話題株ピックアップ【夕刊】(3):中越パ、コロンビア、AKIBA

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■中越パルプ工業 <3877>  2,047円   +242 円 (+13.4%)  本日終値  東証プライム 上昇率トップ
 中越パルプ工業<3877>が大幅高で3連騰。2000円台に乗せ、2018年1月以来7年10カ月ぶりの高値圏に浮上した。27日の取引終了後、配当政策を変更し、27年3月期からは連結配当性向30%と株主資本配当率(DOE)2.5%を指標として配当額を決める方針にすると発表した。あわせて26年3月期の期末配当予想を前回予想から10円増額の50円に上方修正しており、株主還元に対する前向きな姿勢を評価した買いが流入した。年間配当予想は90円(前期は70円)とする。同時に27年3月期から31年3月期までの中期経営計画を開示。31年3月期までに営業利益80億円(26年3月期計画は37億円)、自己資本利益率(ROE)8%を目指す。新規事業に着手するほか、脱プラスチック需要を取り込むパッケージング用紙の販売促進や耐油紙をはじめとする高付加価値品の開発、抄紙機の改造や生産集約などによる事業構造の転換を進める。

■コロンビア・ワークス <146A>  3,590円   +410 円 (+12.9%)  本日終値
 コロンビア・ワークス<146A>が大幅高で3日続伸。27日の取引終了後、25年12月期の連結業績予想について、営業利益を47億2900万円から56億円(前期比43.9%増)へ、純利益を27億5000万円から30億8000万円(同37.6%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を69円から70円へ引き上げたことが好感された。今期販売分の一部を26年12月期以降の販売とすることから、売上高は396億1800万円から368億円(同75.4%増)へ下方修正したが、不動産開発事業において期初計画では保守的な原価計算をしていたことに加え、想定を上回る額での販売が複数あったことから利益予想を増額した。同時に、67万1200株の公募による新株式の発行と、10万600株を上限とするオーバーアロットメントによる売り出しを実施すると発表した。発行・売出価格は12月8日から10日までのいずれかの日に決定する予定で、調達資金22億6836万円(上限)は、全額を不動産開発事業における不動産の新規取得及び開発に係る運転資金に充当する。

■AKIBA <6840>  369円   +41 円 (+12.5%)  本日終値
 AKIBAホールディングス<6840>がマドを開け急上昇、一時8.8%高の357円と値を飛ばし、300円台前半で収れんする25日・75日移動平均線をまとめて上抜いた。増設メモリーやフラッシュモジュールなどメモリー製品の販売を手掛け、米エヌビディア製品の取り扱い実績も豊富だ。また、電子部品大手のローム<6963>とはAIソリューションパートナー契約を締結している。ここ生成AI市場の急拡大を背景としたAIサーバー向け需要が引き金となって、メモリー価格の高騰が顕著となっている。同社などメモリー製品を販売する企業にとって追い風が強まるとの見方が投資資金の食指を動かしているもようだ。

■WHDC <3823>  55円   +6 円 (+12.2%)  本日終値
 27日に発表した「ビットコイン活用の株主優待検討」が買い材料。
 暗号資産交換業者のFINX JCryptoと業務提携し、ビットコインを活用した株主優待制度の導入を検討開始。

■ダイトーケミックス <4366>  301円   +29 円 (+10.7%)  本日終値
 ダイトーケミックス<4366>が急騰。半導体集積回路製造用のフォトレジストなどに使用される感光性材料の製造や写真材料、医薬中間体などを手掛けるが、今期業績は好調な推移をみせ、25年4~9月期は営業利益段階で前年同期比14%増益と2ケタ成長を確保している。好業績を背景に株主還元にも前向きな姿勢をみせており、27日取引終了後に株主優待制度の導入を発表した。毎年3月末時点で1000株以上を保有する株主を対象に図書カードNEXT1000円分、保有期間1年以上の場合は3000円分を贈呈、初回の26年3月末に限って継続保有期間にかかわらず3000円分の図書カードNEXTを贈呈するというもので、これを好感する買いが集中した。なお、同社の年間配当は26年3月期に8円を計画しており、配当利回りは前日終値換算で3%近くに達している。

