本日注目すべき【好決算】銘柄 精工技研、奥村組、ユーグレナ (13日引け後 発表分)
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11月13日の引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。 精工技研 <6834> [東証S] ★今期経常を61%上方修正、配当も5円増額 ◆26年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.7倍の28.5億円に急拡大し、従来予想の16.5億円を上回って着地。データセンター向け光通信用部品の需要が増大する中、光通信用部品を製造する際に使用する光コネクタ研磨機や測定装置の販売が大きく伸びた。 併せて、通期の同利益を従来予想の31億円→50億円に61.3%上方修正。増益率が4.1%増→67.8%増に拡大する見通しとなった。 業績好調に伴い、年間配当を従来計画の75円→80円(前期は65円)に増額修正した。 奥村組 <1833> [東証P] ★今期経常を20%上方修正、配当も20円増額 ◆26年3月期の連結経常利益を従来予想の127億円→152億円に19.7%上方修正。増益率が42.3%増→70.3%増に拡大する見通しとなった。建設事業における追加工事の獲得や原価低減などによる採算改善が上振れの要因となる。 業績好調に伴い、年間配当を従来計画の220円→240円(前期は216円)に増額修正した。年間配当利回りは4.62%に上昇。 総医研HD <2385> [東証G] ★7-9月期(1Q)経常は黒字浮上・通期計画を超過、今期配当を5円増額修正 ◆26年6月期第1四半期(7-9月)の連結経常損益は1億3300万円の黒字(前年同期は2億6800万円の赤字)に浮上して着地。健康補助食品事業で利益率の高い商品へのアップセル施策を強化したうえ、広告宣伝費や販促費の効率化を進めたことが奏功した。業績が悪化していた中国化粧品事業を展開する子会社ビービーラボラトリーズの事業活動終了に伴うコスト抑制なども黒字浮上につながった。 通期計画の5500万円をすでに大幅に上回っており、業績上振れが期待される。 併せて、期末一括配当を従来計画の5円→10円(前期は5円)に大幅増額修正した。 ユーグレナ <2931> [東証P] ★今期営業を33%上方修正・最高益予想を上乗せ ◆25年12月期の連結営業利益を従来予想の24億円→32億円に33.3%上方修正。増益率が8.0倍→11倍に拡大し、従来の8期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。利益率の高いヘルスケア事業の売上高が計画を上回ることに加え、前期から継続している売上原価や販管費削減の効果が拡大することが上振れの要因。 アズーム <3496> [東証P] ★今期経常は20%増で7期連続最高益、実質増配へ ◆25年9月期の連結経常利益は前の期比42.7%増の26億円に拡大して着地。続く26年9月期も前期比20.4%増の31.4億円に伸び、7期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は駐車場の受託台数が拡大する中、サブリースサービスで賃料収入が増加し、26.1%の大幅増収を見込む。 併せて、今期の年間配当は126円とし、9月30日割当の株式分割を考慮した実質配当は18.9%増配とする方針とした。 同時に、30年9月期に営業利益125億円(前期実績は26.1億円)を目標とする中期経営計画も発表。 カヤック <3904> [東証G] ★今期経常を50%上方修正 ◆25年12月期の連結経常利益を従来予想の5億円→7.5億円に50.0%上方修正。増益率が28.9%増→93.3%増に拡大する見通しとなった。8月に上方修正した想定をさらに上回る勢いでハイパーカジュアルゲームが好調に推移していることを反映した。 セグエG <3968> [東証P] ★1-9月期(3Q累計)経常は48%増益・通期計画を超過 ◆25年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比48.3%増の15.2億円に拡大して着地。中央省庁向け超大型案件であるガバメントソリューションサービス(GSS)の売上計上が始まったことが収益を大きく押し上げた。 通期計画の14.8億円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。 動物高度医療 <6039> [東証G] ★今期経常を20%上方修正・最高益予想を上乗せ ◆26年3月期の連結経常利益を従来予想の8.5億円→10.3億円に20.2%上方修正。増益率が19.0%増→43.1%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。小動物の二次診療に対する旺盛な需要が続くことに加え、6月に実施した価格改定後も診療数への影響は見られず、売上高が計画を上回ることが利益を押し上げる。 レンティア <7081> [東証S] ★今期経常を25%上方修正・4期ぶり最高益、配当も5円増額 ◆25年12月期の連結経常利益を従来予想の24億円→30億円に25.0%上方修正。増益率が12.5%増→40.6%増に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。主力のレンタル関連事業で建設現場向け市場やイベント向け市場の売り上げが好調に推移したことを反映した。 業績好調に伴い、年間配当を従来計画の31円→36円(前期は1→2の株式分割前で60円)に増額修正した。 ムトー精工 <7927> [東証S] ★今期経常を7%上方修正、配当も11円増額 ◆26年3月期の連結経常利益を従来予想の22.5億円→24億円に6.7%上方修正。減益率が12.8%減→6.9%減に縮小する見通しとなった。デジタルカメラ部品や自動車関連部品の受注が増加するほか、固定費を中心とする経費削減の進展が上振れの要因となる。 業績好調に伴い、年間配当を従来計画の90円→101円(前期は94.5円)に増額修正した。年間配当利回りは5.99%に上昇。 株探ニュース
