外為サマリー:一時155円70銭台の円高に、野口審議委員の発言に反応
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27日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=155円99銭前後と前日午後5時時点に比べ30銭強のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=180円98銭前後と同10銭弱のユーロ安・円高で推移している。 ドル円は、午前9時時点では156円20銭台で推移していたが、その後はドル売り・円買いが強まり、午前10時30分過ぎには155円71銭近辺まで円高が進行した。日銀の野口旭審議委員が大分県の金融経済懇談会であいさつを行った。同氏はリフレ派として知られるが、物価安定目標が見通し期間の後半に達成されるなら、「政策金利の調整も適切なペースで行われていくべきだ」と述べたと伝わり、追加利上げに対して否定的な姿勢は示さなかった。これを受け、円買いの動きが強まった。その後、昼にかけ156円10銭台に値を戻したが、午後2時10分過ぎには155円80銭台をつけ、円は強含む展開となった。 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1601ドル前後と同0.0020ドル強のユーロ高・ドル安で推移している。 出所:MINKABU PRESS
