外為サマリー:一時155円00銭台に軟化、次期FRB議長人事に関する報道が影響

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為替

 4日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=155円12銭前後と前日の午後5時時点に比べ55銭程度のドル安・円高となっている。

 3日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=155円25銭前後と前日に比べ60銭強のドル安・円高で取引を終えた。米雇用関連指標が低調だったことなどが影響し、一時155円01銭まで軟化した。

 前日に米長期金利が低下したことからドル売り・円買いが入りやすく、この日の東京市場も軟調な展開。ブルームバーグ通信が朝方に「トランプ米大統領の側近や盟友は、トランプ氏がホワイトハウスの経済担当トップであるハセット国家経済会議(NEC)委員長を連邦準備制度理事会(FRB)次期議長に指名した場合、ベッセント財務長官をNEC委員長に据え、現職と兼務させる可能性について協議している」と報じたことで、ハセット氏がFRB議長になればトランプ氏の意向に沿った利下げが続きやすいとの思惑がドルの重荷となっている面もあるようだ。ドル円相場は午前9時00分ごろに155円02銭をつけたあとは下げ渋っているものの戻りは限定的となっている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1663ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0020ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=180円91銭前後と同30銭強のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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