話題株ピックアップ【夕刊】(3):キオクシア、ディアライフ、リンクユーG
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■キオクシア <285A> 8,386円 -1,467 円 (-14.9%) 一時ストップ安 本日終値 東証プライム 下落率トップ キオクシアホールディングス<285A>が大幅に3日続落。25日の取引終了後、米投資ファンドのベインキャピタル系のBCPE Pangea Caymanが、キオクシアの株式の一部をブロックトレードで売却すると米ブルームバーグ通信が報じた。これを受け、株式の需給悪化を警戒した売りが優勢となった。ブックランナーのゴールドマン・サックス証券が25日に発表したという。28日に譲渡され、売却株数は3600万株となり、25日終値をもとに算出した売却規模は約3500億円に上るとしている。 ■ディア・ライフ <3245> 1,113円 -64 円 (-5.4%) 本日終値 東証プライム 下落率3位 ディア・ライフ<3245>が急落。同社は25日の取引終了後、公募増資と第三者割当増資の実施を発表。1株利益の希薄化を警戒した売りが優勢となった。公募による新株発行数は489万株。需要状況に応じて上限73万株のオーバーアロットメントによる新株発行・売り出しを予定する。発行価格は12月3日から8日までのいずれかの日に決める。加えて、社長の資産管理会社を割当予定先として新株111万株を発行する予定。発行済み株式総数は最大で14.99%増加する見通し。ディアライフは手取り概算で最大約71億7353万円を調達し、リアルエステート事業の利益成長に向け、開発用地や収益不動産の仕入れや建築のための資金に充てる。 ■Link-Uグループ <4446> 967円 +150 円 (+18.4%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率トップ Link-Uグループ<4446>がストップ高。25日の取引終了後、サウジアラビアの翻訳・ローカリゼーション企業であるタルジャマ(Tarjama)社と、日本のデジタルコンテンツ(主にマンガ・アニメ)のアラビア語ローカライズ、配信及び官民連携による事業開発を目的とする基本合意書(MOU)を締結したと発表しており、これを好感した買いが流入した。中東・北アフリカ地域(MENA地域)で映画・アニメ・マンガなどのコンテンツ分野が急速に拡大し、国家的にも文化産業の創出が重点項目として位置づけられていることを受けて、共同でMENA市場の新規開拓を推進するのが狙い。日本のマンガなどのデジタルコンテンツをアラビア語圏向けに最適化するための翻訳・編集ローカライズの共同実施やMENA地域に最適化されたデジタルコンテンツプラットフォームの開発・導入、サウジアラビアの官民連携プログラムと整合した共同プロジェクトの企画・実行、アラビア語圏における人材育成への貢献などの分野で協力する。 ■プライム・ストラテジー <5250> 1,042円 +150 円 (+16.8%) ストップ高 本日終値 プライム・ストラテジー<5250>がストップ高。25日の取引終了後、GMOインターネットグループ<9449>が同社の連結子会社化を目指して株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表したことを受けて、TOB価格1600円にサヤ寄せする格好となっている。プライムストの主力サービスである超高速CMS(コンテンツ管理システム)実行環境「KUSANAGI」をGMOのサービスと融合することでシナジーを実現させるのが狙いで、あわせて資本・業務提携を締結する。買い付け予定数は221万4800株(下限184万9400株、上限221万4800株)で、買付期間は11月26日から12月23日までとしており、プライムストはTOB成立後も上場を維持する予定。なお、プライムストは今回のTOBに対して賛同の意見を表明するとともに、応募するか否かは株主の判断に委ねるとしている。 ■ビーアンドピー <7804> 2,604円 +194 円 (+8.1%) 本日終値 ビーアンドピー<7804>が3連騰。25日の取引終了後、集計中の25年10月期連結業績について、売上高が従来予想の43億円から44億9500万円へ、営業利益が6億3100万円から7億100万円へ、純利益が4億2600万円から4億9100万円へそれぞれ上振れて着地したようだと発表しており、これを好感した買いが入った。前期から連結決算に移行したため前の期との単純比較はできないものの、消費活動の拡大やインバウンド需要の拡大を背景に主力のインクジェットプリントが伸びたことに加えて、デジタルクリエイト、プリントソリューション、オーダーグッズ制作が順調に成長した。また、24年11月にグループ会社化したイデイの利益率が改善したことも寄与した。なお、業績上振れに伴い、期末一括配当予想を77円から80円(前の期60円)へ増額した。 ■ビーマップ <4316> 879円 +59 円 (+7.2%) 本日終値 ビーマップ<4316>は4日ぶり反発。25日取引終了後、オーストラリアのシドニーで次世代Wi-Fi規格「Wi-Fi HaLow(IEEE802.11ah)」の高出力(200mW)モードを用いた実証実験を行い、約6キロメートル離れた拠点間での長距離音声通信に成功したと発表した。日本国内で実用されているWi-Fi HaLowの一般的な通信距離とされる約1キロメートルを大幅に上回ったという。 ■ディスラプターズ <6538> 359円 +24 円 (+7.2%) 本日終値 ディスラプターズ<6538>が大幅高。求人情報と賃貸不動産関連のWebサイトを運営するが、主力のマーケテイング事業で転職情報集約サイトが好調で業績を牽引、足もとで収益回復が加速している。25日取引終了後に26年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の5億100万円から7億2500万円(前期比2.1倍)に大幅増額、これがポジティブサプライズとなり、上値を見込んだ投資資金が集中した。株式需給面では直近11月第2週末現在で信用買い残の整理が進捗しており、上値の軽さが意識されやすい。 ■タカミヤ <2445> 450円 +25 円 (+5.9%) 本日終値 タカミヤ<2445>がマドを開け急動意。仮設機材のレンタル及び販売を手掛けるが、設計から施工、管理、物流に至るまで一気通貫で対応し需要獲得が進んでいる。都内で再開発の動きが活発だが、同社が本社を置く大阪でも日本維新の会が掲げる「副首都構想」を背景に再開発の動きが一段と加速していく可能性があり、同社の商機拡大につながる公算が大きいとの見方もある。配当利回りも3.5%台と高くバリュー株素地を内包しており、株価は今月14日につけた年初来高値443円を上抜き、昨年11月以来約1年ぶりの高値圏に浮上している。 ■FIXER <5129> 466円 +22 円 (+5.0%) 本日終値 FIXER<5129>は後場一段高。同社は26日、レノボ・ジャパンが提供する最新AIワークステーションと、FIXERが開発・提供する生成AIサービスを組み合わせたAIエッジワークステーションの提供を来年1月に開始すると発表。これを手掛かりとした買いが入ったようだ。レノボ・ジャパンの「ThinkStation PGX」と、FIXERの「GaiXer(ガイザー)」を組みあわせ、クラウドの利用が制限される自治体や医療機関、企業のIT部門などの顧客に向け、安全で即時に生成AIを活用できるソリューションを提供する。 ●ストップ高銘柄 免疫生物研究所 <4570> 2,119円 +400 円 (+23.3%) ストップ高 本日終値 ハンワホームズ <275A> 705円 +100 円 (+16.5%) ストップ高 本日終値 Amazia <4424> 705円 +100 円 (+16.5%) ストップ高 本日終値 など、6銘柄 ●ストップ安銘柄 AIストーム <3719> 409円 -80 円 (-16.4%) ストップ安 本日終値 以上、1銘柄 株探ニュース
