話題株ピックアップ【昼刊】:アルゴグラフ、ソフトバンクG、ビーマップ

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■アルゴグラフィックス <7595>  1,515円   +101 円 (+7.1%)  11:30現在  東証プライム 上昇率4位
 アルゴグラフィックス<7595>が全般地合い悪に抗して買い人気集中、カイ気配スタートで一気に水準を切り上げている。気配値のまま今月6日につけた年初来高値1439円を上回った。同社は自動車業界向けなどを中心にCAD・CAMシステム販売を手掛けるが、業績は増収増益基調が続いており株価も9月以降は一貫して上値指向にある。そうしたなか、17日取引終了後に26年3月期最終利益予想の修正を発表、従来予想の75億3000万円から188億3100万円(前期比2.5倍)に大幅増額した。保有するSCSK<9719>の全株式を売却し、投資有価証券売却益として160億3200万円を特別利益に計上する見込みであることから修正したもの。一過性ではあるがPERは前日終値換算で5倍強まで低下しており、これが株価を強く刺激する格好となっている。

■トーホー <8142>  3,445円   +50 円 (+1.5%)  11:30現在
 トーホー<8142>は5日続伸。17日取引終了後、10月度の月次売上高を発表した。全社売上高は前年同月比11.5%増とプラス基調を維持した。前期に食品スーパー事業から完全撤退した影響があったものの、業務用食品卸売事業など各事業ともに前年を上回った。

■ソフトクリエ <3371>  2,102円   +22 円 (+1.1%)  11:30現在
 ソフトクリエイトホールディングス<3371>はしっかり。17日取引終了後、アプリマーケティングプラットフォームの開発・運営を手掛けるメグリ(東京都中央区)の株式80%程度の取得に向けて検討を開始すると発表した。更なるサービス展開の拡大とチャネルの基盤強化による事業領域の拡大を図る狙いがある。株式取得の検討については現在デューデリジェンス中であり、今後公表すべき事項が生じた場合には速やかに開示するという。

■ソフトバンクグループ <9984>  19,335円   -1,005 円 (-4.9%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>が反落。前週末に2万円大台を割り込んだ後、週明けに切り返したが買いは続かず、きょうは再び売り優勢で2万円大台攻防の様相を見せている。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに下落しており、19日に決算発表を控えるエヌビディアが1.9%安に売られたのをはじめ半導体セクターへの売りが目立った。AI関連を中心に米ハイテク企業に積極投資するソフトバンクGにとって引き続き向かい風が強い。ソフトバンクGは11月に入って信用買い残が急増しており、直近データで買い残は約830万株に達し、6月下旬以来約5カ月ぶりの高水準に膨らんでいる。今後、仮にサポートラインの75日移動平均線(17日現在で1万8668円)を下抜けるような形となった場合は、個人投資家の追い証回避の売りなども加わり、下げが加速する可能性があるだけに目先正念場を迎えている。

■ダイヘン <6622>  8,830円   -390 円 (-4.2%)  11:30現在
 ダイヘン<6622>が大幅反落している。17日の取引終了後、既存株主による150万株の売り出しを行うと発表しており、短期的な需給悪化への警戒感が働いているようだ。売出価格は11月26日から12月1日までの期間に決定される予定で、受け渡し期日は価格決定日の3営業日後。政策保有株式の見直しとともに、個人投資家を中心とした株主層の拡大により株式の流動性向上を目指すとしている。

■サカタインクス <4633>  2,241円   -98 円 (-4.2%)  11:30現在
 サカタインクス<4633>が反落している。17日の取引終了後に、既存株主による256万2400株の売り出しとオーバーアロットメントによる最大38万4300株の売り出しを発表しており、短期的な需給悪化への警戒感が働いているようだ。売出価格は11月26日から12月2日までの期間に決定される予定で、受け渡し期日は価格決定日の5営業日後。会社側では売り出しにより、グローバル企業に相応しい高い株式流動性と広範で多様な株主構成が実現されると期待しているという。

■パナHD <6752>  1,771.5円   -14.5 円 (-0.8%)  11:30現在
 パナソニック ホールディングス<6752>は続落。17日取引終了後、住宅設備を手掛ける子会社パナソニックハウジングソリューションズの株式80%を譲渡することについて、建材大手YKK(東京都千代田区)との間で株式譲渡契約と株主間契約を締結すると発表した。パナソニックとYKKが建築資材・住宅設備事業におけるパートナーになることを目的とする。YKKは今後設立する中間持ち株会社を通じて株式を取得する。株式譲渡実行日は2025年度末までを予定している。

■ビーマップ <4316>  955円   +150 円 (+18.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ビーマップ<4316>がストップ高カイ気配。同社は17日の取引終了後、イスラエルのロボティクス企業であるRobotican社の製品について、日本国内での取り扱いを正式に始めると発表。これを材料視した買いが集まったようだ。Robotican社は警備・災害・防衛対応用の無人システムを開発。世界各国の防衛機関で高い評価を受けており、無人偵察ドローンなどを製品群に持つ。ビーマップは自衛隊や防衛装備庁向けの技術評価や、警察、消防、自治体による災害救助支援、重要インフラ警備といった分野での導入・実証を進める。

