<動意株・26日>(大引け)=ギフティ、キヤノンMJ、ニシオHDなど
投稿:
ギフティ<4449.T>=急伸。ここ底値圏でのもみ合いが続いていたが、目先法人筋の売り物が切れ、貸株市場経由の空売り買い戻しも作用して1000円トビ台から離陸する動きをみせている。テクニカル的には5日・25日移動平均線が満を持してゴールデンクロスを示現しており、これに追随したリバウンド狙いの買いを引き寄せている。同社は飲食店や小売店舗で商品やサービスと交換できる電子チケットの発行及び流通・販売を手掛けるが、足もとの業績は好調な推移をみせている。25年12月期営業利益は24億800万円(前期比38%増)を会社側では見込むが、第3四半期までの進捗率から上振れの公算が大きい。SBI証券が25日付で同社の業績予想を修正するとともに目標株価4700円と投資判断「買い」を継続しており、これも株価を刺激する背景となっているもようだ。 キヤノンマーケティングジャパン<8060.T>=5日続伸し新値追い。同社はきょう、防犯ソリューションを提供しているCIA(広島市中区)と資本・業務提携し、国内での独占販売権を取得したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。同社は自社のマーケティング力と顧客基盤を生かし、全国展開を加速させる構え。また、CIAと連携し、防犯に関する新たなソリューションの共同開発や、ビジネスモデルを検討するとしている。 ニシオホールディングス<9699.T>=上値指向。この日、傘下の西尾レントオールが、Polyuse(東京都港区)が開発した建設用3Dプリンター「Polyuse One(ポリウス ワン)」のレンタルを開始すると発表した。Polyuseの建設用3Dプリンティング技術は、国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」にも登録されている技術で、西尾レントオールによると「Polyuse One」の基礎フーチング施工時の残存型枠・金属施工時の残存型枠・折れ曲がり箇所用水路側溝・河川用魚道・河川用擬石模様型ブロックなどへの活用が見込まれるという。今回のレンタルサービスでの提供により、多くの施工現場で最新技術を手軽に導入でき、建設現場における労働力不足の解消、工期の大幅な短縮、更に環境に配慮した持続可能な施工の実現に貢献するとしている。 タカミヤ<2445.T>=マド開け急伸。仮設機材のレンタル及び販売を手掛けるが、設計から施工、管理、物流に至るまで一気通貫で対応し需要獲得が進んでいる。都内で再開発の動きが活発だが、同社が本社を置く大阪でも日本維新の会が掲げる「副首都構想」を背景に再開発の動きが一段と加速していく可能性があり、同社の商機拡大につながる公算が大きいとの見方もある。配当利回りも3.5%台と高くバリュー株素地を内包しており、株価は今月14日につけた年初来高値443円を上抜き、昨年11月以来約1年ぶりの高値圏に浮上している。 Link-Uグループ<4446.T>=ストップ高。25日の取引終了後、サウジアラビアの翻訳・ローカリゼーション企業であるタルジャマ(Tarjama)社と、日本のデジタルコンテンツ(主にマンガ・アニメ)のアラビア語ローカライズ、配信及び官民連携による事業開発を目的とする基本合意書(MOU)を締結したと発表しており、これを好感した買いが流入している。中東・北アフリカ地域(MENA地域)で映画・アニメ・マンガなどのコンテンツ分野が急速に拡大し、国家的にも文化産業の創出が重点項目として位置づけられていることを受けて、共同でMENA市場の新規開拓を推進するのが狙い。日本のマンガなどのデジタルコンテンツをアラビア語圏向けに最適化するための翻訳・編集ローカライズの共同実施やMENA地域に最適化されたデジタルコンテンツプラットフォームの開発・導入、サウジアラビアの官民連携プログラムと整合した共同プロジェクトの企画・実行、アラビア語圏における人材育成への貢献などの分野で協力する。 ディスラプターズ<6538.T>=上値指向強め年初来高値に急接近。求人情報と賃貸不動産関連のWebサイトを運営するが、主力のマーケテイング事業で転職情報集約サイトが好調で業績を牽引、足もとで収益回復が加速している。25日取引終了後に26年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の5億100万円から7億2500万円(前期比2.1倍)に大幅増額、これがポジティブサプライズとなり、上値を見込んだ投資資金が集中した。株式需給面では直近11月第2週末現在で信用買い残の整理が進捗しており、上値の軽さが意識されやすい。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS
