話題株ピックアップ【夕刊】(2):AIメカ、NITTOK、フェローテク

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材料

■新コスモス電機 <6824>  4,650円   +440 円 (+10.5%)  本日終値
 14日に決算を発表。「上期経常が18%増益で着地・7-9月期も36%増益」が好感された。
 新コスモス電機 <6824> [東証S] が11月14日大引け後(16:00)に決算を発表。26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比18.0%増の40億円に伸び、通期計画の57.2億円に対する進捗率は70.0%に達し、5年平均の49.2%も上回った。

■プロシップ <3763>  1,643円   +153 円 (+10.3%)  本日終値
 14日に決算を発表。「今期経常を10%上方修正・最高益予想を上乗せ、今期配当を実質増額修正」が好感された。
 プロシップ <3763> [東証P] が11月14日大引け後(16:00)に決算を発表。26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.7倍の14.5億円に急拡大した。同時に、9月30日割当の1→2の株式分割に伴い、期末一括配当を従来計画の32円→37円(株式分割前換算では74円)に修正した。年間配当は実質15.6%の増額となる。

■AIメカテック <6227>  4,930円   +305 円 (+6.6%)  本日終値
 14日に決算を発表。「7-9月期(1Q)経常は黒字浮上で着地」が好感された。
 AIメカテック <6227> [東証S] が11月14日大引け後(15:35)に決算を発表。26年6月期第1四半期(7-9月)の連結経常損益は0.5億円の黒字(前年同期は6.1億円の赤字)に浮上し、通期計画の22.7億円に対する進捗率は2.2%となった。

■ダイコク電機 <6430>  2,980円   +167 円 (+5.9%)  本日終値
 14日に決算を発表。「今期経常を42%上方修正、配当も20円増額」が好感された。
 ダイコク電機 <6430> [東証P] が11月14日大引け後(15:30)に決算を発表。26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比23.0%減の70.3億円に減った。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の80円→100円(前期は120円)に増額修正した。

■NITTOKU <6145>  2,513円   +139 円 (+5.9%)  本日終値
 NITTOKU<6145>に大口の投資マネーが流入、5日・25日移動平均線が収れんする2300~2400円のゾーンを一気に上放れる展開をみせた。精密FAのトップメーカーでコイル用自動巻線機では世界シェア首位に位置している。電子デバイスや自動車、家電、精密機器向けなど幅広い業界を対象にコイル巻線機及び周辺機器を販売し、高水準の需要を獲得している。米国向けを中心に海外売り上げが好調に推移したほか、利益率の改善も寄与しており、前週末14日取引終了後に26年3月期業績予想の修正を発表した。営業利益は従来予想の33億円から40億円(前期比3.6倍)に大幅増額し、24年3月期の過去最高利益に肉薄する見通しとなった。加えて、今期の年間配当の上乗せも発表、従来計画の50円から10円上方修正し60円(前期実績は42円)とする。これに伴い配当利回りは前週末終値換算で2.5%強に達する。これらをポジティブ視した買いを誘導した。

■オプテックスグループ <6914>  2,541円   +128 円 (+5.3%)  本日終値
 14日に決算を発表。「1-9月期(3Q累計)経常が9%増益で着地・7-9月期も49%増益」が好感された。
 オプテックスグループ <6914> [東証P] が11月14日大引け後(15:30)に決算を発表。25年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比8.6%増の58.9億円に伸び、通期計画の74億円に対する進捗率は79.6%に達し、5年平均の74.6%も上回った。

■フェローテック <6890>  4,725円   +230 円 (+5.1%)  本日終値
 フェローテック<6890>が大幅反発。前週末14日の取引終了後に26年3月期の連結業績予想について、営業利益を280億円から300億円(前期比24.5%増)へ上方修正したことが好感された。売上高は2850億円(同3.9%増)の従来見通しを据え置いたものの、主に半導体等製造装置関連事業での製品構成や製品採算が良好に推移したことが要因としている。なお、上期に関西工場の生産設備の石川工場への移設などに伴う特別損失を計上したことから、最終利益も160億円(同2.0%増)の従来見通しを据え置いている。なお、同時に発表した9月中間期決算は、売上高1409億8000万円(前年同期比4.3%増)、営業利益143億3300万円(同0.6%増)、純利益63億800万円(同31.4%減)だった。

■ノーリツ鋼機 <7744>  1,757円   +82 円 (+4.9%)  本日終値
 ノーリツ鋼機<7744>が大幅反発し1999年9月以来約26年2カ月ぶり高値をつけた。前週末14日の取引終了後、25年12月の連結業績予想について、売上高を1107億円から1162億円(前期比9.1%増)へ、営業利益を160億円から199億円(同横ばい)へ、純利益を107億円から140億円(同13.2%減)へ上方修正したことが好感された。主にものづくり(音響機器関連)セグメントでDJ機器や米国向け販売が好調なことや、想定為替レートの見直しを行ったことを反映させたことが要因としている。なお、同時に発表した第3四半期累計(1~9月)決算は、売上高862億5300万円(前年同期比10.0%増)、営業利益175億7500万円(同5.2%増)、純利益133億2600万円(同3.2%増)だった。

■三井住友FG <8316>  4,528円   +198 円 (+4.6%)  本日終値
 三井住友フィナンシャルグループ<8316>が反発し、年初来高値を更新した。同社は前週末14日の取引終了後、26年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を開示。あわせて通期の業績と配当予想を見直し、今期の純利益は1兆3000億円から1兆5000億円(前期比27.3%増)に引き上げた。また中間配当について、これまでの予想から10円増額して78円としたうえで、期末配当予想は11円増額し79円に修正。取得総数5000万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.3%)、取得総額1500億円を上限とする自社株買いと消却の実施も発表しており、これらを評価した買いが株価を押し上げた。本業が好調に推移し収益が上振れする。年間配当予想157円で、株式分割考慮後ベースで実質35円の増配を計画する。自社株の取得期間は17日から26年1月31日まで。取得した全株式数を同年2月20日に消却する。9月中間期の純利益は9335億500万円(前年同期比28.7%増)だった。

■セルシス <3663>  1,687円   +70 円 (+4.3%)  本日終値
 セルシス<3663>は3日ぶりに急反発。14日の取引終了後、25年12月期第3四半期累計(1~9月)の単独決算の発表にあわせて、通期業績予想を修正した。売上高予想を前回予想の90億7900万円から92億6200万円、営業利益予想を25億5500万円から29億円に引き上げた一方、最終利益予想を17億4400万円から前期と横ばいの14億円に引き下げた。同時に取得総数100万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.31%)、取得総額10億円を上限とする自社株買いを実施すると発表した。業況と株主還元姿勢を評価した買いを引き寄せた。ペイントアプリ「CLIP STUDIO PAINT」のメジャーバージョンアップ後の買い切り版の販売及びサブスクリプション契約が計画を上回る実績になっており、かつ定期的に実施している新規ユーザーの獲得を図るキャンペーンも好調だった。ただ、特別損失として投資有価証券評価損のほか、経営体制の若返りを目的とした創業役員の退任に伴う創業者功労金5億5500万円を計上するため、最終利益予想は下方修正した。自社株買いの取得期間は17日から12月31日までとし、東京証券取引所における市場買い付けで実施する。中期経営計画の目標である自己資本利益率(ROE)30%を意識し、資本効率の向上と経営環境に応じた機動的な資本政策の遂行を目的としている。

株探ニュース

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