外為サマリー:一時155円60銭台に軟化、日銀総裁発言などを警戒
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1日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=155円81銭前後と前週末の午後5時時点に比べ50銭程度のドル安・円高となっている。 11月28日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=156円18銭前後と前日に比べ10銭強のドル安・円高で取引を終えた。根強い米利下げ観測を背景に一時155円99銭まで軟化した。 この日の東京市場のドル円相場も軟調な展開となっている。片山さつき財務相が前日朝のテレビ番組で、足もとの急激な円安の乱高下について「ファンダメンタルズで動いていないのは明確」と述べたことを受け、通貨当局による為替介入が意識されているもよう。また、きょうは日銀の植田和男総裁が講演を行う予定で、タカ派的な発言が警戒されている面もあるようだ。日経平均株価が朝高後に下げに転じるとリスク回避期的なドル売り・円買いが流入し、午前9時40分すぎには155円68銭まで下押す場面があった。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1603ドル前後と前週末の午後5時時点に比べて0.0030ドル弱のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=180円78銭前後と同20銭弱のユーロ安・円高で推移している。 出所:MINKABU PRESS
