外為サマリー:155円60銭台で推移、持ち高調整主体の動きが続く

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為替

 2日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=155円65銭前後と前日午後5時時点に比べ28銭程度のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=180円71銭前後と同38銭程度のユーロ高・円安で推移している。
	
 前日に日銀の植田和男総裁が12月の金融政策決定会合において、利上げの是非について適切に判断したいと述べ、年内の利下げ観測が台頭し円高圧力を掛けたが、2日は持ち高調整目的のドル買い・円売りの動きが入り、植田総裁の講演前の水準まで戻した。午前中は輸入企業による実需の円売り観測もあり、1ドル=155円77銭近辺まで上伸する場面があった。日銀が今月の会合で利上げに踏み切った後は、当面は利下げに踏み込みにくくなるとの見方も一部では広がったもようだ。財務省が2日に実施した10年債入札は順調な結果となり、国内の長期金利の上昇は一服した。外為市場の反応は限定的なものとなった。

 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1610ドル前後と同0.0004ドル程度のユーロ高・ドル安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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