東京海上が急落、今期純利益予想の下方修正をネガティブ視◇
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東京海上ホールディングス<8766.T>が急落している。同社は19日の取引終了後、26年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算の発表にあわせ、通期の純利益予想を下方修正しており、嫌気された。今期の純利益予想を従来の見通しから200億円減額し9100億円(前期比13.8%減)に引き下げた。アジアの生保関連で金利低下による保険負債の増加を損失として認識したことや、イーデザイン損保を東京海上ダイレクトにリブランドし、広告宣伝をはじめプロモーションを実行していることに伴う費用の増加による影響などを織り込んだ。決算とともに同社は自社株TOB(公開買い付け)の実施を発表。TOB価格は前日終値の5811円を下回る5220円で、買付予定株数は2490万4100株、買付総額は約1300億円。11月20日から12月18日の間に実施し、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>傘下の三菱UFJ銀行などが応募する予定。このほか、これまで中間・期末各105円としていた配当予想を見直し、中間配当は105円50銭で決定。期末配当予想は50銭増額して105円50銭とした。年間配当予想は211円(前期は172円)となる。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS
