明日の為替相場見通し=米政府機関の閉鎖終了で材料出尽くしとなるか

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 今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、米政府機関の閉鎖終了でいったん材料出尽くしとなるかどうかが注目される。予想レンジは1ドル=154円30銭~155円10銭。

 トランプ大統領は12日夜(日本時間13日昼)、連邦議会下院で可決したつなぎ予算に署名し、43日間に及んだ政府機関の閉鎖がようやく終了することになった。米経済の先行き不透明感が薄れるとの安心感がドル買いにつながりやすい半面、ここ数日は再開を先取りした動きが目立っていただけに相場格言の「噂で買って、事実で売る」展開となる可能性もある。

 また、ホワイトハウスのレビット報道官が12日、政府機関の閉鎖による影響で10月分の雇用統計と消費者物価指数(CPI)は公表されない可能性が高いと述べていることから投資家が様子見姿勢を強めやすい面もある。日経平均株価の先高観が強まればリスク選好的なドル買い・円売りが流入しそうだが、155円台では通貨当局による円安牽制発言や為替介入が警戒されるだろう。

出所:MINKABU PRESS

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