話題株ピックアップ【昼刊】:JBS、アドテスト、ニッケ
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■日本ビジネスシステムズ <5036> 1,457円 +70 円 (+5.1%) 11:30現在 日本ビジネスシステムズ<5036>は高い。前週末21日取引終了後、自社株買いを実施すると発表した。取得上限は120万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.63%)、または24億円。期間は11月25日~来年2月28日。これが好感されている。 ■アドバンテスト <6857> 19,205円 +890 円 (+4.9%) 11:30現在 アドバンテスト<6857>が反発、一時1035円高の1万9350円まで上昇する場面があった。前日の米国株市場では半導体関連株が軒並み上昇し、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は4.6%高と急騰した。ただ、AI半導体関連株のシンボルストックであるエヌビディアは2%強の上昇にとどまり、75日移動平均線を上回れずに取引を終えた。市場ではグーグルが開発した最先端AIモデル「Gemini(ジェミニ)3」への期待が大きい一方、同モデルは高性能だけでなく低コストを売り物としており、エヌビディアの最先端GPUブラックウェルなどへのニーズが中期的に低下するのではないかとの思惑も錯綜している。エヌビディアを主要顧客とするアドテストにとってもネガティブに作用する可能性があるだけに、上値追いにやや慎重となっている面もあるようだ。アドテストは前週末に2500円強の急落をみせており、きょうはその半値戻しにも満たない状況となっている。 ■日本毛織 <3201> 1,764円 +70 円 (+4.1%) 11:30現在 日本毛織<3201>は3日続伸している。前週末21日の取引終了後、自社株200万株(消却前の発行済み株式総数の2.62%)を11月28日付で消却すると発表した。消却後の発行済み株式総数は7427万8858株となる。同時に期末配当予想は従来見通しから5円増額の30円(前期の期末配当は24円)にすると開示した。年間配当予想は47円(前期は40円)となる。株式需給の引き締まりと前向きな株主還元姿勢を評価した買いが入っている。 ■NISSHA <7915> 1,180円 +42 円 (+3.7%) 11:30現在 NISSHA<7915>は反発。前週末21日取引終了後、12月4日付で283万9538株(発行済み株式総数の5.58%)の自社株を消却すると発表した。将来の株式の希薄化懸念の払拭と浮動株比率の向上を図るため。これが手掛かりとなっているようだ。 ■島津製作所 <7701> 4,502円 +144 円 (+3.3%) 11:30現在 島津製作所<7701>は続伸。SMBC日興証券が21日付で投資評価を「2(中立)」から「1(アウトパフォーム)」へ、目標株価を4200円から5500円へ引き上げたことが材料視されている。同証券によると、計測機器市場における米国の関税影響や政府予算縮小、中国の軟調な市況の影響は概ね出尽くし、今後の不透明感は払拭され始めていると指摘。米中印の計測機器シェア拡大と、新製品や消耗品増による収益性の改善により、業界平均を上回る売り上げ・営業利益成長が期待できるという。 ■トーメンデバイス <2737> 10,800円 +270 円 (+2.6%) 11:30現在 トーメンデバイス<2737>が反発している。同社は21日取引終了後、韓国の人工知能(AI)スタートアップ企業であるモビリントと両社間における製品プロモーション及び協業関係拡大を目的とした覚書(MOU)を締結したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。同社は、モビリントのオンプレミス、オンデバイス向け高性能AIプロセッサー(NPUソリューション)技術によって、低消費電力で従来のプロセッサーの性能不足によって生じるAI市場のさまざまな課題解決に向け共同プロモーションを開始。主な協業内容としては、「日本市場における潜在的な事業の可能性を探り、共同でマーケットの調査・創出」「技術・ノウハウ・マーケティング情報を共有し、新しいビジネスモデルの創出、協業のためのタスクチームを創設」「日本市場での販売・製品開発の連携など相互利益につながる新たな協力関係の創出」などとなっている。 ■さくらインターネット <3778> 3,080円 +70 円 (+2.3%) 11:30現在 さくらインターネット<3778>は堅調。英運用会社のオービス・インベストメント・マネジメントが21日付で関東財務局に提出した大量保有報告書で、さくらネット株を5.30%取得したことが判明した。保有目的は「当社の管理下にあるファンドの資産運用のための投資」としている。報告義務発生日は11月14日。 ■みずほFG <8411> 5,183円 +20 円 (+0.4%) 11:30現在 みずほフィナンシャルグループ<8411>が堅調。日本経済新聞・電子版は22日に日銀の増一行審議委員が利上げ判断に関して「近づいている」と述べたと報道した。同氏は「利上げをしていい環境は整ってきていると思う」と発言したという。日銀は、年内は12月18~19日に、新年は1月22~23日に金融政策決定会合を予定しているが、追加利上げ思惑から銀行株に対する買いが流入している。 ■コンヴァノ <6574> 110円 -14 円 (-11.3%) 11:30現在 コンヴァノ<6574>は5日ぶり反落。前週末21日取引終了後、26年3月期連結業績予想の修正を発表。売上高を123億7000万円から149億5000万円(前期比4.6倍)へ上方修正した一方、営業利益を65億3500万円から59億9000万円(前期1億3500万円)へ下方修正した。ビットコインを用いたトレジャリー偏重から、本業起点の事業成長とM&A・成長投資を重視する財務戦略に軸足を移す方針へ戦略を見直し、この影響を織り込んだ。足もとの受注や販売動向なども踏まえた。