米外為市場サマリー:低調な米雇用関連指標を受け一時155円00銭台に軟化
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3日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=155円25銭前後と前日と比べて60銭強のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=181円21銭前後と同5銭程度のユーロ高・円安だった。 この日に米民間雇用サービス会社ADPが発表した11月の全米雇用リポートは、非農業部門の雇用者数が前月比で3万2000人減った。増加を見込んでいた市場予想に反して減少したことで、米労働市場の減速懸念が広がるとともに米連邦準備理事会(FRB)の追加利下げ観測が一段と高まった。米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した11月の米非製造業(サービス業)景況感指数は前月から0.2ポイント上昇したものの、相場の反応は一時的なものにとどまり戻りは限定的。米長期金利の低下がドルの重荷となり、ドル円相場は一時155円01銭まで軟化した。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1671ドル前後と前日に比べて0.0045ドル程度のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS
