<動意株・25日>(前引け)=信和、藤倉化、アサカ理研
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信和<3447.T>=マド開け上昇で2カ月ぶり新高値。仮設資材メーカー大手で主力の建設現場向けシステム足場(次世代足場・くさび式足場)が快調に売り上げを伸ばし、業績の伸びが顕著となっている。26年3月期営業利益は従来予想の16億5000万円から20億円(前期比23%増)予想に大幅増額したが、PERが10倍前後、PBR0.7倍台と割安感が際立っていることで注目度が高まった。配当利回りも3.6%台と高く、今後の増配余地も考慮して、株価は1000円大台を視界に入れる動きとなっている。 藤倉化成<4620.T>=大幅高で3連騰。AI・半導体関連株の一角に利益確定の売りが観測される一方、バリュー株への投資資金のローテーションが観測される。そのなか、樹脂系コーティング材で世界屈指のシェアを有する同社はPBRが0.4倍台と割安感が際立っており、水準訂正狙いの買いを誘導している。同社はデータセンター向け光ファイバー需要を取り込み業績と株価を変貌させているフジクラ<5803.T>を筆頭株主とする関連会社で、業務面でも電子材料分野で連携がある。今後は主力のコーティング事業部門で新たな協業を摸索している段階にあり、低PBR是正に向けた動きが本格化しそうだ。 アサカ理研<5724.T>=波状的な買い続く。中国がレアアースの輸出規制に対する警戒感は日中間の緊張が高まる中で常に意識されるところだが、株式市場ではレアアース関連株への注目度を高める背景ともなっている。同社は廃棄される電子機器のデバイスに含有される貴金属、いわゆる「都市鉱山」から独自技術を使って貴金属回収を手掛ける事業を手掛けているが、レアメタル・レアアースのリサイクルに関する研究開発も積極推進しており、その関連有力銘柄として投資資金の波状的な攻勢を誘っている。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS
