ドル円は一時155円49銭まで上昇、ドル高優勢=NY為替概況

投稿:

為替

ドル円は一時155円49銭まで上昇、ドル高優勢=NY為替概況

 きょうのNY為替市場は、ロンドン市場からのドル高円安が継続。一時155円49銭と、東京朝の水準を超えて日中の高値を付けた。米債利回りの上昇などがドル買いのきっかけとなった。また午前0時に発表された米ミシガン大学消費者信頼感指数が予想を超える強さを見せたことも、ドル買い円売りにつながっている。東京市場の日経平均株価の弱さに対して、比較的しっかりした動きを見せた米株式市場の動きも、リスク選好でのドル買い円売りにつながったとみられる。

 高値を付けた後は少し下げてもみ合い。週末前ということでNY市場午後は目立った動意なく落ち着いた動きとなった。

 ユーロドルでもドル高が優勢。ロンドン朝につけた1.1672からロンドン市場で1.1640台まで下げた後、1.1640-1.1660レンジの取引となっていたが、米指標を受けたドル高などに押されて1.1628まで一時売りが出た。その後1.1640台を回復するなど、行き過ぎた動きにも警戒感が見られた。

 ポンドドルはこのところの対ユーロでの強さなどもあって、ロンドン市場での1.3362から1.3330割れまでの下げの後、NY市場に入って1.3362と下げ分を帳消しとした。その後はユーロドル同様にドル高に押され1.3316まで売りが出た。NY午後に入って1.3340台を一時回復。

 ユーロ円はロンドン市場朝の180円10銭から反発が続き、一時180円93銭を付けた。対ドルでのユーロ売りもあり、その後いったん調整も180円60銭台までにとどまった。その後180円90銭前後を付けるなど堅調地合いを維持した。

 ポンド円もロンドン市場での206円20銭からNY午前に207円30銭まで上昇。その後は207円ちょうどを挟んでの推移。

 目立った動きが見られたのはカナダドル高。朝に発表されたカナダ雇用統計(11月)は前月比雇用減少予想に反して大きく増加、失業率は悪化予想に反して大きく改善と、かなり力強い結果となった。これを受けてカナダ買いが進行。ドルカナダは1.3940前後から1.3816を付け、カナダ円は111円30銭前後から112円46銭を付けた。

MINKABU PRESS

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。