ニデックの4~9月期営業利益82%減、半期報告書レビューは結論不表明
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ニデック<6594.T>は14日の取引終了後、26年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を開示。売上高は前年同期比0.7%増の1兆3023億300万円、営業利益は同82.5%減の211億700万円、最終利益は同58.6%減の311億9100万円だった。同社は不適切会計の疑いに関する調査で開示が遅れていた第1四半期(4~6月)決算とあわせて公表した。また、半期報告書の要約中間連結財務諸表などに関し、監査法人は結論を表明しなかった。 同社は車載用製品セグメントで、顧客との契約履行に伴い発生する可能性の高い損失に備えるための引当金や、非金融資産固定資産の一部について減損損失を計上。更に、家電・商業・産業用製品セグメントでの求償債務を計上した。4~6月期の営業損益は264億700万円の赤字(前年同期は600億6200万円の黒字)、最終損益は93億8300万円の赤字(同559億8700万円の黒字)で着地した。7月に公表した速報値では営業損益は614億5000万円の黒字、最終損益は455億1500万円の黒字としていた。 ニデックは特別注意銘柄の指定解除に向け、改善計画を策定する。改善計画・状況報告書の適時開示は来年1月下旬を予定する。 出所:MINKABU PRESS
