話題株ピックアップ【夕刊】(1):三井E&S、弁護士COM、JCRファ
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■三井E&S <7003> 6,867円 +674 円 (+10.9%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位 三井E&S<7003>が急動意、一時14.6%高と値を飛ばし2007年以来約18年ぶりの高値圏に浮上、一気に7000円台まで駆け上がる場面があった。高市早苗政権が打ち出す財政出動を伴う経済政策にマーケットの関心が向かうなか、かつての日本のお家芸であった造船業界も国策の後押しが見込まれる状況となっている。国土交通省が造船業の設備投資を支援する「造船業再生基金」を設け、2025年度の補正予算案に1200億円を計上する方針が伝わっている。船舶用ディーゼルエンジンのトップメーカーである同社への収益メリットが期待される状況で、投資マネーの攻勢を改めて誘導する格好となっている。加えて市場では「ゴールドマン・サックスが(同社株を)投資判断最上位、目標株価7800円で新規カバレッジ対象に掲げており、これに反応した投資マネーの買いに弾みがついた。造船業界については官民連携で総額1兆円規模の投資を行うという話も出ていることで、ファンド系資金も右に倣えで一斉に買いに動いたようだ」(中堅証券ストラテジスト)としている。 ■ヨコレイ <2874> 1,369円 +106 円 (+8.4%) 本日終値 東証プライム 上昇率5位 ヨコレイ<2874>が後場動意づき、年初来高値を更新した。同社はきょう午後1時30分ごろ、不動産投資顧問業を営むベントール・グリーンオーク(東京都港区)と戦略的パートナーシップに関する基本合意を締結したと発表。これが材料視されたようだ。基本合意の内容は「新設冷蔵物流センターの共同開発」「港湾冷蔵物流センターの建て替えに対する共同での取り組み及び老朽化した物流センターの共同再開発」「ヨコレイの海外事業の展開支援」「資産流動化の推進」など。対象物件・具体的条件・スキームなどについては、両社で協議のうえ個別契約などで定める予定だとしている。 ■弁護士ドットコム <6027> 2,943円 +205 円 (+7.5%) 本日終値 弁護士ドットコム<6027>が急反発。27日の取引終了後、東京証券取引所の承認を受けて、12月4日付で東証グロース市場から東証プライム市場へ市場変更されることになったと発表しており、指数連動ファンドなどによる買い需要発生を先取る形で買われた。同社は日本最大級の弁護士/法律ポータルサイト「弁護士ドットコム」の運営やクラウド型電子契約サービス「クラウドサイン」の提供が主な事業。26年3月期連結業績予想は、売上高161億円(前期比14.4%増)、経常利益20億円(同42.3%増)を見込む。 ■JCRファーマ <4552> 783円 +50 円 (+6.8%) 本日終値 東証プライム 上昇率9位 JCRファーマ<4552>の上げ足鮮烈、昨年5月以来約1年半ぶりとなる800円台を回復する場面があった。同社は遺伝子組み換え天然型ヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト」を主力とし、直近は薬価引き下げの逆風を数量増で補っており、26年3月期は営業黒字転換が見込まれている。再生医薬品では健康な人の骨髄から抽出した間葉系幹細胞を使った細胞医薬品「テムセル」などでニーズに応えるほか、ハンター症候群治療酵素製剤「パビナフスプ アルファ」など新薬開発に向けた動きも注目されている。極めて高難度の血液脳関門の通過技術「J-Brain Cargo」を活用した世界初の医薬品「イズカーゴ」を上市して耳目を集めた経緯があり、開発力の高さにも定評がある。株価は10月末の決算発表を契機に中段もみ合い圏を離脱、今月下旬に入って機関投資家とみられる波状的な投資資金の流入が観測され、株価は動兆しきりとなっている。 ■中央発條 <5992> 3,800円 +205 円 (+5.7%) 本日終値 中央発條<5992>が上げ幅を拡大。午後2時ごろに26年3月期の連結業績予想について、最終利益を19億円から105億円(前期比5.7倍)へ上方修正したことが好感された。為替相場が想定よりも円安に推移していることで、保有する外貨建資産に対する為替評価差が発生していることに加えて、保有していた投資有価証券を売却したことによる売却益が発生することが要因としている。なお、売上高1100億円(同0.1%減)、営業利益25億円(同43.0%減)は従来見通しを据え置いている。 ■マンダム <4917> 2,513円 +85 円 (+3.5%) 本日終値 マンダム<4917>が3連騰。同社は27日の取引終了後、MBO(経営陣が参加する買収)の一環としてカロンホールディングス(東京都千代田区)が実施するTOB(株式公開買い付け)に関し、買付価格が1株2520円(従来は1960円)に引き上げられたと発表。マンダムの株価はTOB価格にサヤ寄せをする動きをみせた。あわせて、旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンスや野村絢氏らが、TOBに応募する契約を締結したことも明らかにした。買付期間の期限は12月4日から18日までに延長する。 ■アルコニックス <3036> 2,375円 +68 円 (+3.0%) 本日終値 アルコニックス<3036>は後場に強含んだ。28日午後1時ごろ、子会社の富士カーボン製造所が進める中国拠点再編の一環として2026年12月に昆山の中国拠点を閉鎖すると発表。選択と集中に向けた動きを受け、買いが入ったようだ。昆山の拠点が行っている自動車電装部品などに使う各種カーボンブラシの製造は、広州の拠点などに移管する。 ■大同特殊鋼 <5471> 1,581円 +43.5 円 (+2.8%) 本日終値 大同特殊鋼<5471>が後場一段高。同社はきょう、ロボットの小型化につながる光学式エンコーダー用赤外点光源LEDを開発したと発表。12月からサンプルの受注受付を開始するとしており、これが買い手掛かりとなったようだ。 ■ティーケーピー <3479> 1,842円 +47 円 (+2.6%) 本日終値 ティーケーピー<3479>が7日続伸。この日、10月31日付でVRエンターテインメントの企画・制作を手掛けるAquaVision(東京都新宿区)株式の30%を取得して関連会社とし、VR事業に参入したと発表したことが好材料視された。また、同時に資本・業務提携契約を締結し、第1弾プロジェクトとして12月23日から東京タワーでプラド美術館のVRアート展「Art Masters:プラド美術館所蔵品VR展」を開催するとしている。 ■DyDo <2590> 2,548円 +62 円 (+2.5%) 本日終値 ダイドーグループホールディングス<2590>が反発。27日の取引終了後に発表した第3四半期累計(1月21日~10月20日)連結決算は、売上高1849億5000万円(前年同期比2.7%増)、営業利益52億1800万円(同18.3%減)、最終利益4億6800万円(同93.5%減)と増収減益となったものの、最終損益が通期計画を上回って着地したことが好感されたようだ。海外飲料事業で主力のトルコ飲料事業において、戦略的な価格改定と機動的な販売促進活動、広告投下の効果などにより増収となったことで、全体の売上高も増収となった。ただ、国内事業は消費者の節約志向などで飲料の販売数量が減少したほか、サプリメント通販チャネルにおける定期顧客の減少などもあって減収減益となり、全体の営業利益も減益となった。なお、26年1月期通期業績予想は、売上高2434億円(前期比2.6%増)、営業利益18億円(同62.4%減)、最終損益30億円の赤字(前期38億400万円の黒字)の従来見通しを据え置いている。 株探ニュース
