話題株ピックアップ【夕刊】(3):ウィルソンW、PRISMバ、トランスGG
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■ウィルソンW <9610> 228円 +50 円 (+28.1%) ストップ高 本日終値 ウィルソン・ラーニング ワールドワイド<9610>がストップ高。同社は11月28日取引終了後、アリゾナ州立大学サンダーバード・グローバル経営大学院を含むアリゾナ州立大学(ASU)と、共同プログラム開発及び産学連携の強化に向けた意向表明書(LOI)を締結したことを明らかにしており、これが材料視されたようだ。このLOIは、ASU及びサンダーバードが持つグローバルマネジメント分野の教育リソースと、同社グループの営業・リーダーシップ開発の研修コンテンツ及び企業ネットワークを掛け合わせることで、企業の次世代リーダーやグローバル人材育成につながる包括的な学習プログラムを共同で検討・構築することを目的としたもの。具体的な共同プログラムの内容は近日公表するとしている。 ■PRISMバ <206A> 226円 +46 円 (+25.6%) 一時ストップ高 本日終値 PRISM BioLab<206A>が続急伸。11月28日の取引終了後、基盤技術である「PepMetics技術」による新規化合物群である「新規二環性化合物」について特許を取得したと発表しており、これを好感した買いが流入した。同社では今回の特許取得によりPepMetics化合物群の多様性が更に高まり、保有する知的財産権が強化されることになったとしている。また今後は、海外主要国における特許取得も進め、更なる事業発展を図るとしている。 ■トランスGG <2342> 487円 +80 円 (+19.7%) ストップ高 本日終値 トランスジェニックグループ<2342>がストップ高。バイオ関連株の一角に相次いで怒涛の勢いで投資マネーの流入が目立つようになってきた。「過剰流動性が意識される環境下で、年末相場特有の材料株物色対象としてバイオセクターに目が向いている」(中堅証券ストラテジスト)という声もある。免疫生物研究所<4570>が代表格で、11月中旬以降に人気化し株価は初動からきょうのストップ高まで7倍以上に大化けしているが、同社株もそれに追随する動き。薬研究用に使われるマウスを提供するが、日本国内において「エクソンヒト化マウス」に関する特許が6月に成立したのに続き、8月には欧州でも特許が成立するなどで耳目が集まっている。 ■ラクオリア創薬 <4579> 1,054円 +150 円 (+16.6%) ストップ高 本日終値 ラクオリア創薬<4579>が連日ストップ高。前週末引け後に、合成レチノイドであるタミバロテンとがん治療薬併用投与の米国における用途に関する特許査定を受領したことを発表、これを材料視する投資資金が流入した。時価は年初来高値圏をまい進するが、上場来高値は18年1月につけた3320円と天井は高い。23年12月に形成した943円が中期的な上値のフシとして意識されていたが、きょうは既にそこを気配値の状態で上抜く格好となり、23年2月以来約2年10カ月ぶりとなる4ケタ大台乗せも視野に入っている。 ■WHDC <3823> 63円 +8 円 (+14.6%) 本日終値 28日に発表した「クレサヴァと業務提携」が買い材料。 クレサヴァと業務提携し、IoT・AIを活用した次世代サーキュラーイノベーションを共同推進。 ■ミナトホールディングス <6862> 1,337円 +157 円 (+13.3%) 本日終値 ミナトホールディングス<6862>が5連騰し年初来高値を更新した。11月28日の取引終了後、26年3月期の連結業績予想について、売上高を240億円から265億6500万円(前期比8.3%増)へ、営業利益を8億5000万円から13億7600万円(同79.4%増)へ、純利益を4億8000万円から7億9600万円(同2.1倍)へ上方修正したことが好感された。足もとで、半導体メモリー製品の市場価格上昇がデジタルデバイス事業の収益に寄与していることに加えて、デジタルエンジニアリング事業で日本サムスン、トーメンデバイス<2737>と共同で実施している国内大手メーカーに向けたプロジェクトのROM書き込み数量が増加していることが要因。