外為サマリー:一時155円80銭台に軟化、野口審議委員の発言を警戒
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27日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=156円04銭前後と前日の午後5時時点に比べ30銭強のドル安・円高となっている。 26日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=156円47銭前後と前日に比べ40銭強のドル高・円安で取引を終えた。米労働市場の底堅さを示す雇用関連指標を受け一時156円74銭まで上伸したが、27日は米国が感謝祭の祝日となることから模様眺めムードが広がりやすく伸び悩んだ。 米連邦準備理事会(FRB)による追加利下げ観測が根強いこともあり、この日の東京市場のドル円相場は軟調な展開となっている。きょうは日銀の野口旭審議委員が大分県金融経済懇談会に出席する予定で、市場では12月利上げを織り込ませるような発言が出る可能性が警戒されており、午前9時50分ごろには155円85銭まで軟化する場面があった。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1602ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0020ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=181円03銭前後と同4銭程度のユーロ安・円高で推移している。 出所:MINKABU PRESS