■クラウドワークス <3900>  921円   +122 円 (+15.3%) 一時ストップ高   11:30現在
 クラウドワークス<3900>は急反発している。17日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書で、バッファロー<6676>の牧寛之社長の株式保有割合が6.03%と新たに5%を超えたことが判明しており、これを受けて需給思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は純投資としており、報告義務発生日は11月17日となっている。

■倉元製作所 <5216>  134円   +11 円 (+8.9%)  11:30現在
 倉元製作所<5216>が4日ぶりに急反発している。17日の取引終了後、ペロブスカイト太陽電池事業の迅速な立ち上げに向けて、同事業を承継する子会社を12月15日に新設すると発表した。投資意欲がある他企業との資本提携を通じ、事業に必要な資金を子会社で調達するとしている。前営業日に株価が急落していたことも相まって、発表内容を材料視した買いが集まっている。

■スターシーズ <3083>  678円   +43 円 (+6.8%)  11:30現在
 スターシーズ<3083>は4日ぶりに反発している。18日午前8時50分ごろ、連結子会社のスターシーズデジタルが海外のIT関連サービスプロバイダーにデータセンターで使用するAIクラスター用サーバーを販売すると発表した。売上高は概算で1200万ドル(18億円)を超えるとしており、業績への貢献を期待した買いが集まっている。今期の通期業績に与える影響については現在算定しているという。

■ウェーブHD <7940>  1,205円   +71 円 (+6.3%)  11:30現在
 ウェーブロックホールディングス<7940>が4日ぶりに急反発している。旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)が17日の取引終了後に関東財務局へ提出した変更報告書のなかで、共同保有者による株式保有比率が従来の20.98%から22.24%に上昇しており、思惑視した買いを集めている。共同保有者のうち、シティインデックスファースト(同台東区)の保有割合が6.05%から7.31%に増えた。報告義務発生日は11月10日。保有目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としている。

■セキュアヴェイル <3042>  349円   +17 円 (+5.1%)  11:30現在
 セキュアヴェイル<3042>が全体下げ相場に抗して急速に切り返し、大陽線を示現し一時6%高に買われる人気となった。ITセキュリティー分野に特化し、情報セキュリティー構築、セキュリティー運用監視、ログ解析サービスなどを一気通貫で提供できる強みを持っている。高市政権では重点投資を行う17の戦略分野として「サイバーセキュリティー」も掲げており、同社株はそのテーマ買い対象として注目される。26年3月期は売上高が前期比15%増の13億2000万円と2ケタ伸長を予想、営業利益段階で同3.1倍となる1億900万円を見込んでいる。急騰習性もあり、10月21日には長い上ヒゲ形成ながら438円の年初来高値に買われた経緯がある。株式需給面では、直近で貸株市場を経由した空売りが増勢となっていたことから、その買い戻しによる浮揚力も働きやすい。

■BRUNO <3140>  1,024円   +27 円 (+2.7%)  11:30現在
 BRUNO<3140>が反発している。17日の取引終了後に特別株主優待を実施すると発表しており、好感されている。今年11月に創業30周年を迎えることを記念して実施するもので、25年12月31日時点で400株以上を保有する株主を対象に、特設サイトで使用できるクーポンを保有株数に応じて1万8000~3万円相当贈呈する。

■ウェリタス <130A>  533円   +12 円 (+2.3%)  11:30現在
 Veritas In Silico<130A>が4日ぶりに反発している。17日の取引終了後、島根大学と肺移植後の機能不全を抑制する新たな医薬品の研究開発を目的とした共同研究を開始したと発表しており、好材料視されている。同共同研究は、原発性肺移植片機能不全(PGD)に関与する重要な因子の作用を抑制するアンチセンス核酸(ASO)を創製し、PGDを抑制する新たな医薬品の開発を目指すもの。ウェリタスが独自の創薬プラットフォーム「ibVIS」を用いてASOの設計や新規分子に対する、培養器や試験管内などの人工的な環境で行う評価方法であるin vitro評価系の確立、並びにin vitro評価系におけるASOの効果確認を通じた最適化を分担。島根大学はこれらと並行して、肺障害ラットモデルの作製を行い、肺障害ラットモデルにて最適化されたASOの有効性確認を分担する。なお、25年12月期以降の業績に与える影響は軽微としている。

■アップコン <5075>  1,100円   +150 円 (+15.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 アップコン<5075>がストップ高の1100円でカイ気配となっている。17日の取引終了後、26年1月期の単独業績予想について、売上高を12億円から13億2000万円(前期比10.6%増)へ、営業利益を2億2800万円から3億5000万円(同5.7%増)へ、純利益を1億5300万円から2億1500万円(同11.9%減)へ上方修正し、減益予想から一転して営業増益予想としたことが好感されている。公共・民間工事ともに受注が好調に推移したことに加えて、大型案件を複数受注したことなどが寄与する。同時に、未定としていた期末一括配当予想を11円にすると発表した。前期は25円だが、10月1日付で1株を3株に株式分割しており、実質増配となることも好材料視されているようだ。

●ストップ高銘柄
 グリーンモンスター <157A>  912円   +150 円 (+19.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 免疫生物研究所 <4570>  1,001円   +150 円 (+17.6%) ストップ高   11:30現在
 オーケストラ <6533>  1,084円   +150 円 (+16.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 アジアクエスト <4261>  4,200円   +700 円 (+20.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 BTCJPN <8105>  424円   -100 円 (-19.1%) ストップ安   11:30現在
 以上、1銘柄

株探ニュース

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