<動意株・14日>(前引け)=セグエG、児玉化、コスモバイオ

投稿:

材料

 セグエグループ<3968.T>=急速人気化。そのなか我が道を行く展開で10月7日の年初来高値705円を一気に上回り、値幅制限上限の743円まで買われる異色の上げ足をみせている。ネットワークセキュリティー製品の輸入販売とソリューションを手掛け、サイバー防衛関連の一角としてもマーケットの評価が高い。豊富な受注残を背景に足もとの収益は会社側想定を上回って好調な推移を示している。13日取引終了後に25年12月期第3四半期(25年1~9月)決算を発表、最終利益は9億4700万円(前期比54%増)と大幅な伸びを達成し、通期計画の7億8000万円を超過した。これがサプライズとなって投資マネーを強く誘引する格好となった。

 児玉化学工業<4222.T>=一時ストップ高。ここジリ高歩調にあったが、きょうはサポートラインの5日移動平均線をマドを開けて一気に上放れる形となっている。プラスチック成形加工メーカーで、自動車やトラックの内外装部品などのOEMメーカーとしても高い競争力を有するが、金属加工会社買収などに伴う業容拡大効果でトップラインの拡大が目覚ましく、利益の伸びにも反映されている。そうしたなか、13日取引終了後に26年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の12億円から14億円(前期比8.6倍)に増額しており、これをポジティブ視する買いを呼び込んでいる。

 コスモ・バイオ<3386.T>=物色人気にストップ高。同社は13日取引終了後、鶏卵バイオリアクター技術を用いて、甘味タンパク質「ブラゼイン」の製造に成功したと発表。世界的な砂糖代替品市場で優位に立つ可能性を広げるものだとしており、これが材料視されているようだ。ブラゼインは、ニシアフリカイチゴから抽出される天然の植物由来タンパク質で、砂糖(スクロース)の500倍から2000倍の強い甘味があり、次世代甘味料として高い期待が寄せられている。今回の成果は鶏卵バイオリアクターという日本発の技術を用いた次世代甘味料原料の低コストかつ大量生産に向けた一歩となるもので、中長期的なグループの成長戦略の柱のひとつとして位置づけ、積極的に事業展開を進めるとしている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。