【今週読まれた記事】ハイテク株にアンワインド、国策“B面”に勝機あり

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コラム

 株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は11月15日から21日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

 今週も不安定な相場となりました。日経平均株価は18日に1600円超の急落で4万9000円台割れの水準まで後退。その後、20日には米エヌビディア決算の好調を受けて急回復するも、翌21日には再び1198円の下落。今週の日経平均終値は前週末比1750円安の4万8625円、1週間の場中高安は2339円と、値幅の激しい状況がなおも続いています。

 18日の急落時には様々な懸念が表出しました。まず、米利下げ観測の後退。米国株市場を通じて日本株にも大きく影響しました。次に台湾問題を巡る日中関係の悪化によってインバウンド関連への売りが噴出。そしてAI・半導体関連の過熱警戒です。どの問題も今後の展開を注視しなければならず、難しい局面を迎えていると言えそうです。

 ここしばらく議論が活発化している「AI・半導体関連はバブルなのか」という問題について、1990年代後半の“ITバブル”崩壊直前の時期との類似性を指摘する識者もいます。これを需要の側面から一蹴するのは大人気相場コラム「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ "10万円投資"で報われる有望6銘柄!」の北浜氏。「AIテクノロジーはまだ大きな改善余地を残しており、応用領域も拡大の途上にあると見るのが自然」と、ITバブル崩壊直前と「本質はまったく異なる」と太鼓判。この記事は多くの方に読まれアクセスランキングトップ10入りとなりました。

 今週、最も注目されたのは米エヌビディアの決算発表です。高水準な売上と利益を計上するのは当然ですが、市場予想のハードルを越えられなければ株価下落はもちろん、半導体市場全体に影響を与える一大イベントと化している面があります。日本時間20日早朝の決算発表速報「エヌビディア、決算受け時間外で上昇=米国株個別速報」にはアクセスが集中、個別決算速報としては異例のアクセスランキング6位を獲得しました。そして内容は第4四半期の売上見通しが市場予想を上回る驚愕の結果に。北浜氏の指摘通り、需要は衰えを知らずに上り続けているようです。

 長期的視野に立てばAI・半導体需要はまだまだ伸びしろが十分です。しかし、現在の全体相場は短期的には下落リスクが高い状況。「需給はすべての材料に優先する」と、好材料が揃っていても売り込まれるケースについて言及するのは「【杉村富生の短期相場観測】 ─波乱相場に対応する小すくい戦法4銘柄!」の杉村氏。「プロは燃え盛る炎の先を見据え、素人は熱狂の渦に突っ込む」と、需給を冷静に観察して引くべき時は引くことを説いています。杉村氏の記事は今週12位にランクインする人気となりました。

 そのほか相場コラムは今週もすべての記事が上位ランキング入り。<相場観特集>では第一線のアナリスト2氏に展望を伺いました。どの記事もお見逃しなく。

  【植木靖男の相場展望】 ─11~12月が株価の分岐点か
  富田隆弥の【CHART CLUB】 まだ続く乱高下と25日線注視の状況
  清水満昭(東洋証券)が斬る ―どうなる?半年後の株価と為替―
  需給の壺―債券の需給―【若桑カズヲの株探ゼミナール】

  桂畑誠治氏【5万円大台攻防、ここは買い場かそれとも見送りか】(1) <相場観特集>
  田部井美彦氏【5万円大台攻防、ここは買い場かそれとも見送りか】(2) <相場観特集>


 歴代内閣のなかでも屈指の支持率を誇る高市内閣。少数与党での政権運営にもかかわらず、国民の支持という強力なバックボーンを武器に次々と政策を打ち出しています。高市内閣の積極財政路線には株式市場の期待も大きく、これまで「防衛」「核融合」「量子コンピューター」などの重点テーマに多くの投資資金が流入してきました。「高市政権・本気モードで躍動!『B面テーマで化ける5銘柄』大選抜 <株探トップ特集>」は、買い疲れもみられる“A面”テーマとは別の“B面”テーマに注目して飛躍が期待される5銘柄を厳選。見事アクセスランキング首位に輝きました。

 投資テーマ関連では、日中関係の悪化をきっかけに改めて注目が集まったテーマ「防衛」について解説した「『防衛』が6位にランクイン、台湾有事にらみ再びマーケットの関心高まる方向に<注目テーマ>」が上位入り。また、先週配信した「最高値圏でも遅くない、10万円以下で買う『優待付きバリュー株』7選 <株探トップ特集>」が2週連続のランキング入りとなりました。ハイテク株の不調を背景に、バリュー株への関心の高まりが窺えます。そのほか以下の記事もよく読まれています。

  海と陸の垣根をなくす瞠目の技術、地方創生も担う「陸上養殖」関連株 <株探トップ特集>
  安心感と成長性を併せ持つ有望株目白押し「家賃保証」銘柄特選リスト <株探トップ特集>
  脱炭素社会で活躍秒読み、「カーボンクレジット」関連株が走り出す <株探トップ特集>
  大型施設の新設相次ぎ成長加速、光を放つ「ライブ・エンタメ関連」 <株探トップ特集>


 銘柄スクリーニング記事では、決算発表シーズンの看板記事「利益成長【青天井】銘柄リスト<成長株特集>」が高い人気です。7-9月期に四半期ベースの過去最高益を更新し、かつ今期も最高益を見込む、いわゆる利益成長が“青天井”状況になっている銘柄をリストアップしました。〔第2弾〕はランキング4位を獲得、〔第3弾〕も週半ばの配信にもかかわらずスピードランクインとなりました。

  利益成長【青天井】銘柄リスト〔第2弾〕33社選出 <成長株特集>
  利益成長【青天井】銘柄リスト〔第3弾〕32社選出 <成長株特集>

 <割安株特集>では「【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 11月19日版」と「11月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 <割安株特集>」が上位入り。「10万円以下で買える」シリーズも「プライム編」「スタンダード編」両記事がランクインしています。

  10万円以下で買える、上期増収増益&低PBR 24社 【プライム】編 <割安株特集>
  10万円以下で買える、上期増収増益&低PBR 23社 【スタンダード】編 <割安株特集>


 今週の株探プレミアムコラムは「強い投資家」さん達の生成AI活用術にフォーカスしたシリーズとして、「目指せ億トレ、頑張り投資家さんの稼ぎ技」より「『共感不要&辛口歓迎』のAIで、半年2.5倍株に先回り」を配信。今回はAIを活用して自ら描く成長シナリオを冷静に点検しているという“ゆうさん(ハンドルネーム)”が登場。バガー銘柄をゲットしたAI活用法と、成長シナリオの組み立て方を詳細に解説していきます。プレミアム未加入の方も1ページ目が無料でお読みいただけます。

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 引け後の材料を一覧でチェックできる【明日の好悪材料】【サプライズ決算】は、今週もすべての記事がランクイン。上手に使えば大きな時短となる株探の看板記事です。今週配信した記事は以下の通りです。

  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (11月14日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (11月17日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (11月18日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (11月19日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (11月20日発表分)

  ★本日の【サプライズ決算】速報 (11月17日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (11月18日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (11月19日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (11月20日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (11月21日)

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