反発、ウクライナの露の「影の船団」攻撃などで=NY原油概況
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NY原油先物1 月限(WTI)(終値) 1バレル=59.32(+0.77 +1.32%) ニューヨーク原油は反発。11月30日の石油輸出国機構(OPEC)プラス会合で、2026年第1四半期の原油生産量の据え置き(有志8カ国の増産停止)で合意され、同日に米フロリダ州で行われた米当局者とウクライナ代表団の和平協議に進展が見られないなか、29日にウクライナが黒海沿岸のロシアの石油積み出し港、ノボロシースク港に向かっていた「影の船団」のタンター2隻をドローン攻撃したことで、ロシアからの供給がさらに細るとの見方で、週明けのアジアの時間帯から急激に切り返す展開となった。さらにウクライナの攻撃で、カスピ海パイプライン・コンソーシアム(CPC)の黒海側の施設が被害を受けてカザフ原油の輸出が停止していることや、トランプ米大統領が自身のSNSでベネズエラ上空と周辺空域の「全面閉鎖」を警告し、米国のベネズエラ空爆懸念が浮上していることも支援材料。 MINKABU PRESS
