,830円   +160 円 (+4.4%)  11:30現在
 カナモト<9678>は反発。およそ1カ月半ぶりに年初来高値を更新してきた。前週末5日取引終了後、26年10月期連結業績予想について売上高を2210億円(前期比3.6%増)、営業利益を187億円(同7.7%増)と発表。7期ぶり最高益更新の見通しを示した。配当予想も100円(前期95円)としており、これを好感した買いが集まっている。同時に発表した25年10月期決算は売上高が2132億6600万円(前の期比2.9%増)、営業利益が173億6900万円(同19.2%増)だった。公共工事の継続や都市再開発案件の進展などが寄与した。あわせて自社株買いの実施を発表した。取得上限は90万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.58%)、または30億円。期間は12月8日~来年6月30日。

■マキタ <6586>  4,601円   +152 円 (+3.4%)  11:30現在
 マキタ<6586>は3日続伸。SMBC日興証券が5日付で投資評価を「2(中立)」から「1(アウトパフォーム)」へ、目標株価を4800円から6100円へ引き上げたことが材料視されている。同証券によると、不透明感が払拭されたと指摘。柔軟な生産戦略で米関税影響は限定的とし、需要もボトム圏という。また、同業他社比でキャッシュポジションが過剰で株主還元余地が大きいとした。

■NXHD <9147>  3,315円   +102 円 (+3.2%)  11:30現在
 NIPPON EXPRESS ホールディングス<9147>が4営業日ぶりに反発している。同社は5日取引終了後、子会社のNX不動産の全株式を日本テーマパーク開発(東京都千代田区)に譲渡すると発表しており、これが評価材料となっているようだ。同社は事業ポートフォリオ戦略の推進による成長事業へのシフト及び低収益やノンコア事業の整理を進めており、今回の譲渡はその一環。株式譲渡の実行日は26年11月1日を予定し、譲渡価額については非公表としている。

■明治ホールディングス <2269>  3,325円   +92 円 (+2.9%)  11:30現在
 明治ホールディングス<2269>が反発している。前週末5日の取引終了後に、継続保有年数3年以上に対する株主への優待制度を導入する株主優待制度の拡充を発表しており、好材料視されている。現行制度では、毎年3月末日時点で100株以上を保有する株主を対象に明治グループ製品詰め合わせを保有株数に応じて1500~5500円相当贈呈していたが、26年3月末日時点の株主から3年以上継続保有する株主を対象に、従来の優待品に加えて「長期保有感謝BOX」を贈呈する。

■ジンズホールディングス <3046>  6,060円   +160 円 (+2.7%)  11:30現在
 ジンズホールディングス<3046>が3日続伸している。前週末5日の取引終了後に発表した11月度の月次売上状況(速報)で、国内アイウェアショップの既存店売上高が前年同月比7.7%増と34カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。休日要因の影響に加えて、継続的な販促及び店舗における接客強化施策により、顧客1人当たりの購買価格が高まったことが既存店売上高の増加につながった。なお、全店売上高は同12.3%増だった。

■三菱重工業 <7011>  4,186円   +103 円 (+2.5%)  11:30現在
 三菱重工業<7011>、東京計器<7721>がいずれも4日続伸とリバウンド局面に移行しているほか、川崎重工業<7012>も5連騰と戻り足に弾みがついている。中国による台湾有事への警戒感がくすぶるなか、6日には中国軍の戦闘機が自衛隊の戦闘機にレーダー照射するなど、中国側からの日本への圧力が高まっている。そうしたなか、ヘグセス米国防長官が6日の演説で、日本などの同盟国は国防費を数年以内にGDP比5%まで引き上げる目標を導入するよう求めたことが伝わり、防衛関連に位置付けられる銘柄の株価を刺激する格好となった。三菱重などをはじめとする防衛関連株は11月相場で大きく調整を入れた銘柄も多かっただけに、目先値ごろ感からの買いも入りやすくなっている。

■F&LC <3563>  7,781円   +174 円 (+2.3%)  11:30現在
 FOOD & LIFE COMPANIES<3563>が4連騰。同社が展開する回転ずしチェーン「スシロー」に関し、中国・上海市内で6日に2つの店舗がオープンし、その盛況ぶりが国内メディアによって報じられている。上海への出店は初となるが、オープン時の待ち時間が約14時間に上ったと伝わっている。日中関係が悪化するなかにあって、順調な滑り出しを示した格好となり、同社の中国事業を巡る投資家の懸念後退につながったようだ。

■西松建設 <1820>  5,719円   +106 円 (+1.9%)  11:30現在
 西松建設<1820>が4日続伸している。この日、ホテルオークラ(東京都港区)と組んで、「オークラリゾート 箱根強羅」を29年に開業すると発表しており、好材料視されている。同計画は、西松建が土地及び建物を開発・所有し、ホテルの運営をホテルオークラに委託するもので、ホテルオークラは同ホテルを、日本国内で初めてとなるオークラリゾートブランドのホテルとして運営する。地上3階建てと地上4階建てのビル2棟で構成され、客室数は計58室を予定している。

■アイザワ証券グループ <8708>  1,354円   +18 円 (+1.4%)  11:30現在
 アイザワ証券グループ<8708>が反発している。前週末5日の取引終了後、保有する投資有価証券の一部を売却したのに伴い、26年3月期第3四半期に投資有価証券売却益9億7800万円を特別利益として計上すると発表したことが好感されている。

■三陽商会 <8011>  3,650円   +45 円 (+1.3%)  11:30現在
 三陽商会<8011>が急反発し、年初来高値を更新した。前週末5日の取引終了後、英投資ファンドであるアセット・バリュー・インベスターズ(AVI)が三陽商株について新たに5%を超えて保有していることが判明し、思惑視されたようだ。同日に関東財務局に提出された大量保有報告書によると、AVIの保有割合は5.36%。報告義務発生日は11月28日。保有目的は純投資及び重要提案行為などを行うこと、としている。

■倉元製作所 <5216>  177円   +50 円 (+39.4%) ストップ高   11:30現在
 倉元製作所<5216>がストップ高の水準となる前営業日比50円高の177円に買われている。同社は前週末5日の取引終了後、ペロブスカイト太陽電池事業について、15日を効力発生日とする新設分割により、新たに設立するKURAMOTOペロブスカイトに承継させることを決議したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。新設会社は100%子会社となる予定。倉元は11月17日、同事業を会社分割(簡易新設分割)により新設会社に承継させる基本方針を決議し、詳細については確定次第公表するとしていた。


●ストップ高銘柄
 トランスGG <2342>  363円   +80 円 (+28.3%) ストップ高   11:30現在
 UMCエレ <6615>  435円   +80 円 (+22.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

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