話題株ピックアップ【夕刊】(2):UACJ、チェンジHD、カバー

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材料

■UACJ <5741>  1,845円   -202 円 (-9.9%)  本日終値  東証プライム 下落率2位
 UACJ<5741>が急反落。同社は3日、古河電気工業<5801>が保有するUACJ株の一部を売却したと発表した。株式の需給悪化を警戒した売りが膨らんだ。売却株数は1300万株。古河電の保有比率は14.34%から7.10%に低下する。

■チェンジHD <3962>  998円   -94 円 (-8.6%)  本日終値  東証プライム 下落率3位
 チェンジホールディングス<3962>が安い。政府・与党がふるさと納税制度で受けられる税金の控除額に上限を設ける方向で調整に入ったと、複数のメディアが2日に報じた。仲介サイトなど関連事業を手掛ける企業にマイナスの影響を及ぼすとの見方から、「ふるさとチョイス」を運営する同社株を売る向きもあるようだ。「ふるなび」を運営するアイモバイル<6535>も軟調に推移。

■カバー <5253>  1,504円   -76 円 (-4.8%)  本日終値
 カバー<5253>は下値模索の展開。11月19日以来、再び年初来安値を更新してきた。同社は2日、「ホロライブプロダクション」所属の人気Vチューバー「天音かなた」が12月27日をもって卒業すると発表した。これをネガティブ視した売りが出たようだ。

■ニトリホールディングス <9843>  2,646円   -82.5 円 (-3.0%)  本日終値
 ニトリホールディングス<9843>が反落。2日の取引終了後に発表した11月度の月次国内売上高で、既存店売上高が前年同月比5.7%減と3カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。前年との曜日影響がプラス4.2ポイントほどあったものの、平年より平均気温がやや高かったことで、寝具を中心に苦戦を強いられたことが響いた。なお、全店売上高は同4.2%減だった。

■アンドエスティHD <2685>  2,820円   -72 円 (-2.5%)  本日終値
 アンドエスティHD<2685>が4日続落。2日の取引終了後に発表した11月度の月次売上高で、既存店売上高は前年同月比1.2%増と2カ月連続で前年実績を上回ったものの、10月の同4.4%増に比べて伸び率が鈍化したことなどを嫌気した売りが出たようだ。気温の低下に伴い冬物商品の販売が堅調に推移し、アイテム別では、ニットトップスや防寒アウターが人気だったほか、服飾雑貨ではブーツやニット帽、生活雑貨ではクリスマス用品が好評だった。また、前年に比べて休日が2日多かったことで、3.7ポイントのプラス影響があったと試算される。なお、全店売上高は同4.3%増だった。

■良品計画 <7453>  2,951円   -69 円 (-2.3%)  本日終値
 良品計画<7453>が続落。2日の取引終了後に発表した11月度の国内売上高で、直営既存店とオンラインストアを合わせた売上高が前年同月比13.7%減となり、2カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気された。無印良品週間のセール日数が前年同月より1日減ったことで3~4ポイントのマイナス影響があった半面、前年よりも土日祝日が2日多かったことで3~4ポイントのプラス影響があった。ただ、システム障害に伴うオンラインストアの停止の影響が約13ポイント押し下げ要因となり、既存店のみの売上高は前年割れとなった。なお、直営全店とオンラインストアを合わせた売上高は同5.6%減だった。

■岡部 <5959>  917円   -16 円 (-1.7%)  本日終値
 岡部<5959>は反落。2日の取引終了後、11月21日に発表した200万株の売り出しとオーバーアロットメントによる最大30万株の売り出しに関して、売出価格が905円に決定したと発表。これにサヤ寄せする格好となった。

■ディア・ライフ <3245>  1,078円   -12 円 (-1.1%)  本日終値
 ディア・ライフ<3245>は小幅に3日続落。同社は11月25日に公募増資と第三者割当増資を行うことを発表しており、この日から発行価格決定期間に入っている。このため、株価は神経質な値動きとなった様子だ。489万株の公募と上限73万株のオーバーアロットメントによる売り出し、それに111万株の第三者割当増資を実施する。

■エービーシー・マート <2670>  2,692.5円   -29.5 円 (-1.1%)  本日終値
 エービーシー・マート<2670>が反落。2日の取引終了後に発表した11月度売上高で、既存店売上高は前年同月比5.6%増と9カ月連続で前年実績を上回ったものの、利益確定売りが優勢となったようだ。前年よりも日曜日と振替休日が1日ずつ多い曜日並びだったことに加えて、気温の低下とブラックフライデーセールの効果により売り上げが順調だった。商品別では、キッズシューズやアパレル、特に厚手のアウターが好調だった。なお、全店売上高は同6.7%増だった。

■ファーストリテイリング <9983>  56,580円   -370 円 (-0.7%)  本日終値
 ファーストリテイリング<9983>は冴えない。2日の取引終了後、11月度の国内ユニクロ売上速報を発表。既存店とEコマースを合わせた売上高は前年同月比7.6%増と2カ月連続で前年実績を上回った。同社株は3日、小高く始まったものの、買い上がる姿勢は限られ、やがて売りに押された。気温の低下と打ち出しがマッチし、冬物商品の販売が好調だったことに加え、感謝祭も盛況となった。内訳では、客数が同2.8%増、客単価は同4.7%上昇した。


株探ニュース

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