利益の下振れ見通しが嫌気されている。 ■ソフトバンクグループ <9984> 15,980円 -1,110 円 (-6.5%) 11:30現在 東証プライム 下落率トップ ソフトバンクグループ<9984>が軟調展開。前週末に2000円あまりの急落に見舞われたが、きょうは先物主導のインデックス買いや空売り筋のショートカバーなどを誘導しているが上値が重い。前日の米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が2.7%高と大幅高に買われたほか、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は4.6%高と急騰した。米ハイテク企業に積極投資するソフトバンクGにとっては足もとで追い風となる。ただ、米ハイテク株高を牽引したのはグーグルを傘下におくアルファベット で、同社の開発した最先端AIモデル「Gemini(ジェミニ)3」への高評価が同社株を押し上げ、全体リスクオン相場にも貢献する形となったが、ジェミニ3は高性能かつ低コストを売り物としており、「AIデータセンターへの過剰投資に警鐘を鳴らす材料ともなり得る」(証券系アナリスト)という指摘もある。ソフトバンクGの株価に、マイナスに働く可能性も指摘される。 ■ナカニシ <7716> 1,948円 -95 円 (-4.7%) 11:30現在 ナカニシ<7716>は反落。SMBC日興証券が21日付で投資評価を「1(アウトパフォーム)」から「2(中立)」へ、目標株価を3000円から2400円へ引き下げたことが売り材料視されている。同証券によると、情勢不透明感から25年12月期に未消化だった先行投資費用増が26年12月期に発生するシナリオを想定。加えて、米国歯科用ハンドピースの市場シェア増が従来想定よりも緩やかになっている点、買収した歯科チェアを販売するDCIのDSO向け販売と市場開拓の遅れ、中国メーカーとの競合リスクも指摘した。 ■岡部 <5959> 910円 -17 円 (-1.8%) 11:30現在 岡部<5959>は3日ぶりに反落している。前週末21日の取引終了後、株式の売り出しを決議したと発表しており、株式需給の悪化が警戒された。みずほフィナンシャルグループ<8411>傘下のみずほ銀行と三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>傘下の三菱UFJ銀行がそれぞれ100万株、合計200万株を売り出すとしており、これを嫌気した売りが出ている。需要状況に応じて上限30万株のオーバーアロットメントによる売り出しも予定する。売出価格は12月2日から4日までのいずれかの日に決める。あわせて岡部は自社株200万株(発行済み株式総数の4.06%)を12月10日に消却する予定だと発表した。 ■免疫生物研究所 <4570> 1,719円 +300 円 (+21.1%) ストップ高 11:30現在 免疫生物研究所<4570>への物色人気が加速、300円高はストップ高となる1719円に張り付いている。ここ短期間で株価を3倍化させるなどマーケットの注目を集めていたが、モメンタム相場の典型で前週末21日は乱高下、朝方に約300円安まで売り込まれた後に切り返し、一時200円以上の上昇を見せたが、その後再び軟化するなど高値波乱の様相を呈した。今月12日に熊本大学、医薬基盤・健康・栄養研究所、CURED(熊本市)と出願していた「抗HIV抗体及びその製造方法」について、米国特許庁から特許査定の通知を受領したことを発表しており、これを材料に大相場となったが、時価は需給相場の色が濃い。直近では前週後半に貸株市場を通じた空売りが急増しており、この買い戻しが株価を押し上げる格好となっているもようだ。 ■インタートレード <3747> 790円 +83 円 (+11.7%) 11:30現在 インタートレード<3747>は大幅高で4日続伸。この日午前10時25分ごろ、26年9月期連結業績予想について純利益を8000万円から2億4000万円(前期1億4500万円の赤字)へ上方修正すると発表した。これが好感されている。持ち分法適用会社のデジタルアセットマーケッツが複数の国内企業を引受先とする増資を行ったことに伴い、持ち分変動利益が発生することになったため。なお、売上高、営業利益見通しに変更はない。 ■アスカネット <2438> 370円 +35 円 (+10.5%) 11:30現在 アスカネット<2438>が大幅高となっている。前週末21日の取引終了後、取得総数60万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.86%)、取得総額2億円を上限とする自社株買いの実施を発表しており、株主還元姿勢を好感した買いが集まっている。取得期間は12月11日から来年4月22日まで。 ■メディア総研 <9242> 2,167円 +400 円 (+22.6%) ストップ高買い気配 11:30現在 メディア総研<9242>がカイ気配スタートで3連騰。同社は高校生や大学生向けの就職活動イベントの企画・運営を手掛けているが、足もとの業績は拡大トレンドが顕著だ。株価は今月に入って急動意、12日の取引時間中に2537円まで一気に水準を切り上げたものの、その後は一転して急反落に転じ、ほぼ往って来いの状況となっていた。前週後半に売り物が切れ下げ止まり、きょうは改めて買いに勢いがついている。前週末21日取引終了後、同社は株主優待制度を導入することを発表した。毎年1月末と7月末時点で200株以上を保有する株主を対象に、株主優待ポイント(保有株数に応じて3000~2万5000ポイント)を年2回付与、優待ポイントは株主限定の特設ウェブサイトで、グルメ、家電製品、体験ギフトなど5000種類以上の商品から交換可能であり、これを材料視する投資資金が集中した。 ●ストップ高銘柄 ハンワホームズ <275A> 605円 +100 円 (+19.8%) ストップ高 11:30現在 Amazia <4424> 605円 +100 円 (+19.8%) ストップ高買い気配 11:30現在 など、4銘柄 ●ストップ安銘柄 なし 株探ニュース
