話題株ピックアップ【夕刊】(1):GENDA、サンリオ、菱地所
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■GENDA <9166> 715円 +52 円 (+7.8%) 本日終値 GENDA<9166>は逆行高。20日取引終了後、月次動向を発表。10月度の売上高は前年同月比64.8%増の140億9400万円となった。エンタメ・プラットフォーム事業の「アミューズメント」「カラオケ」が拡大したほか、エンタメ・コンテンツ事業も大幅に伸びた。これが好感された。 ■サンリオ <8136> 5,522円 +280 円 (+5.3%) 本日終値 サンリオ<8136>が3日ぶりに急反発。20日の取引終了後、上限を330万株(自己株式を除く発行済み株数の1.34%)、または150億円とする自社株買いを実施すると発表しており、株主還元姿勢を評価した買いが集まった。取得期間は11月21日から来年2月10日までとし、東京証券取引所における市場買い付けで行う。資本効率改善の観点や、将来の業績が株価に十分に織り込まれてない場合に対応するために実施する。 ■カーブスHD <7085> 782円 +38 円 (+5.1%) 本日終値 カーブスホールディングス<7085>が大幅高で3日続伸。20日の取引終了後、10月末時点の女性向けフィットネス施設「カーブス」の会員数が過去最高の91万5000人になったと発表しており、利用者の増加が業績拡大につながることを期待した買いが流入した。コロナショックの影響で大幅に減少する前の会員数を上回った。国内店舗数についても再び2000店舗を超えている。 ■愛三工業 <7283> 2,129円 +93 円 (+4.6%) 本日終値 愛三工業<7283>が3日続伸。SBI証券が20日、愛三工の目標株価を2400円から2700円に増額修正した。投資判断は「買い」を継続する。愛三工は17日に、車載用モーター向け電刷子などのカーボン部品で世界トップクラスのトライス(三重県松阪市)の株式を取得し、完全子会社化すると発表。これについて同証券は、主力の燃料ポンプや電動化製品へのシナジーも期待可能だとの見方を示し、収益構造変貌規模の拡大の可能性がありながらも、株価は依然として割安圏だと指摘する。SBI証券は愛三工の27年3月期営業利益予想を従来の265億円から271億円に引き上げた。 ■ラクスル <4384> 1,148円 +46 円 (+4.2%) 本日終値 ラクスル<4384>が5連騰。同社は20日の取引終了後、ビニールカーテンなどの商材を扱うBtoB受注プラットフォームを運営するチームライク(神奈川県海老名市)の株式を取得し、子会社化すると発表。これを手掛かりとした買いが入ったようだ。チームライクは国内のECにおけるニッチトップの地位を確立し成長を実現しており、ラクスルは事業領域の拡大につなげる方針。取得金額は14億3000万円で、株式譲渡実行日は来年2月1日を予定する。 ■三菱地所 <8802> 3,489円 +134 円 (+4.0%) 本日終値 三菱地所<8802>が大幅に3日続伸し、2007年以来の高値圏で推移している。SMBC日興証券が20日、菱地所の目標株価をこれまでの3700円から4100円に引き上げた。投資評価は3段階で最上位の「1」を継続する。コアアセットである丸の内を中心とするオフィス賃料の増額が加速し、欧米やオーストラリアを中心として住宅や物流施設、データセンターなど優良アセットの積み上げも順調に進捗していると評価。来期以降の高水準の利益成長の確度は高まっているとみる。同証券は菱地所の27年3月期営業利益予想をこれまでの3547億円から3584億円に増額修正した。 ■HENNGE <4475> 1,317円 +43 円 (+3.4%) 本日終値 HENNGE<4475>が後場急伸。21日午後0時30分ごろ、取得総数70万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.2%)、取得総額11億9000万円を上限とする自社株買いを発表しており、株主還元姿勢を評価した買いを引き寄せた。取得期間は26日から2026年1月23日とし、東京証券取引所における市場買い付けで実施する。発行済み株式総数の増加による株式価値の希薄化の回避やキャピタルアロケーションの観点から自社株買いを行うと決めたという。 ■ノーリツ <5943> 1,906円 +59 円 (+3.2%) 本日終値 ノーリツ<5943>が続伸。英ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドが20日の取引終了後に関東財務局へ提出した変更報告書で、共同保有者も含めた株式保有比率が従来の7.03%から8.05%に上昇しており、思惑視した買いが入った。共同保有者のうち米エヌエーブイエフ・セレクトの保有割合が1.03%から2.06%に増えた。報告義務発生日は11月13日。保有目的は投資及び経営陣に対する経営の助言並びに状況に応じて重要提案行為などを行うこととしている。また、全ての株主のために株式価値を高めるための方法を話し合うことを目的とし、経営陣に対して対話を要求する場合もあるという。 ■明星工業 <1976> 1,662円 +48 円 (+3.0%) 本日終値 明星工業<1976>が3日続伸。東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)情報によると、明星工は21日に自社株170万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.56%)を1株1614円で買い付けており、株主還元姿勢を評価した買いが集まった。前営業日20日の取引終了後、取得総数170万株、取得総額27億4380万円を上限とする自社株買いを実施すると発表していた。資本効率の向上と経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を図るとともに、株主への利益還元を充実させることを目指すとした。 ■神戸物産 <3038> 3,870円 +109 円 (+2.9%) 本日終値 神戸物産<3038>が反発。同社は20日の取引終了後、10月度の単独業績について開示した。売上高は前年同月比12.2%増の517億7900万円となり2ケタの増収。伸び率は今年4月(13.4%)以来の高さとなっており、評価されたようだ。営業利益は同9.3%増の25億8000万円だった。10月度は7店舗の新規出店があった。引き続きセール対象商品が売り上げに貢献。新商品の出荷も好調だった。前年に為替予約に関連した時価評価益が膨らんだ反動で、経常利益は同83.5%減の23億200万円となった。 株探ニュース
