米外為市場サマリー:一時155円30銭と2月上旬以来の水準まで上伸

投稿:

為替

 17日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=155円26銭前後と前週末と比べて70銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=179円98銭前後と同40銭弱のユーロ高・円安だった。

 日本経済新聞が15日に「政府が近く策定する経済対策の規模について財務省は17兆円台にする方向で調整に入った」と報じたほか、片山さつき財務相が16日に「規模的には17兆円よりも大きくなる」と述べたことで、高市早苗政権の拡張的な財政政策を意識した円売りが入りやすかった。また、17日に発表された11月のニューヨーク連銀製造業景況指数が市場予想を上回ったことや、米連邦準備理事会(FRB)のジェファーソン副議長が17日の講演で「追加利下げはゆっくりとしたペースで進めていかなければならない」との考えを示したことがドル買い材料となった面もあった。ただ、18日午後3時半から行われる高市首相と日銀の植田和男総裁との会談を見極めたいとのムードもあり、ドル円相場は一時155円30銭と2月上旬以来の水準まで上伸したあとは一服商状となった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1592ドル前後と前週末に比べて0.0030ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。