話題株ピックアップ【夕刊】(3):ウェーブHD、ジンジブ、セキュアヴェ
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■ウェーブHD <7940> 1,225円 +91 円 (+8.0%) 本日終値 ウェーブロックホールディングス<7940>が4日ぶりに急反発。旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)が17日の取引終了後に関東財務局へ提出した変更報告書のなかで、共同保有者による株式保有比率が従来の20.98%から22.24%に上昇しており、思惑視した買いを集めた。共同保有者のうち、シティインデックスファースト(同台東区)の保有割合が6.05%から7.31%に増えた。報告義務発生日は11月10日。保有目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としている。 ■ジンジブ <142A> 775円 +47 円 (+6.5%) 本日終値 ジンジブ<142A>は4日ぶり反発。17日取引終了後、チエル<3933>の子会社チエルコミュニケーションブリッジが運営する進路情報事業の買収に向けた基本合意書締結を発表した。譲渡契約締結日は来年2月16日、事業譲渡実行日は同3月31日の予定。これが材料視された。 ■セキュアヴェイル <3042> 352円 +20 円 (+6.0%) 本日終値 セキュアヴェイル<3042>が全体下げ相場に抗して急速に切り返し、大陽線を示現し6%高に買われる人気となった。ITセキュリティー分野に特化し、情報セキュリティー構築、セキュリティー運用監視、ログ解析サービスなどを一気通貫で提供できる強みを持っている。高市政権では重点投資を行う17の戦略分野として「サイバーセキュリティー」も掲げており、同社株はそのテーマ買い対象として注目される。26年3月期は売上高が前期比15%増の13億2000万円と2ケタ伸長を予想、営業利益段階で同3.1倍となる1億900万円を見込んでいる。急騰習性もあり、10月21日には長い上ヒゲ形成ながら438円の年初来高値に買われた経緯がある。株式需給面では、直近で貸株市場を経由した空売りが増勢となっていたことから、その買い戻しによる浮揚力も働きやすい。 ■コレックHD <6578> 333円 +13 円 (+4.1%) 本日終値 コレックホールディングス<6578>が反発。17日の取引終了後、子会社ノイアットが、不動産賃貸管理会社向けの空室電気代行サービス「KUDEN(クーデン)」をリリースしたと発表しており、好材料視された。従来、空室時には内覧やクリーニングのために電気を通す必要がある一方、電力会社への個別連絡や書類作成など煩雑な手続きにより不動産管理会社の工数増加が課題となっていたが、「KUDEN」はこうした課題を解決するために、不動産賃貸物件の空室期間における電気の開通・停止をワンクリックで行えるようにしたサービス。同サービスを導入することで、不動産管理会社は空室期間の電気代を負担することなく、入居者をスムーズに案内できるようになり、コスト削減と入居者満足度向上を同時に実現できるとしている。 ■BRUNO <3140> 1,030円 +33 円 (+3.3%) 本日終値 BRUNO<3140>が反発。17日の取引終了後に特別株主優待を実施すると発表しており、好感された。今年11月に創業30周年を迎えることを記念して実施するもので、25年12月31日時点で400株以上を保有する株主を対象に、特設サイトで使用できるクーポンを保有株数に応じて1万8000~3万円相当贈呈する。 ■AIストーム <3719> 459円 +7 円 (+1.6%) 本日終値 AIストーム<3719>が7日続伸。同社は14日の取引時間中に25年12月期の業績予想の上方修正を発表した。AI&モルタル事業(旧デジタルサイネージ事業)では、実物資産活用型のトラックファンドの組成が想定以上となり、ファンドの販売も好調だったという。決算発表を受けた買いが続くなかで、18日にはサーバー・ネットワークなどのIT機器販売において、売り上げが6億円以上へ到達したと公表。国内大手オンライン配信プラットフォームを含む複数の事業者に対しライブ配信基盤の高度化を支援しており、今後も事業成長の加速を図る構えを示している。この日の同社株は朝方に下げに沈む場面があったが持ち直し、発表を受けて強含んだ。 ■ウェリタス <130A> 527円 +6 円 (+1.2%) 本日終値 Veritas In Silico<130A>が4日ぶりに反発。17日の取引終了後、島根大学と肺移植後の機能不全を抑制する新たな医薬品の研究開発を目的とした共同研究を開始したと発表しており、好材料視された。同共同研究は、原発性肺移植片機能不全(PGD)に関与する重要な因子の作用を抑制するアンチセンス核酸(ASO)を創製し、PGDを抑制する新たな医薬品の開発を目指すもの。ウェリタスが独自の創薬プラットフォーム「ibVIS」を用いてASOの設計や新規分子に対する、培養器や試験管内などの人工的な環境で行う評価方法であるin vitro評価系の確立、並びにin vitro評価系におけるASOの効果確認を通じた最適化を分担。島根大学はこれらと並行して、肺障害ラットモデルの作製を行い、肺障害ラットモデルにて最適化されたASOの有効性確認を分担する。なお、25年12月期以降の業績に与える影響は軽微としている。 ■勤次郎 <4013> 1,330円 +14 円 (+1.1%) 本日終値 勤次郎<4013>は堅調。17日の取引終了後、提供する勤怠管理・健康管理システム「Universal勤次郎」に給与管理機能を追加したと発表しており、サービスの拡充を材料視した買いが入った。複雑な計算ロジックに対応できる柔軟な設定機能を備えるほか、オプションで社会保険料の自動計算及び各種届出対応などを実装した。今後は年末調整や電子申請、デジタル給与払いへの対応機能も順次加える。 ■令和AH <296A> 708円 +7 円 (+1.0%) 本日終値 令和アカウンティング・ホールディングス<296A>が6日続伸。この日、子会社であるミラクル経理が、経理DXに資するシステム「ミラクルX」の第1弾「X1(エックス・ワン)|AI資産判定」のサービスを開始したと発表しており、好材料視された。ミラクル経理は、経理のプロとして令和AHに長年蓄積されたノウハウを活用し、経理業界の課題を解決するために専門知識を実装したAI経理システムの企画・設計・開発を進めており、今回その第1弾として「X1|AI資産判定」を開始する。実務の現場で多大な人手・時間を要する固定資産判定作業について、AIによる自動判定を実現することで、作業時間を大幅に削減するとしている。 ■DAIWA CYCLE <5888> 3,245円 -365 円 (-10.1%) 本日終値 DAIWA CYCLE<5888>が大幅続落。17日の取引終了後に発表した10月度の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比6.5%減と2カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。主に週末の悪天候が続いた影響により、ロードサイド店を中心に来店客数が同4.8%減となったことが響いた。なお、全店売上高は同0.7%増だった。 ●ストップ高銘柄 アジアクエスト <4261> 4,200円 +700 円 (+20.0%) ストップ高 本日終値 アール・エス・シー <4664> 905円 +150 円 (+19.9%) ストップ高 本日終値 グリーンモンスター <157A> 912円 +150 円 (+19.7%) ストップ高 本日終値 免疫生物研究所 <4570> 1,001円 +150 円 (+17.6%) ストップ高 本日終値 オーケストラ <6533> 1,084円 +150 円 (+16.1%) ストップ高 本日終値 など、7銘柄 ●ストップ安銘柄 BTCJPN <8105> 424円 -100 円 (-19.1%) ストップ安 本日終値 GVA TECH <298A> 504円 -100 円 (-16.6%) ストップ安 本日終値 以上、2銘柄 株探ニュース
