ジャパンMA、前期経常を一転赤字に下方修正

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決算

 ジャパンM&Aソリューション <9236> [東証G] が11月18日大引け後(15:30)に業績修正を発表。25年10月期の経常損益(非連結)を従来予想の1億1800万円の黒字→5200万円の赤字(前の期は1400万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した5-10月期(下期)の経常損益も従来予想の1億3000万円の黒字→4000万円の赤字(前年同期は2800万円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 当社はM&Aアドバイザリー事業を営んでおり、単一セグメントであります。当社の収益構造は、譲渡成立時に受領する成約報酬が売上高の大半約9割を占めるため、M&A成約組数が業績に直接的な影響を与えます。M&Aアドバイザリー契約の獲得件数は、前年度の360件に対し当年度は463件と順調に増加、また成約組数については前年度57組に対し当年度は69組の増加となる見通し、売上についても前期実績を上回る見込みであります。しかしながら、当初計画ではM&A成約組数を通期で102組としており、計画比33組未達となる見込みであることが、今回の修正の主要因となっています。成約組数未達の主な要因としては、景気の不透明性による買い手側の投資判断の慎重化に加え、関係者間の調整事項の増加などにより、予想以上に案件成約までの時間がかかり、期末を跨ぐ「期ズレ」が発生したことによります。これらの結果、2025年10月期の売上高、営業利益、経常利益は前回発表予想を下回る見通しとなりました。当期純利益につきましても、以上の要因に加え、減損損失及び繰延税金資産の取崩しに伴う法人税等調整額の計上により、前回発表予想を下回る見通しとなりました。

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