米外為市場サマリー:一時156円10銭台に上伸したあとは伸び悩む
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2日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=155円88銭前後と前日と比べて40銭強のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=181円16銭前後と同70銭弱のユーロ高・円安だった。 ドル円相場は1日の海外市場で一時154円67銭までドル安・円高が進んだ反動から持ち高調整や利益確定のドル買い・円売りが優勢だった。また、日本の財政悪化懸念が円の重荷となっている面もあり、156円18銭まで上伸する場面があった。ただ、トランプ米大統領がホワイトハウス国家経済会議(NEC)のハセット委員長を次期連邦準備理事会(FRB)議長に指名する可能性を示唆すると、米政権の意向をくんで来年も利下げが続くとの見方からドルの上値が重くなった。一方、米利下げ観測が広がっている半面、欧州中央銀行(ECB)は当面政策金利を据え置くとの見方からユーロ買い・ドル売りが入りやすく、ユーロは対円でも上昇した。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1625ドル前後と前日に比べて0.0015ドル程度のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS
