話題株ピックアップ【夕刊】(2):メディパル、CTS、トヨタ
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■メディパル <7459> 2,670.5円 +74 円 (+2.9%) 本日終値 メディパルホールディングス<7459>は続伸。20日、そらいいな(長崎県五島市)が長崎県の離島で実施したドローンでのレベル4飛行による医療用医薬品などの配送実証実験に、メディパルの連結子会社の東七が協力支援したと発表しており、材料視した買いが入った。東七は医薬品卸であり、今回の実証実験に当たって医療用医薬品の提供や配送条件などに関する助言を行った。 ■シーティーエス <4345> 920円 +24 円 (+2.7%) 本日終値 シーティーエス<4345>は後場一段高。21日午後2時ごろ、取得総数5万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.12%)、取得総額5000万円を上限とする自社株買いを発表しており、材料視した買いが入った。取得期間は12月1日から同30日とし、東京証券取引所における自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)を含む市場買い付けで実施する。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行し、資本効率を向上させる。 ■フジ <8278> 2,064円 +48 円 (+2.4%) 本日終値 フジ<8278>は堅調。20日取引終了後、49%の議決権を有する持ち分法適用関連会社レデイ薬局の保有株を譲渡すると発表した。レデイ薬局が実施する自社株取得や、ツルハホールディングス<3391>への売却によって全ての保有株を手放す。これに伴い、26年2月期第4四半期に投資有価証券売却益として特別利益を計上する見通し。 ■スターマイカ <2975> 1,167円 +25 円 (+2.2%) 本日終値 スター・マイカ・ホールディングス<2975>が3日続伸。同社は20日の取引終了後、配当予想の増額修正を発表し、材料視された。期末配当予想を従来の見通しから4円増額して22円に見直した。年間配当予想は37円(前期は23円)となる。なお、同社は2月に決定した自社株取得に関し、11月20日をもって中止することを決めた。業績や経営環境、株式市場の変化などを総合的に勘案し、未消化分の約1億円分について期末配当の一部に振り替える。 ■EIZO <6737> 2,205円 +47 円 (+2.2%) 本日終値 EIZO<6737>が堅調推移。同社は21日、発行済み株式総数の3.71%に相当する自社株163万1500株を12月10日に消却すると発表。市場への再放出による潜在的な需給悪化リスクが後退したとの受け止めもあって、株価の支援材料となったようだ。消却後の発行済み株式総数は自社株を含めて4233万820株となる。 ■十六FG <7380> 6,120円 +130 円 (+2.2%) 本日終値 十六フィナンシャルグループ<7380>が朝安後に切り返し、年初来高値を更新した。同社は21日、33年3月期までの長期ビジョンと、28年3月期までの中期経営計画の計数目標の見直しについて発表した。このうち中期計画では28年3月期の純利益目標を、当初の200億円以上から280億円以上に、ROE(自己資本利益率)目標は5%以上から6%以上に引き上げており、評価された。政策金利の引き上げによる影響を踏まえた。長期ビジョンでは33年3月期の純利益目標を300億円以上から400億円以上に修正した。 ■トヨタ自動車 <7203> 3,097円 +53 円 (+1.7%) 本日終値 日経平均株価が一時1200円を超す下げとなるなかで、トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>、SUBARU<7270>など自動車株がプラス圏で推移。外国為替市場でドル円相場は1ドル=157円台で推移し、円安基調を続けている。高市政権の経済対策を受け、中期的な財政悪化リスクが高まったとの受け止めからドル高・円安が進行した。足もとでは為替介入の警戒感から円売りの流れは従来に比べると一服感が出ているものの、中期的な円安トレンドが意識されるなかにあって、自動車株に対しては輸出採算の改善による収益押し上げ効果が期待され、買いを誘う格好となったとみられている。 ■アニコムHD <8715> 857円 +12 円 (+1.4%) 本日終値 アニコム ホールディングス<8715>が底堅い。20日の取引終了後、10月度の月次経営パラメーターを公表。正味収入保険料は54億1500万円(前年同月比10.3%増)となった。増収基調を継続しており、買い安心感が広がったようだ。保有契約件数は135万7005件(同9.1%増)。平均継続率は88.5%(同横ばい)となった。 ■マクセル <6810> 2,151円 +19 円 (+0.9%) 本日終値 マクセル<6810>が続伸。日本経済新聞電子版が20日、「マクセルは搬送ロボットなど産業機器向けに全固体電池を2030年度までに開発する」と報じ、材料視されたようだ。記事によると、容量はマクセルが量産する小型機器向け全固体電池の100倍以上で耐久性は鉛蓄電池の数倍。30年度以降に数百億円を投じ量産体制を整えるとしている。 ■Jトラスト <8508> 426円 +2 円 (+0.5%) 本日終値 Jトラスト<8508>は底堅く推移。20日取引終了後、連結子会社のNexus Card(ネクサスカード)が台湾金融大手・中国信託商業銀行傘下の東京スター銀行(東京都港区)と、カード会員紹介業務委託契約を締結したと発表した。東京スター銀行は熊本支店で現在、半導体関連などの台湾企業の熊本駐在員へ金融サービスを展開している。ネクサスカードは在留外国人向けクレジットカードの発行に関するノウハウを有しており、台湾からの駐在員をサポートすることなどを目的に今回の契約締結に至ったという。 株探ニュース