■ミナトホールディングス <6862>  1,180円   +95 円 (+8.8%)  本日終値
 ミナトホールディングス<6862>が8%を超える上昇で4連騰、1000円トビ台のもみ合いを放れ年初来高値を更新した。26年3月期上期の好決算発表を受け12日にマドを開けストップ高に買われたが、その後も強調展開を維持、足もとで再び上昇ピッチを強め大勢2段上げの様相を呈している。産業機器向けメモリーモジュール(コンピューター記憶装置)を主力とし、システム構築やエンジニア派遣といったソリューションビジネスでも需要開拓が進んでいる。そうしたなか、DRAMを中心とする半導体メモリー製品の価格高騰により同社にも収益メリットが及んでいる。生成AI市場の急拡大を背景としたAIデータセンター向けSSDの需要急増に加え、最近では中国のメモリー最大手CXMTが、AI半導体であるHBM(広帯域メモリー)へリソースを集中する方針に舵を切り、現在普及しているDRAM生産を段階的に終了させることが伝わった。メモリー価格を急速に押し上げる背景となっており、株式市場でもこれに伴い商機が高まっている企業に投資マネーが注目し始めた。ミナトHDは上期の好業績をベースに、今期業績予想の上振れへの期待が一段と現実味を帯びている。同社の通期営業利益は前期比11%増の8億5000万円を計画しているが、上期段階で7億円(前年同期比50%増)を達成しており、通期予想も大幅に増額される可能性がある。

■窪田製薬HD <4596>  54円   +4 円 (+8.0%)  本日終値
 窪田製薬ホールディングス<4596>が堅調な動き。27日の取引終了後、遠くを見ている映像環境を再現するメガネ型AR(拡張現実)デバイス「Kubota Glass」について、中国・武漢昌久視康医療器械と販売特約店契約と売買契約を締結したと発表しており、業績への貢献が期待されている。今回の契約により武漢昌久に対して、販売地域制限のない非独占販売権を付与する。武漢昌久は、眼科・視力関連分野に特化した医療機器やコンタクトレンズなどを取り扱う販売会社で、複数ブランドの製品を扱うディストリビューター。武漢市を拠点として、湖北省・湖南省・江西省の病院およびクリニック向けに販売を行っていることから、窪田製薬HDでは今後、武漢昌久と協力し、湖北省・湖南省及び江西省における「Kubota Glass」の販売拡大に取り組むとしている。

■エスクロAJ <6093>  155円   +11 円 (+7.6%)  本日終値
 エスクロー・エージェント・ジャパン<6093>は大幅高。27日の取引終了後、100%子会社サムポローニアが開発した相続支援システム「AI相続ミツローくん」が、富士通<6702>の金融機関向け相続支援サービス「FinSnaviCloud」のオプションサービスに採用されたと発表しており、これを好感した買いが入った。「FinSnaviCloud」は、富士通が提供する金融機関向けの相続支援クラウドサービスで、煩雑な相続手続きのフルデジタル化を支援し、窓口・事務センター業務の効率化や顧客へのスムーズな案内を可能とすることから、全国の銀行をはじめとする金融機関で広く活用されている。一方の「AI相続ミツローくん」は、サムポローニアが独自に開発した相続人特定に特化したシステムで、戸籍謄本から相続関係説明図を自動生成し、法定相続人の特定や相続分の計算までをワンストップで実行する。今回の採用は、金融機関向けの相続支援サービスで日本で初めて相続関係説明図の自動作成及び法定相続人の自動判定機能を提供する事例となるとしており、相続事務手続の効率化が期待されている。

■エンビプロ <5698>  607円   +41 円 (+7.2%)  本日終値
 エンビプロ・ホールディングス<5698>の物色人気加速。金属スクラップや産業廃棄物を収集し分別加工を行う資源リサイクル事業を展開する。中国のレアアース輸出規制の動きなどを背景に、東京市場ではここ都市鉱山関連株への波状的な買いが続いている。既にアサカ理研<5724>は前日までの直近2週間あまりで株価は2倍近くに上昇するなど上値指向の強さが際立っている。そうしたなか、株価500円台に位置していた同社株もレアアース関連の出遅れ株としてにわかに注目度が高まっている。株式需給面でも信用買い残が直近ピーク時であった10月中旬から大幅に整理が進んでいることで、上値の軽さが意識されている。

■INCHD <7078>  417円   +28 円 (+7.2%)  本日終値
 INCLUSIVE Holdings<7078>が反発。同社は27日、地域創生を推進する47partners(東京都豊島区)と同分野で業務提携を開始したことを明らかにしており、これが材料視されたようだ。これは地域資源を生かした事業開発及び情報発信に関するもの。協業の主な取り組みとして「メディア事業で培ったノウハウを生かした地域プロジェクトのマネジメント及び広報・情報発信支援」「埋もれた地域資源を都市や海外からも選ばれる商品・ブランドへ磨き上げる企画・プロデュース」などを挙げている。

●ストップ高銘柄
 トレードワークス <3997>  406円   +80 円 (+24.5%) ストップ高   本日終値
 トランスGG <2342>  407円   +80 円 (+24.5%) ストップ高   本日終値
 免疫生物研究所 <4570>  3,120円   +501 円 (+19.1%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 Amazia <4424>  455円   -100 円 (-18.0%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

株探ニュース

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