話題株ピックアップ【夕刊】(2):ダイヘン、サカタINX、パナHD
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■ダイヘン <6622> 8,660円 -560 円 (-6.1%) 本日終値 ダイヘン<6622>が大幅反落。17日の取引終了後、既存株主による150万株の売り出しを行うと発表しており、短期的な需給悪化への警戒感が働いたようだ。売出価格は11月26日から12月1日までの期間に決定される予定で、受け渡し期日は価格決定日の3営業日後。政策保有株式の見直しとともに、個人投資家を中心とした株主層の拡大により株式の流動性向上を目指すとしている。 ■サカタインクス <4633> 2,218円 -121 円 (-5.2%) 本日終値 サカタインクス<4633>が反落。17日の取引終了後に、既存株主による256万2400株の売り出しとオーバーアロットメントによる最大38万4300株の売り出しを発表しており、短期的な需給悪化への警戒感が働いたようだ。売出価格は11月26日から12月2日までの期間に決定される予定で、受け渡し期日は価格決定日の5営業日後。会社側では売り出しにより、グローバル企業に相応しい高い株式流動性と広範で多様な株主構成が実現されると期待しているという。 ■パナHD <6752> 1,745円 -41 円 (-2.3%) 本日終値 パナソニック ホールディングス<6752>は続落。17日取引終了後、住宅設備を手掛ける子会社パナソニックハウジングソリューションズの株式80%を譲渡することについて、建材大手YKK(東京都千代田区)との間で株式譲渡契約と株主間契約を締結すると発表した。パナソニックとYKKが建築資材・住宅設備事業におけるパートナーになることを目的とする。YKKは今後設立する中間持ち株会社を通じて株式を取得する。株式譲渡実行日は2025年度末までを予定している。 ■ネクセラファーマ <4565> 840円 -19 円 (-2.2%) 本日終値 ネクセラファーマ<4565>は続落。17日の取引終了後、黒字化に向けた事業再構築施策を発表。朝方はこれを好感した買いが株価を押し上げたものの、全般安もあって買いが続かなかったようだ。創薬プラットフォーム、開発品、製品に投資・リソースを集中させる事業再構築に取り組み、優先度の高いプログラムに経営資源を集中させ、営業費用を削減する。自社開発では、25年8月に発表した肥満・代謝性疾患・内分泌疾患に対する次世代治療薬の開発に重点を置く予定で、その一方、英国の創薬・開発拠点では26年度の現金R&D支出を約35億円削減する。また、日本及び英国拠点で約15%の人員削減を計画し、より収益性の高い体制構築を目指すとしている。 ■富士電機 <6504> 10,425円 -145 円 (-1.4%) 本日終値 富士電機<6504>が続伸。大和証券は17日、同社株のレーティングを「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に引き上げた。目標株価は7000円から1万4000円に見直した。同証券では26年3月期の連結営業利益の予想を1269億円から1300億円に上方修正した。変圧器などのエネマネ事業とデータセンター関連の電力機器などの施設・電源システム事業などが業績を牽引すると指摘。27年3月期の同利益は1430億円を見込んでいる。更に、データセンター関連で米国向けビジネスが獲得できる可能性があることなどに注目している。 ■ビーマップ <4316> 955円 +150 円 (+18.6%) ストップ高 本日終値 ビーマップ<4316>がストップ高。同社は17日の取引終了後、イスラエルのロボティクス企業であるRobotican社の製品について、日本国内での取り扱いを正式に始めると発表。これを材料視した買いが集まったようだ。Robotican社は警備・災害・防衛対応用の無人システムを開発。世界各国の防衛機関で高い評価を受けており、無人偵察ドローンなどを製品群に持つ。ビーマップは自衛隊や防衛装備庁向けの技術評価や、警察、消防、自治体による災害救助支援、重要インフラ警備といった分野での導入・実証を進める。 ■アップコン <5075> 1,100円 +150 円 (+15.8%) ストップ高 本日終値 アップコン<5075>がストップ高。17日の取引終了後、26年1月期の単独業績予想について、売上高を12億円から13億2000万円(前期比10.6%増)へ、営業利益を2億2800万円から3億5000万円(同5.7%増)へ、純利益を1億5300万円から2億1500万円(同11.9%減)へ上方修正し、減益予想から一転して営業増益予想としたことが好感された。公共・民間工事ともに受注が好調に推移したことに加えて、大型案件を複数受注したことなどが寄与する。同時に、未定としていた期末一括配当予想を11円にすると発表した。前期は25円だが、10月1日付で1株を3株に株式分割しており、実質増配となることも好材料視されたようだ。 ■クラウドワークス <3900> 921円 +122 円 (+15.3%) 一時ストップ高 本日終値 クラウドワークス<3900>は急反発。17日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書で、バッファロー<6676>の牧寛之社長の株式保有割合が6.03%と新たに5%を超えたことが判明しており、これを受けて需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は純投資としており、報告義務発生日は11月17日となっている。 ■倉元製作所 <5216> 139円 +16 円 (+13.0%) 本日終値 倉元製作所<5216>が4日ぶりに急反発。17日の取引終了後、ペロブスカイト太陽電池事業の迅速な立ち上げに向けて、同事業を承継する子会社を12月15日に新設すると発表した。投資意欲がある他企業との資本提携を通じ、事業に必要な資金を子会社で調達するとしている。前営業日に株価が急落していたことも相まって、発表内容を材料視した買いが集まった。 ■スターシーズ <3083> 695円 +60 円 (+9.5%) 本日終値 スターシーズ<3083>は4日ぶりに反発。18日午前8時50分ごろ、連結子会社のスターシーズデジタルが海外のIT関連サービスプロバイダーにデータセンターで使用するAIクラスター用サーバーを販売すると発表した。売上高は概算で1200万ドル(18億円)を超えるとしており、業績への貢献を期待した買いが集まっている。今期の通期業績に与える影響については現在算定しているという。 株探ニュース
