米外為市場サマリー:根強い米利下げ観測を背景に一時155円99銭まで軟化

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為替

 11月28日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=156円18銭前後と前日と比べて10銭強のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=181円16銭前後と同10銭程度のユーロ安・円高だった。

 この日は感謝祭の翌日で米株式市場と米債券市場が短縮取引だったことから相場の方向感は出にくかった。こうしたなか、根強い米利下げ観測を背景にドル売りが先行。日銀の植田和男総裁が12月1日に行う講演で早期利上げの可能性を見極めようとの雰囲気もあり、ドル円相場は155円99銭まで軟化する場面があった。ただ、米長期金利が持ち高調整の動きなどから上昇に転じるとドルは下げ渋り。日本の財政悪化への警戒感がくすぶっていることが円の重荷となった面もあった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1598ドル前後と前日に比べて0.0002ドル程度のユーロ高・ドル安とほぼ横ばいだった。

出所:MINKABU PRESS

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