富田隆弥の【CHART CLUB】 12月はイベント集中で一喜一憂

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コラム

「12月はイベント集中で一喜一憂」

◆11月の株式市場は調整を強めた。日経平均株価は、11月4日につけた史上最高値5万2636円から19日安値の4万8235円まで4401円幅、4月安値の3万0792円からの上げ幅(2万1844円)に対して20%の下落となり、チャートは「調整入り」を強く示唆した。

◆その後は反発し、27日には5万0322円まで戻してきたが、日足チャートは割り込んだ25日移動平均線(27日時点:5万0190円)へのアヤ戻し(プルバック)にすぎず、ここからが戻りの正念場を迎える。チャートが好転を示唆するには、11日の戻り高値である5万1513円の突破を確認したいところだ。

◆一方、東証株価指数(TOPIX)の戻りは順調で、27日には13日の史上最高値3389ポイントにあと7ポイントまで迫っている。AI(人工知能)・半導体関連株の上昇が一服する中で、出遅れていたバリュー(割安)株に物色の矛先が向き始めたといえる。

◆日経平均株価をTOPIXで除した「NT倍率」は10月31日に15.73倍と、2000年以降で最高の水準に達した。直近では14.89倍に低下しているが、過去の例からは、いったんピークアウトすると13倍台まで低下する習性がみられるので、バリュー株の堅調がもうしばらく続くことも想定される。

◆さて、早いものでもう「師走」だ。米国の感謝祭を終えて、年末のボーナス支給やクリスマスの時期を迎え、活況相場を期待する投資家・証券関係者は少なくない。ただ、日本株は12月12日にメジャーSQ(先物・オプション取引の特別清算指数算出)があり、そして米国では連邦公開市場委員会(FOMC)が9~10日に開催される。政府機関閉鎖の影響で遅れている経済指標の発表はその後にずれ込む見込みであり、12月の日米株式市場はともにこれら材料を巡って一喜一憂の展開となることを覚悟しておきたい。

(11月27日 記、毎週土曜日に更新)

情報提供:富田隆弥のチャートクラブ

株探ニュース

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