また、ICTプロダクツ事業でテレワークソリューション事業及びデジタル関連機器事業が安定した成長をみせているほか、リテール向けビジネスの取り扱いが拡大していることも寄与する。 ■まんだらけ <2652> 352円 +13 円 (+3.8%) 本日終値 まんだらけ<2652>が大幅反発。同社は前週末11月28日の取引終了後、10月の月次売上高を発表。既存店売上高は前年同期比15.2%増の12億6700万円となった。3カ月連続で前年同月を上回る結果となり、評価されたようだ。全店売上高は同10.7%増の12億9400万円となった。年6回開催している大オークション大会が前年を超える結果となり、業績を後押しした。東京・秋葉原の既存店舗コンプレックスの隣にオープンしたコンプレックス2の売り上げが順調に推移したほか、10月18日に拡大オープンした神戸市のPUCK2も好調な滑り出しとなったという。 ■サンエー化研 <4234> 842円 +28 円 (+3.4%) 本日終値 サンエー化研<4234>の上値追い鮮烈、一時6%を超える上昇で864円まで駆け上がり新値街道をまい進している。11月14日に大陽線を示現し、マーケットの視線を集めたが、PBRが0.3倍前後と超割安圏にあったことで、波状的な水準訂正狙いの買いが続いている。株価は動意前の11月13日終値である580円から半月あまりで50%近い上昇をみせているが、依然としてPBRは0.3倍台に位置したままとなっている。プラスチックフィルム加工メーカーで、軽包装材や産業資材、機能性材料を収益の3本柱とし、このうち機能性材料では主にスマートフォンや液晶テレビなどに使用される表面保護フィルムで高実績を有する。製品開発力にも長じ、完全密封包装された状態のまま電子レンジで加熱調理できる「レンジDo!」を開発、需要獲得が進んでいる。 ■ジオスター <5282> 357円 +9 円 (+2.6%) 本日終値 ジオスター<5282>が大幅続伸。11月28日の取引終了後、26年3月期の連結業績予想について、営業利益を11億2000万円から13億円(前期比16.2%減)へ、純利益を7億3000万円から8億5000万円(同1.8%増)へ上方修正し減益予想から一転最終増益予想にするとともに、期末配当予想を3円から4円50銭に引き上げ年間配当予想を8円50銭(前期11円)としたことが好感された。売上高は274億円(同4.0%減)の従来見通しを据え置いたものの、コスト上昇に対する販売価格転嫁などによるプロジェクト損益の改善が寄与した。 ■ベストワンドットコム <6577> 2,039円 +38 円 (+1.9%) 本日終値 ベストワンドットコム<6577>が続伸。午後2時30分ごろに発表した11月の月間予約受注額が4億4006万円(前年同月比80.5%増)となり、これまで月次予約受注額としては過去最高だった23年11月の3億8787万9000円を上回り過去最高額を更新したことが好感された。26年ゴールデンウィークに催行予定の同社チャータークルーズのコスタセレーナ金沢発着と、同じくゴールデンウィーク期間に催行されるMSCベリッシマの販売が好調で受注額が伸びた。また、ブラックフライデーセールウィークと題し、オンボードクレジット(船上おこづかい)を期間限定で増額したことによりダイヤモンド・プリンセスの受注額が伸びたことや、近年人気の冬季に行われるMSCベリッシマ那覇発着クルーズの受注が堅調であったことも受注額を押し上げた。 ●ストップ高銘柄 大黒屋ホールディングス <6993> 188円 +50 円 (+36.2%) ストップ高 本日終値 Link-Uグループ <4446> 1,550円 +300 円 (+24.0%) ストップ高 本日終値 免疫生物研究所 <4570> 3,820円 +700 円 (+22.4%) ストップ高 本日終値 フェニックスバイオ <6190> 545円 +80 円 (+17.2%) ストップ高 本日終値 野村企業価値 <1480> 39,420円 0 円 (0.0%) ストップ高 本日終値 など、11銘柄 ●ストップ安銘柄 BTCJPN <8105> 314円 -80 円 (-20.3%) ストップ安 本日終値 以上、1銘柄 株探ニュース
