東レが後場急上昇、6300万株を上限とする自社株買いを実施へ

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 東レ<3402.T>が後場急上昇している。午後1時ごろに上限を6300万株(自己株式を除く発行済み株数の4.20%)または500億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これを好感した買いが流入している。取得期間は11月17日から来年5月31日までで、資本効率の改善を加速させるのが狙い。また、11月28日付で自社株1億2700万株(消却前発行済み株数の7.78%)を消却するとした。

 同時に発表した9月中間期連結決算は、売上高1兆2343億円(前年同期比4.6%減)、純利益369億3500万円(同33.5%減)だった。衣料用途を中心に繊維事業は堅調に推移したものの、機能化成品、炭素繊維複合材料、環境・エンジニアリングの各事業で市況低迷や在庫調整の影響があった。

 なお、26年3月期通期業績予想は、上期の業績動向や事業環境などを踏まえて売上高を2兆6700億円から2兆6300億円(前期比2.6%増)へ下方修正したが、純利益は820億円(同5.2%増)の従来見通しを据え置いている。

出所:MINKABU PRESS

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